昨日、一昨日の記事の薬科大学付属薬用植物園にテンダイウヤク:天台烏薬(クスノキ科クロモジ属)が実をつけていました。
不老不死の妙薬として秦の徐福が日本にもたらしたという伝説があるテンダイウヤク(09年4月18日記事)ですが、単に烏薬ともいわれ薬用にされるテンダイウヤクは、古く小野蘭山(1729-1810)の「本草綱目啓蒙」に「烏薬は城州(山城国)八幡で多く栽培されている」とあり、この園内のあちこちに自生している実生苗は、いつのまにかこれらが野生化しているものと考えられています。
薬にされるのは根で、健胃、腹痛、頭痛薬に用いられます。
北海道にもアイヌの「不老長寿の実」ハスカップの実があります。実の大きさも色もテンダイウヤクとほぼ同じです。このハスカップ 我がマチが栽培日本一で シロップ・ジャム・ジュースなどに使われています。
毎年6月下旬頃に熟して 沢山食べているので 死ぬまで生きるはずです。