ひよりの音楽自己満足

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茂木由多加さん フライト・インフォメーション

2017-09-01 23:08:22 | 四人囃子
 先日、いつものようにツイを見ていたところ、ななんと<四人囃子>や幅広い音楽ジャンルで活躍されたキーボード奏者<茂木由多加さん>の、これまでCD化されていなかった2ndアルバムが発売されるとの情報が!もう超ビックリ!78年発表の1stアルバムはCD化されて、以前にこちらでも紹介させていただきましたが、80年発表の2ndアルバムがその時点ではCD化されていなくて、非常に残念な思いをしましたが、これはほんと嬉しいっす!もちろん即ポチっとしました。
 2ndアルバム「フライト・インフォメーション」。スペーシーかつ近未来的でテクノチックなジャケットで、どんなサウンドか想像するのが楽しくなります。参加メンバーは、ドラムス<岡井大二さん>、ギター・ベース<佐久間正英さん>の<四人囃子>の盟友お二方が脇を固めています。
 アルバム1曲目は「異常接近(ニアミス)」。アップテンポで華々しくはじまって、躍動感たっぷりのノリノリモードで楽しくスリリングに、宇宙を猛スピードで駆け巡っているかのようです。中盤ではヴォコーダーでのナレーションがはいって、その後パワフルなタムドラムがはいってより躍動的になり、ギターがうねって。そこかしこに入るベースのフィルが曲を盛り上げてますね。
 2曲目は「フライト・インフォメーション」。アップテンポのノリノリモードで、まるでサンバのように思わず笑顔になってしまうくらいに明るく楽しく、ダンサブルに。後半ではドラムが叩きまくって盛り上げて。
 3曲目は「パーキング・エリア」。ピアノがミドルテンポでゆったりとムーディにながれ、クリスタルサウンドが甘くメロウに響いて。まるで恋人同士が寄り添っているかのように。後半のブレイクのあとはスペーシー感も加わって深みを増して。
 4曲目は「ベルサイユ」。前曲に続いてピアノがしっとりとムーディに響いて。
 5曲目は「トワイライト・ゾーン」。パワフルなタムドラムから躍動感たっぷりにはじまって、ミドルテンポでファンキーな感じのなか、ギターがうねり、ピアノがリズミカルに、そしてミステリアスな感じに。後半にはギターソロがたっぷりと。
 6曲目は「テルスター」。往年の名曲のカバーです。アップテンポのノリノリモードで明るく楽しく、かつスペーシーにはじまって。躍動感たっぷりのパワフルなドラムにのって、オルガンがのびやかにながれ、ギターものびやかに爽やかに奏でて。後半はドラムが叩きまくってより盛り上げて。
 7曲目は「オーロラ」。電磁波ノイズ風の音がながれるなか、ミドルテンポのリズムが静かにはいって、ピアノがミステリアスに響き、低音のシンセサウンドがのびやかに。まさしくオーロラをみているかのような神秘的な曲ですね。
 8曲目は「ドイツ・イデオロギー」。アップテンポのリズミカルなテクノリズムがダンサブルにながれ、オルガンがのびやかに爽やかに。そしてギターのヘヴィリフがはいって、そこからギターのうねりまくるソロが。終盤にはシンセのアグレッシブなソロが。
 9曲目は「スカイ・ラブ」。ミドルテンポの静かなリズムが奥深くながれ、ピアノのフィルが綺麗に響いて。そしてピアノがしっとりと奏で、ギターがゆったりとほのぼのと奏で、シンセものびやかに奏でて、ドラマティックに盛り上がって。終盤では静かになって、ピアノが綺麗に響き、ギターがのびやかに。当時のFM放送の「クロスオーバーイレブン」のオープニングとエンディングに使われたそうです。
 10曲目は「ベルサイユ<リマインド>」。ピアノのゆったりとしっとりとしたドラマティックなフレーズが繰り返されて、徐々に徐々に静かにフェードアウトして。
 これほどの素晴らしいアルバムがなぜいままでCD化されなかったのか、本当に不思議でなりません。とっても明るく楽しく躍動感たっぷりのノリノリ曲や、しっとりとムーディかつほのぼのした心温まる曲など、アルバム通して楽しませてくれますね。茂木さん・佐久間さんが天国へ旅立ってしまったのが残念でなりません。

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