新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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チングルマ:稚児車(季節折々に楽しめる)

2008-10-21 06:23:24 | 植物観察1日1題

10月19日の立山室堂の朝、快晴の高原はぐっと冷え込んで一面白い霜でした。
あちこちに、長くのびたチングルマの羽毛状の果序(そう果)が、朝の光に照らされています。足元を見ると奇数羽状複葉の葉の縁が霜に縁取られてきれいな模様になっていました。
チングルマ:稚児車(バラ科チングルマ属)高山帯の日当たりのよい地下水の豊富な岩石地に生える匍匐性矮小低木で、高さ10cmくらい、花直径2cmほどの淡いクリームの5弁の花をつけます。
花後、花柱が長く伸び、はじめよじれているのが次第にほぐれて羽毛状になり、風にそよぎます。チングルマの名は、この輪状の果実を子どものおもちゃの風車に見立てた稚児車がなまったものされています。
夏の花、花後の果実、秋の紅葉(06年10月18日記事)と、季節折々に楽しめるチングルマですが、
この記事を書いていると、まだ花が登場していないことに気がつきました。やはり稚児車です。

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