ひよりの音楽自己満足

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ROUND HOUSE #0 (SHAPE ZERO)

2017-11-05 13:12:29 | ジャパン・プログレ
 70年代から活躍される関西の老舗プログレバンド<ROUND HOUSE>。リーダーでギターの<加藤正之さん>が中心となって1975年に結成され、76年から78年には大規模なロックイベント“8・8ロック・デイ”に出場され、3年連続で決勝大会に進出されるなど大活躍されたそうですが、その後、紆余曲折あり、途中休止期間もありながらも91年に70年代の音源が収録されたバンド初のアルバム「人造人間」が発表され、2001年には完全復活。2006年にはアルバム「3-D」を発表されます。その後バンドはそれまでは加藤さんを中心にギター・キーボード・ベースの3人と打ち込みでインストを演奏されていましたが、一転、Sax・ヴァイオリン・ソプラノヴォーカルが加わり、さらにはダンスやシルク・ド・ソレイユなどの視覚パフォーマンスも加わって大幅にスケールアップされたバンドに変貌。その後2013年にアルバム「Never」が発表されました。
そして2017年、「#0」というミニアルバムを発表されました。このミニアルバムは2017年2月に大阪なんばHATCHで開催されたライブのために書かれた楽曲を集めた限定ミニアルバムとのことで。暗く神秘的なジャケット、そそられますね。
 アルバム1曲目は「Slip from AICAM」。時計の秒針のような音が響き、女性のナレーションからスキャットがのびやかにながれて。そしてシンセのミステリアスなリフからヴァイオリンが伸びやかに切なく哀しく奏でて。
 2曲目は「Lost Impression World」。ミドルテンポの力強い和太鼓のような音がドンドンとはじまって、シンバルロールからダイナミックリフがはいって、そこから美しいコーラスがのびやかにゆったりと流れ、Saxのびやかに幽玄に奏でて。中盤ではダイナミックなブレイクからアップテンポになって、躍動感たっぷりのドラムにのってシンセがドラマティックに奏でて。そしてブレイクからSaxのリズミカルなリフがはいって、その後ゆったりした感じになり、ギターのエモーショナルなソロが。途中からアップテンポになってテクニカルに。終盤ではだいナミックなブレイクからSaxがリズミカルに奏でて。
 3曲目は「Reborn Knight」。シンセの幻想的で奥深い音色がのびやかに。そしてミドルテンポの勇ましい感じのリズムがはいって、シンセがのびやかに奏で、ダイナミックなブレイクから躍動感たっぷりのドラムにのってシンセのリズミカルなリフ、ストリングスサウンドのリズミカルなリフがながれ、ベースのリズミカルなソロが。中盤ではギターのエモーショナルなソロ、Saxのテクニカルなソロ、さらにシンセのテクニカルなソロが。終盤では静かになって、フルート風サウンドがのびやかにながれ、ストリングスのミステリアスなリフがながれて。
 4曲目は「Critical Lift」。シンセサウンドが奥深く神秘的に響き、ストリングスのリズミカルなリフからアップテンポの躍動感たっぷりのリズムがはいって、ドラムが叩きまくり、ストリングスのリズミカルリフがスリリングにながれ、そこからシンセのテクニカルなソロへ。中盤ではリズミカルリフからSaxのテクニカルなソロ、ドラムの叩きまくりソロへ。その後ミドルテンポになってギターのエモーショナルなソロが。終盤ではアップテンポになってストリングスがのびやかに奏で、テクニカルなブレイクからギターのテクニカルなソロ、シンセのテクニカルなソロが、ピアノのテクニカルなソロが。ラストはリズミカルなリフからドラムが叩きまくって盛り上がって。
 5曲目は「Life With」。ピアノの音色がたおやかにながれ、コーラスサウンドが幻想的に響き、ハープのような音色のリズミカルなリフからフルート音がのびやかにたおやかに、そしてヴァイオリンがゆったりとのびやかに奏でて。その後ギターのエモーショナルなソロが。終盤ではピアノのリズミカルなリフが心地よくながれて。
 とにもかくにも音の奥行や高さ広さなど、凄いスケールの大きさを感じます。サウンドだけなのに、生演奏とシルクドソレイユの光景が目に浮かぶように、華麗で妖艶でしかもスリリング!5曲20分弱ではほんと物足りないっす。いつかまた機会があればライブ観に行きたいっす。そして新たなフルアルバムも期待したいっす。

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