ひよりの音楽自己満足

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NEGASPHERER Castle In The Air/砂上の楼閣

2017-11-12 08:32:26 | ジャパン・プログレ
 1984年、85年と2枚のスタジオアルバムを発表されながらも、CD化されることもなく、消えてしまった幻のジャパンプログレバンド<Negasphere>。その後85年と86年に行われたライブの音源の一部が1992年にCDで発売されました。そして時を経てネットが普及し、個人の音楽blog等も増えてきて、当時のスタジオアルバムのレコードは手に入れることは困難ながらも、85-86のCDは割と手に入ることもあって、ここも含めていくつかのblogでも紹介されて。そこからメンバーの方々の熱意とファンの方々の後押しもあったと思いますが、復活に向けて動き出され、2012年12月に吉祥寺シルエレで再始動ライブを敢行!超満員!大盛況!感動の嵐!(詳細はライブレポにて)そしてこのblogでもメンバーの方々から1stと2ndのオリジナルアルバムCD化に向けて鋭意制作中とのコメントをいただいておりましたが、2016年、ついにCD発売されました!感無量!
 <Negasphere/ネガスフィア>は、シンセサイザーを操る<川崎薫さん>が中心となって1977年に結成されたそうです。ですがメンバーの出入りが激しくなかなか安定しなかったそうで。そして83年後半に元グリーンのテクニカルドラマー<菅野詩朗さん>が加入。強力なリズムセクションが誕生したことでバンドの安定感が増して、翌84年には待望の1stアルバム「Castle In The Air/砂上の楼閣」が発表されます。メンバーは川崎さん・菅野さんの他、ベース<徳武浩さん>、ギター・ヴォーカル<真嶋宏佳さん>、ピアノ<矢田徹さん>です。今回アルバムジャケットは、ピンク基調ながらも光る剣を持鋭いつ赤い眼の女刺客が描かれていて、攻撃的な切れ味鋭いサウンドも期待しちゃいますね。
 アルバム1曲目は「GEAR OF COSMOS」。シンセサウンドが華麗に鮮烈に、まるでファンファーレのように響いて。そしてパワフルなドラムからダイナミックリフがはいってリズミカルに明るく爽やかになり、ヴォーカルがはいって力強く盛り上がって。中盤ではギターのエモーショナルなソロが。そしてキーボードの華やかなリフからギターが幻想的にのびやかに奏で、そこからテクニカルな弾きまくりソロを。その後キーボードとギターのテクニカルなユニゾンリフからキーボードのテクニカルなソロへ。終盤ではユニゾンのテクニカルリフからドラムが叩きまくりダイナミックリフが。
 2曲目は「BEYOND LOVE」。ダイナミックなヘヴィリフからスリリングにはじまって、アップテンポのノリノリモードでシンセがスペーシーにのびやかに奏で、ドラムが叩きまくって、そこからギターのテクニカルなソロが。さらにダイナミックリフから再びギターが弾きまくって。その後一旦止まってからキーボードとヴォーカルがゆったりと浮遊感たっぷりにながれ、ピアノが美しく響き、ヴォーカルが力強くのびやかに、ドラマティックに盛り上がって。中盤ではアップテンポでパワフルでリズミカルなリフと叩きまくりドラムがはいって、そこからシンセのスペーシーでテクニカルなソロ、そしてギターのエモーショナルなソロが。終盤ではダイナミックリフからヴォーカルとシンセがゆったりとのびやかに、そしてヴォーカルが歌い上げて盛り上がって、ダイナミックリフが。
 3曲目は「ANOTHER DAWN IS BREAKING」。シーケンスリズムからダイナミックリフと叩きまくりドラムがはいって、アップテンポでリズミカルなリフにのってベースとシンセがのびやかにながれて。そしてミドルテンポのベースのパワフルなリフと、アップテンポのリズミカルなリフ、ミドルテンポのメロウなリフからリズミカルなヴォーカルがはいって。中盤ではヴォコーダーのスペーシーなヴォーカルがのびやかにながれ、ダイナミックリフと叩きまくりドラムからキーボードのテクニカルなソロ、ギターの弾きまくりソロが。終盤ではミドルテンポでリズミカルなヴォーカルがはいって、パワフルでリズミカルなユニゾンリフが。
