ご存じ「六本木ヒルズ」です。
二、三度、美術館に行ったことはありますが
それ以外はめったに足を踏み入れたことはありません。
かつて「ヒルズ族」という言葉で持て囃されたように
バブリーで金持ちな人間たちの巣窟でした。
六本木は都内有数の盛り場でもあって
若者や外国人を中心に夜な夜な大勢の酔客で賑わいます。
私も何度か六本木で飲んだことはありますが
まさかここで働くことになろうとは・・・
思ってもみませんでした。
４月の始めにお掃除バイトをやめて以来
ハローワークに通ったり、こまめに求人雑誌を見たりと
新しいバイト先を探していたのですが
なかなかいい仕事が見つからず少し焦っていました。
６０歳をこえたオジサンが働くのは
まだまだ大変なんです。
新しい職場は六本木駅から歩いて１０分。
西麻布のマンションです。
仕事は以前と同じ清掃ですが管理人も兼任です。
面接に行ったその場で「明日から働けます？」などと聞かれ
え、ええっ、明日からですか！
慌てている間にトントン拍子で決まってしまいました。
その場で制服とマニュアルを渡され
担当者から「よろしくお願いします！」と笑顔で送り出され
何やらキツネにつままれたような心持ちでした。
働き始めて今日でまだ三日目です。
職場は自宅から地下鉄一本で便利と言えば便利ですし
スタッフも私一人なので気楽なのですが
果たして続くのかどうか、イマイチ自信はありません。
もともと管理人とのトラブルで辞めたのに
その自分がよりによって管理人をすることになろうとは・・・
神様のいたずらでしょうか。
仕事帰りに撮ったロールスロイス。
こんな高級車がさりげなく駐車されてる街。
それが六本木ですねえ。
道行く人たちも明らかに自分とは別人種に感じますが
こんなところでやっていけるのでしょうか？