済州島の東南部にある、韓流ドラマ「オールイン」のロケ地で知られる海岸に、日本でもよく見られる海浜の草花がいくつも見られました。
青白い葉の感じがボタンの葉に似ているというのでこの名があるボタンボウフウ:牡丹防風(セリ科カワラボウフウ属)です。ハマボウフウ(05年6月17日記事)が砂地に生えるのに対してボタンボウフウは海沿いの草地や崖、岩場などに生えます。
高さは60~100cm、葉は1~2回3出複葉で厚くて軟らかく、小葉は倒卵形で先端に浅い切れ込みがあります。若い葉を食用にし、昔は根を薬用ニンジンの代用としたそうです。
7~9月、白い小さい花が多数集まって複散形花序をつくり、花火が開いたような形になります。