近所の園芸好きの奥さんが咲かせている花を見て、トウワタですねと声をかけたら、“トウワタではありませんアスクレピアスです”といいます。
写真を撮って帰り、調べますとやはりトウワタ:唐綿(ガガイモ科)で、学名がAsclepiasとなっていました。
熱帯アメリカ原産で、温室内に栽培する多年生または1年生草本で、種子を春蒔きして育てます。
高さは1mくらいになり、葉は長さ10cmのヤナギの葉状で、濃緑色、光沢があり対生します。
夏、茎頂に散形花序がつき橙赤色の小花を多くつけます。
花後、披針形で先が尖った果実をつけ、中に白い毛をつけた種子があります。この種子がワタに似て、外来種であるところからトウワタの名があります。
有毒な乳液を含むので英名ではミルクウイードです。この毒草を食草とするのがオオカバマダラの仲間で、トウワタなど有毒なガガイモ科植物を食べて育ち、その毒を体内に蓄えて自らを防衛する習性で知られています。(参考:フウセントウワタ 12月21日記事)