ひよりの音楽自己満足

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美狂乱  狂暴な音楽

2015-04-16 20:51:24 | ジャパン・プログレ
 日本のKing Crimsonこと、老舗プログレバンド<美狂乱>。1974年ころ、ギター&ヴォイスの<須磨邦雄さん>が中心となって結成され、76年ころにバンド名を<まどろみ>とし、King Crimsonのカヴァーを中心に活動され、そして78年にバンド名を<美狂乱>に戻し、オリジナル曲中心の活動をはじめ、さらにドラマーに<佐藤正治さん>が加入されてバンドは数段グレードUPして人気も倍増されたそうで。その後、デビューアルバムの話がはじまったころに、なんとその佐藤さんが脱退してしまい、バンドは元ドラマーの<長沢正昭さん>が復帰され、ベースに<白鳥正英さん>が加入されて、1982年に1stアルバム「美狂乱」を発表。そしてその翌年83年に2ndアルバム「PARALLAX」を発表されます。しかし、レコ発ライブのあと、バンドはこの年に活動を休止してしまいます。
 その11年後の1994年にメンバーを一新して復活され、ギター須磨さん、ベース<三枝寿雅さん>、ドラムス<影島俊二さん>、キーボード&ヴォーカル<大塚琴美さん>、ギター<望月一矢さん>、パーカッション<鈴木章仁さん><田口正人さん>、ヴォーカル<田沢浩司さん>の8人編成となり、1995年に3rdアルバム「五蘊(ごうん)」が発表され、レコ発ライブを敢行されて。
 その後、96年にメンバー編成が再び元の3人トリオ編成になります。ギター須磨さん、ベース<三枝寿雅さん>、ドラムス・ヴォーカル<清水禎之さん>で、97年9月に今回紹介させていただく4thアルバム「狂暴な音楽」を発表されます。気味の悪い目のジャケット、ちょと怖いっす。
 アルバム1曲目は「狂暴な街」。ダイナミックなリフからアップテンポで激しくはじまって、ミドルテンポになって迫力あるパワフルなヴォーカルとミステリアスなギターリフが。中盤ではミステリアスなギターソロが。そしてメロトロンサウンドがのびやかにながれて。その後ダイナミックリフと叩きまくりドラムからうねるベースにのってパワフルでのびやかなヴォーカルと、ミステリアスなギターリフが。終盤ではシロホンのテクニカルなソロが。そしてヘヴィギターリフと叩きまくりドラムから盛り上がって。ラストはミステリアスなリフから盛り上がって、不気味な笑い声が響いて。
 2曲目は「地に足」。ダイナミックなリフから激しく弾きまくり叩きまくりで盛り上がって、アップテンポの激しいリフからパワフルでリズミカルなヴォーカルがはいって、ミステリアスなリフと叩きまくりドラムからヴォーカルがのびやかに。中盤ではヘヴィリフと叩きまくりドラムフィルからうねるベースにのってギターの弾きまくりソロが。終盤ではミステリアスなヘヴィリフからリズミカルなヴォーカルがはいって。ラストはミステリアスなリフが。
 3曲目は「狂暴な宴」。リズミカルなリフからアップテンポのノリノリモードでキーボードがのびやかに奏で、シロホンとヴォーカルがリズミカルに。サビではのびやかなコーラスが。中盤ではブレイクからシロホンのフィルとギターのリズミカルなリフからティンパニ風サウンドが打ち鳴らされ、ブレイクから一旦とまったあと、メロトロンサウンドがゆったりとしっとりとながれ、パワフルなスネア連打からキーボードがのびやかに奏で、ギターとシロホンのユニゾンリフから、ベースがうねるなか、メロトロンサウンドがのびやかに。終盤ではギターのリズミカルなリフからキーボードがのびやかに奏で、ヴォーカルとシロホンがリズミカルに。そしてコーラスがのびやかに。ラストはパワフルなブレイクが。
 4曲目は「狂暴な砦」。ダイナミックなリフからシンセがのびやかに奏で、ギターのヘヴィリフと叩きまくりドラムフィルからウネルベースにのってヴォーカルがのびやかに。中盤ではリズミカルなリフからシロホンのリズミカルなソロ、続いてブレイクからうねるベースにのってギターのテクニカルな弾きまくりソロが。ドラムも叩きまくってギターも激しくアグレッシブに弾きまくって。終盤ではダイナミックなリフからブンブンうねるベースにのってシンセがのびやかに奏で、ヴォーカルがゆったりとのびやかに。ラストはヘヴィリフからシンセがのびやかに奏でて。
 5曲目は「ひぐらし野郎」。アップテンポのヘヴィギターリフからブラスサウンドがのびやかに、リズミカルに響き、うねるベースとヘヴィリフからエフェクトのかかったパワフルなヴォーカルがはいって、不気味なヘヴィリフとスリリングなブレイクからヴォーカルがのびやかに、そしてリズミカルに。中盤ではベースとメロトロンサウンドがのびやかに響き、パワフルなドラムフィルからギターとキーボードがユニゾンでリズミカルなリフやテクニカルなリフを。その後ブレイクからうねるベースにのってメロトロンとギターがのびやかにミステリアスに奏でて。終盤ではギターのリズミカルなリフからパワフルなドラムフィルがはいって、アップテンポでパワフルなヴォーカルとヘヴィギターリフが交互に。ラストはリズミカルなヘヴィリフが左右に振られて、フェードアウトしていって。
 6曲目は「Creep Funk」。ダイナミックなリフがうねるベースにのってゆったりとながれ、ギターのリズミカルなリフと、パワフルなドラムフィルからミドルテンポのリズムがはいって、テクニカルなベースリフとのびやかなギターリフからゆったりとしたヴォーカルがはいって。その後バスドラが♪ドンドンと響き、ギターのミステリアスなリフからミドルテンポでヴォーカルがのびやかに。中盤ではゆったりしたベースリフからタムドラムやチャイムが響き、シロホンのテクニカルなソロが。その後ダイナミックなリフからギターのヘヴィサウンドがのびやかに響き、そこからギターの弾きまくりソロが。続いてブレイクから叩きまくりのドラムソロへ。終盤ではヴォーカルがゆったりちのびやかに、力強く歌って。
 7曲目は「狂暴な悪夢」。ダイナミックなリフからギターとキーボードがのびやかにゆったりと奏で、うねるベースとギターとキーボードのリフからヴォーカルがのびやかに。その後シンセのリズミカルなソロ、続いてギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。終盤では明るく楽しいリフにのってヴォーカルがのびやかに歌い、メロトロンサウンドがミステリアスに響き、パワフルなブレイクからコーラスがはいって。
 エネルギッシュにアグレッシブに弾きまくるギター、ぶんぶんうねりまくるベース、激しく叩きまくるドラムと、まさにタイトル通りに“狂暴な音楽”を聴かせてくれますね。パワフルでスリリングで手に汗握る、凄い迫力です。もちろんそれだけではなく、じっくり聴かせてくれる場面もあって、聴き応えのあるアルバムですね。

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