新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

クログワイ:黒慈姑(クワイの本家はこれ) 

2010-09-16 20:50:20 | 植物観察1日1題

去年の10月10日にもこのクログワイ:黒慈姑を取り上げています。
“名前を聞いて思わず聞き返したのがクログワイ:黒慈姑です。それもそのはずクワイとは縁もゆかりもないカヤツリグサ科ハリイ属でした。名前の由来になったのは、地下茎の先に生える径7~18mmの黒い球茎で、これがオモダカ科のクワイに似ていて食べられるからだそうです。”
とありました。今年見たクログワイには花穂があり、小穂には白い蕊が出ていたので、カヤツリグサの仲間だということに少しは納得しました。
日本料理に使うクワイはオモダカ科の変種の球茎で中国から渡来したもので、それより前に日本でクワイといっていたのがこのクログワイで、渡来種のほうが知られるにつれて、球茎が黒いのでクログワイと呼ばれるようになったそうです。つまり本家のクワイが名前の母屋を取られてしまったというわけです。牧野図鑑でクワイの名は食べられるイ(灯心草)となっていることもこれで納得ができ、クログワイ、イ、クワイの関係も分ったというわけです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