世に懐かしきもの数々あれど
茅葺屋根にまさるノスタルジーはなし!
と言うぐらい・・・
茅葺屋根を見ると私の「懐かし度」はMAXになります。
旧内田家住宅は区内に唯一残る茅葺家屋です。
いいですねえ!懐かしいですねえ!
私が生まれ育った島根県出雲市の実家も昔は茅葺屋根で
こんな風に縁側に腰を下ろしては
お茶を飲んだりお喋りをしたりするのが日常でした。
広々とした玄関土間。
上がり框の下が下駄箱になってなっているんですねえ。
座敷までの高さは6、70センチ。
私には高すぎてとても一度では昇りきれません
うーん、だだっ広いです。
手前の板の間には囲炉裏がしつらえてあって
その奥には座敷が三つと寝室。
開け放った縁側から気持ちいい風が吹き抜けていきます。
今風に言うと「4LDK」ですが
団地サイズのウサギ小屋とは比べものにならない広さと開放感です。
天井の梁なども太くてしっかりしています。
この旧内田家住宅は明治二十年代に建てられたそうですが
一部には江戸時代の部材も使われているそうで
堂々たる歴史と品格を誇っています。
重厚感という点では私も負けてはいませんが
うーん、品格がなあ・・・(笑)
家の裏側に回ってみると・・
ああ、昔ながらの井戸が見えますねえ。
実家にも古いつるべ井戸があって
夏はスイカを丸ごとドボンと突っ込んで冷やしたり
冷たい井戸水でプールを楽しんだりと
思い出は尽きません。
おお、カマドもありますよ!
関西では「おくどさん」とか「へっついさん」とか言いますね。
カマド炊いたご飯はまさに絶品で
オカズがなくても白飯だけで三杯はいけます!(笑)
最近、家の炊飯器の調子が悪くて
どうも飯がマズイので
思い切ってカマドに替えたいと思うのですが
無理でしょうかねえ・・・
限りなくノスタルジーをかきたててくれる茅葺屋根。
住んでみたい、もう一度昔に戻りたい!
と思いつつ、30分で見学終了!