新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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セツブンソウ:節分草(短い春に生きる)

2006-03-15 07:02:32 | 植物観察1日1題
3月13日、仲間と丹波篠山へセツブンソウを見に行きました。
寒の戻り、それも猛烈な寒波襲来で、3月半ばというのに現地は雪化粧でした。
春、寒さをしのいで芽を出し、節分のころに咲くというのでこの名があるセツブンソウ:節分草(キンポウゲ科セツブンソウ属)は、山地の木陰などに生える多年草で、多くは石灰岩地に群生します。
葉は5角形の各片に中央部が深く切れ込んだ形で各裂片は羽状化し、花の下には切れ込みのある輪状の総苞葉があり、上に1花をつけます。
直径2cmほどの花は、5枚の白い花弁と見えるのは萼片で縦しわがあります。花弁は退化して黄色の蜜腺になっており、薄紫色の葯はこの花弁(蜜腺)より長くなっています。中心の紫と黄色が白い花弁によく似合っています。
この場所は、春早く咲き出して初夏には消えてしまうスプリングエフェメラル(春の儚い命)といわれる草花が何種類かひとところにかたまって自生する珍しいところです。明日以降も順次“春の儚い命”たちをご紹介することにしましょう。

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