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映画「ブラック・スワン」ナタリー・ポートマンという女優の成長とシンクロする傑作!

2011-05-21 19:09:08 | 大作映画ハリウッド系
「ブラック・スワン」★★★★★満点
ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、
ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、
ウィノナ・ライダー出演

ダーレン・アロノフスキー監督、
110分 、2011年5月11日公開
2010,20世紀フォックス映画
(原作:原題:BLACK SWAN)






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ナタリー・ポートマンがアカデミー主演女優賞を獲得した作品

「バレリーナのニナ(ナタリー・ポートマン)の目標は
バレエ団のプリマになること、
そのために母娘で厳しいトレーニングと
毎日の節制を課して努力を続けてきた、
芸術監督に君が第一候補と告げられるが
役の重圧とライバル出現の不安から
次第に精神のバランスを崩してしまう。
まさに女優なら演じたい難しい役を演じ切った
ナタリー・ポートマンの主演女優賞受賞作品」



自分の人生をかけた夢が実現しそうだ、
監督は君は完璧だと絶賛する
しかし彼女の資質と正反対の
黒鳥さえ演じ切れば
次の主役は君だと告げられる。


演技に感情を込める、
舞台の演技なら表情や声に出せそうだ、
けれどバレエの踊りとなると
正確なターンを何度繰り返しても
それではダメだと監督の激が飛ぶ
どうしたら良いのか
内面からの感情を演技に変えるのは
どうしたらいいのか。



これでは役を取られてしまう、
不安な気持ちでいるところへ
自分が果たせなかった思いを娘に託した母の
偏執的な溺愛ぶりも
彼女の心をがんじがらめにして
彼女自身虚実入り混じった幻想世界に
足を踏み入れ
何が現実が何が幻なのか
区別が曖昧になっていく。



このあたりのニナの表情は
言葉で語る以上にこちらを納得させる、
彼女ほど何かに打ち込んだことはないが
その渇望と不安はこちらに伝染する。

凄い演技、
言葉が出ない。



そしてラストの黒鳥のバレエ、
登場した時からこれまでと全く違う表情、
そして正確無比なターンの連続
彼女は心技体まさにひとつの完璧な極みに到達する、
その演出に圧倒されつつ
なんだか涙が出てくる

ここまでの狂気、そしてここまでさせる無垢な心。


これってハッピーエンドなんだよね、
思わず「ほーっ」と息を吐く、
110分の本編はすごく短く感じられた。
素晴らしい出来。

★100点満点で95点


soramove
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