まろの陽だまりブログ

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せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

談山神社の青もみじ

2017年05月21日 | 日記

新緑がまばゆい季節である。
秋の紅葉もいいが
この季節の滴るようなカエデの緑も捨てがたい。

初めて知ったのだが・・・
この季節の楓を「青もみじ」と呼ぶそうだ。
もみじと言えばずっと「紅葉」と思い込んで来ただけに
ちょっと意外で、へえ!などと思ってしまった。
なんで知ったのかと言うとJR東海のテレビCMだった。

JR東海 かっこいいCM 美しい奈良 談山神社


なんかカッコいいCMである。
談山神社は取材でも何度か行ったことがあるので
懐かしくて思わず見入ってしまった。



談山神社は奈良県の桜井市にある。
多武峰の麓、緑の中にシンボルの十三重塔が美しく聳え建つ。
鎌倉時代の創建で祭神は中臣鎌足。
藤原氏の嫡男として学業優秀にして正義感強く
志を同じくする中大兄皇子とともに
古代史最大のクーデター「乙巳の変」(大化改新)を
みごとに成功させた功労者である。
聖徳太子亡き後、馬子、蝦夷、入鹿の三代にわたって横暴を極め
天皇すら意のままに操る最大権力者となった蘇我氏。
このあたりは何やら北朝鮮の金王朝にソックリではなかろうか。(笑)
その蘇我入鹿を飛鳥板葺宮大極殿で討ち果たし
今で言う「民主化」を果たしたのが中大兄と中臣鎌足だった。
何を隠そう・・・
私は中臣鎌足の大ファンなのである。



談山神社の青もみじは今が盛りらしい。
談山は別名「かたらいやま」とも呼ばれていて
かつて中大兄と鎌足の二人が
クーデターの密議をこらしたことから名づけられたと言う。
ああ、青もみじを見に行きたい!
この大広間でさわやかな五月の風に吹かれて
古代史のロマンにひたってみたい!