ひよりの音楽自己満足

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Providence 1

2008-02-20 06:55:15 | ジャパン・プログレ
 某プログレサイトのCDレヴューで見つけたのがこの<PROVIDENCE>の2ndアルバム。大陸が宙に浮いている幻想的なジャケットに惹かれました。でもすでに廃盤とのことなので根気よく某オク等を毎日チェックしてやっと手にいれました。そして同じころ1stアルバムも某CD店のサイトでみつけてこちらも手にいれました。
 <PROVIDENCE>は、札幌のプログレッシブ・ロック・バンドで、キーボードの<塚田円さん>を中心に1985年に結成されました。キーボード・ギター・ベース・ドラムス・ヴォーカルの5人編成で、まず86年にデモテープ「伝説を語りて」を発表します。そしてギター・ベースがチェンジして、87年にデモテープ「時の涙」を発表。その後ドラムが交代し、88年には札幌でのライブと、初の東京でのライブも完遂。この後再びドラムが交代するも、89年夏から1stアルバムのレコーディングをはじめます。そして翌90年、ついに1stアルバム「伝説を語りて」が発表されます。メンバーは塚田さんの他、女性ヴォーカルの<久保田陽子さん>、ギターの<小野さとしさん>、ベースの<広瀬泰行さん>、ドラムスの<杉山雄一さん>の5人です。 1曲目は14分に及ぶ大作「ガラテア」。いきなりパワフルでスリリングなハードロックからスタートします。少し落ち着いてから久保田さんの美しくもパワフルなヴォーカルが入ります。中盤には歪ませたベース音のソロ、そして後半にはチョッパーベースソロも。そしてブラス音のキーボードソロ、そしてアグレッシブなギターソロも。ラストはドラマティックなエンディングを迎えます。 2曲目は「永遠の子供」。ソフトなイントロから始まってミドルテンポのヘヴィなリフが。ヴァースは久保田さんのヴォーカルが映える落ち着いた感じに。間奏はヘヴィなギターリフとベースをバックに華麗なキーボードソロ。そして美しいヴァースを挟んでヘヴィなギターソロが。 3曲目は「夢狩民幻想」。ドラムから始まり、一転アコースティックギターをバックに優しい感じのゆったりとした美しいヴォーカルが入ります。中盤にはピアノをバックにエモーショナルなギターソロが。そして男性のパワフルなヴォーカルも。そして久保田さんのパワフルな歌とともに盛大に、そしてエンディングは静かにFin。 ラスト4曲目は20分にも及ぶ超大作「伝説を語りて」。アコースティックギターの抒情的なイントロからはじまり、久保田さんの素朴な感じのヴォーカルが入ります。そして3分くらいから一転ヘヴィなギターリフとともに爆発!パワフルなハードロックに。その後もテクニカルに、メロディアスにと、どんどん展開していきます。中盤には激しいドラムソロ・ピアノソロ・ギターソロも。ラストは劇的なフィナーレを迎えます。
 塚田さんのテクニカルで綺麗なキーボードと、久保田さんの美しくもパワフルなヴォーカルが特に印象的な素晴らしいプログレ・アルバムです。無論、ベースもギターもドラムスも素晴らしい!
 アルバム発表翌月から発売記念ツアーに出発。札幌・旭川、そして東京と大阪でライブを行います。順調に活動していくかと思いきや、翌91年に85年のバンド結成時からのメンバーである久保田さんが脱退してしまいます。

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