道端に黄色いひじきのような草が見えました。
黄葉したカナビキソウ:鉄引草(ビャクダン科カナビキソウ属)です。
山野の日当たりのよい草地に生える半寄生の多年草で根はほかの草の根に寄生します。
高さは10~25㎝になり、互生する葉は長さ2~4㎝の線形で先がとがります。4~6月葉脇に外側が淡緑色で内側が白色の小さな花を1個ずつつけます。花弁はありません。(08年5月29日記事)
果実は長さ約2㎜の楕円状壺形で中には種子が1個入っています。熟すと脈と脈との間に網状の模様が目立つというのですが、写真では、未熟なのか、撮影が下手なのかはっきりしません。
葉も花も果実も小さく控えめで、何やら寄生生活で遠慮しているように見えます。