 4曲目は「HOLY GROUND CEREMONY」。チェンバロ風サウンドのリズミカルなリフからシンセサウンドが響き、スリリングなダイナミックリフからギターのテクニカルなソロが。そしてリズミカルなリフからシンセがのびやかに奏で、のびやかなヴォーカルがはいってドラマティックに。中盤ではアップテンポのキーボードリフからベースの躍動感たっぷりのリフがはいって、リズミカルなリフがスリリングに。そしてギターのテクニカルなソロ、キーボードのテクニカルなソロがスリリングに展開して。終盤ではゆったりとのびやかにドラマティックに。そしてダイナミックリフからシンセの華やかなサウンドがながれ、ギターとキーボードのユニゾンリフがスリリングに。その後キーボードがエモーショナルに奏で、ヴォーカルがのびやかに、ドラマティックに盛り上がって。
 5曲目は「AT THE LAST MOMENT」。美しいピアノの音色がゆったりとながれ、ミドルテンポでキーボードがゆったりとのびやかに。そしてフルート風サウンドのリフからのびやかなヴォーカルがはいって、アップテンポになってリズミカルなリフからキーボードのエモーショナルかつテクニカルなソロが。中盤ではギターのアヴァンギャルドかつテクニカルなソロが。その後ミドルテンポでピアノの美しい音色がゆったりとながれ、シンセサウンドが浮遊感たっぷりにゆったりとながれ、ヴォコーダーのヴォーカルがのびやかに。終盤ではキーボードのリズミカルなリフからアップテンポのノリノリモードになって、そこからキーボードのテクニカルなソロへ。ラストはミドルテンポでヴォーカルがのびやかに、そしてピアノの美しい音色がゆったりとながれて。
 オリジナルアルバムではここまでですが、今回のCD化で2曲追加収録されています。
 6曲目は「NO MORE RAINY DAY」。まずはピアノのダークでミステリアスなソロが。その後ダイナミックリフからギターがのびやかに奏で、オルガンも力強くのびやかに奏で、ダイナミックリフからギターの哀愁たっぷりのエモーショナルなソロが。中盤ではピアノのパワフルでリズミカルなリフからギターのヘヴィリフがはいってミドルテンポでギターとオルガンがのびやかに奏でて。その後ピアノのダークソロ、ギターのエモーショナルなソロが。終盤ではピアノのパワフルなダークリフからギターのヘヴィリフがはいって、ギターとオルガンがのびやかに奏でて。
 7曲目は「SECOND SELF LOSER」。ピアノのミドルテンポのリズミカルリフからヴォコーダーのヴォーカルがのびやかに爽やかにながれて。そしてスネアのリズムからシンセサウンドが浮遊感たっぷりにながれ、のびやかなヴォーカルがはいってドラマティックに。
 まず“素晴らしい!”の一言に尽きます。なぜこれほど素晴らしいアルバムがCD化されなかったのか、全く納得がいきません。いままでこの素晴らしい音源を聴けなかったことが本当に悔しく思うくらいに。もちろん音質的には完ぺきとは言えませんが、楽曲の素晴らしさのほうが遙かに上回ってますね。音質的にまず驚いたのはシンセサウンドとピアノの美しさ、華麗さ。音像がくっきりしていて、その場で聴いているかのように感じました。そしてベースも力強く厚くくっきりと聴けて嬉しくなっちゃいました。ライナーノーツではリマスタリングで困難を極められた苦労の様子が書かれていますね。また、2012年のライブの時にMCで菅野さんが「鬼のように難しい」と言われていましたが、確かにこれを再現するのは大変だろうと思うくらいに複雑に叩きまくっておられますね。とにもかくにもこのアルバムをこうして聴けて本当に嬉しいっす。ご尽力されたメンバーの方々やスタッフの皆様に御礼を言いたいくらいです。2ndアルバムも楽しみ♪

 なんと、この1stアルバムのメンバーに、アルバム発表後に参加されたヴォーカリスト<平田士郎さん>が加わった6人編成での32年ぶりのライブが、2017年11月23日に吉祥寺シルエレで行われるとのことで超ビックリ!このメンツでは1985年に1回だけライブが行われ、その時の音源の数曲が後にCD発売されたわけですが、時を越え再び観ることができるなんてまさに夢のようです。ファンの方々必見です!まだsoldoutにはなってないようなので、ぜひお見逃しなく!

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