近くの畑の側を歩いていると、変わった形の葱があります。ヤグラネギとはこのことかとやっとわかりました。
ヤグラネギは、ネギの変種。晩春、茎を数十センチ伸ばして花を球状につけ、この花の幾つかが鱗茎に変わって子ネギとなって伸び、さらにその新芽を成長させるとその先頭に珠芽をつくり孫ネギができます。これが地上に倒れると根を出して繁殖します。
親子ネギ、二階ネギ 三階ネギなどの名もあるヤグラネギですが、ヤグラになる時期には茎は固くなって食用にならず、その脇芽として育つ新芽を食べるそうです。
長ネギより美味しいとか、不味いとか異なる評価があるそうですが、畑で見たヤグラネギは畝からはみ出て、そこいらじゅうに生えているといった風で、食用として重用されているようには見えませんでした。