まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

喫煙難民

2017年05月19日 | 日記

最初は意味が分からなかった。
変わった名前の喫茶店があるなあという程度で
前を通り過ぎようとしたのだが・・・

店名のロゴの「🚬」を見て
すえ~るは「吸える」の意味だと初めて気がついた。
つまりタバコが吸える喫茶店なのである。
近頃はゆっくりタバコが吸える喫茶店もめっきり減った。
街の隅っこでちょっと一服と思っても
どこもかしこも「路上喫煙禁止」の仰々しい文字が並び
愛煙家にはつくづく肩身の狭い世の中である。
そんな風潮に敢然と反旗を翻した「救世主」のような喫茶店。



正体はタバコ屋さんなのである。
60がらみの、70もちょっとからんでいそうな
オバチャン二人が営んでいる。
これだけ「喫煙難民」が増えている現状を見ていて・・・

 「堂々とタバコが吸える喫茶店があったら儲かるのに」
 「なるほど、いいアイディアねえ」
 「そこの物置を取っ払ったらすぐにでも出来るわよ」
 「タバコ屋も待ちの経営じゃ生き残っていけないものねえ」

というやりとりがあったかどうかは知らないが
人通りの多い六本木通りのど真ん中で
かくして「攻めの経営」がスタートしたのであった。
店内はさして広くはないが
それぞれのテーブルには赤い灰皿が置いてあって
心置きなくタバコを吸うことができる。
コーヒーもさして美味しくないのだが一杯280円という
破格の値段が貧乏人には嬉しい。



東京オリンピックを前に
受動喫煙対策の議論が急激に高まっている。
わが団地の区民センターに設けられていた喫煙室も
この間、いきなり廃止されてしまった。
わが国は「国際難民条約」にも加盟しているのに
喫煙難民には全く容赦がない。
バカ高いタバコ税を払って社会に貢献しているのに
どうしてここまで迫害を受けるのか!
いっそのことタバコなんかやめてやる!と叫びたいが
それが出来ないのが悲しい・・・