soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

2014年2月27日午後8時

2014-02-28 10:55:05 | soramove
「お疲れ様!」と言って別れた、
ひとりひとりと握手して
自分は何を伝えたかったのか。
2014年2月27日午後8時

外は雨
少しうつむきがちに
傘をたたく雨音に急かされるみたいに
駅へと向かった、
赤ら顔の乗客に紛れる。

3カ月の間
どんなことを考えたんだろう?
分かるような気もするし
全然的外れなのかもしれない、
ひとり、ひとり
同じものを見て、同じ空間を
共有しても
きっと同じものは無いのだろうな。



その場所で出来た事を
自信にして欲しいし
まだ到達してないと実感したなら
自分なりの方法で
定めた到達点までは確認したいしね。

これまでの自分と変わりたいなら
今が良いチャンス
そう思えば次の一歩は
3か月前までの一歩とは
全然違うんじゃないかな。

本日は晴天ナリ
名古屋は17度まであがるようだ、
視界良好
そんな気分でいきたいね

それがそんな簡単な事じゃないと分かってる
分かってる
でも後ろ向きじゃあ
何も始まらないから、今日から。

これからの皆さんに期待しています、
良い報告を待ってます。


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「エージェント:ライアン」若返りを図ったライアンは及第点

2014-02-26 22:42:21 | 大作映画ハリウッド系
「エージェント:ライアン」★★★☆
クリス・パイン、ケビン・コスナー
キーラ・ナイトレイ、ケネス・ブラナー
ノンソー・アノジー、ハナ・テイラー・ゴードン出演

ケネス・ブラナー監督、
123分 2014/2/15公開
2013,アメリカ、パラマウント
(原題/原作:JACK RYAN:SHADOW RECRUIT )




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「ジャック・ライアンが若返りを図って登場、
投資銀行員という表向きの顔を持つ
CIA情報分析アナリストの主人公が、
世界恐慌勃発を狙う巨大な陰謀に立ち向かう。
スピーディーなストーリー展開、
随所のスリリングな展開
飽きさせない作りとなっているが
ジャック・ライアンというビッグネームは
クリス・パインにはまだ荷が重い感じ」



主人公は頭脳明晰で
正義感に溢れ
危険な場所へも躊躇しない、
扮装地域で怪我を追い、
そのリハビリにも不屈の精神で立ち向かう、
主人公のエピソードとしては悪くないが
こんな完璧な人間は居そうにないから
どうも話にノリきれない。



怪我を負った自分に絶望し
情けない言葉のひとつも言った方が
より人間らしく思う、
誰も完璧になりたいと願いつつも
その場所に手が届かないのだから。


でも、まあ、そんな出来た男がいれば
政府が放っておく訳なく

CIAが接触してくる、
ケビン・コスナー扮する
ジャックをリクルートしようとする男は
なんというか、存在感ってこういうものだと
ただただ実感する、
役者の格の違いが歴然だ。

ともあれエージェント・ライアンの誕生だ。


今時、そんなことってあるかなと
ロシアの組織が
ドルの暴落とテロ行うのを
主人公が察知し
阻止するべくロシアに乗り込むが
どうもリアルが感じられない。

でもまあ、あまりこだわっても仕方ないので
そういうこともあるだろうと
設定を受け入れてしまえば
あとは結構楽しく見られる。


全体にソツのない作りで
スピーディな展開を楽しめるが
全部予想の範囲なので
「ここまでやるか!」といった
新鮮な驚きは無い

ただ平均点以上なので
損するって感じでもないかな。

若返って今後シリーズ化されるだろうから
次回も楽しみにしたい。


★100点満点で75点


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書籍「穴/小山田浩子 著」日常からちょっと外れて落ちた穴

2014-02-22 15:43:47 | 読書の時間
書籍「穴/小山田浩子 著」★★★
小山田浩子 著 ,
新潮社 、2014/1/24
(160ページ , 1.260円)


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>@

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第150回芥川賞受賞作品

「奇妙な獣のあとを追ううちに、
私は得体の知れない穴に落ちた――。

仕事を辞め、夫の田舎に移り住んだ夏。
見たことのない黒い獣の後を追ううちに、
私は得体の知れない穴に落ちる。
夫の家族や隣人たちも、何かがおかしい。
平凡な日常の中にときおり顔を覗かせる異界。
芥川賞を受賞した表題作ほか二篇を収録」

新潮社HPより


芥川賞、直木賞が決まって
3冊をネット予約した
ミーハーな本読みの自分ですが、
今回の芥川賞作品はどうだったかというと。


芥川賞という重い名誉は
似合わないなと感じた、

ここに描かれているのは
ごくフツーの日常、
そこからほんの少し外れた世界だけれど、
SFとかオカルトでもなく
ファンタジーっぽく逃げてる。
だから「核心」までは迫れない。



見た事もない「黒い獣」も
主人公にとってそれが「何」なのかは
分からない、

でもそんな微妙にズレた日常を
主人公はワリとすんなりと受け入れるという
なんとも不思議な作品。


そこに何か文学的な
心理を追及するようなものも感じられず

淡々と主人公は、日々ただ過ごして
そのままを受け入れている、
要は「何を言いたいんだろう?」だ。


非正規雇用から専業主婦、
夫の実家の貸家に住む主人公は
突然与えられた
特に何もしなくていい日常を
まるで普通に働いてる人にとっては
とてもおかしな日常であるかのように、
新鮮に驚き
その生ぬるい様な生活を受け入れ
穏やかな毎日に替えている。

とまあ、深読みすれば
何か感じられるかもしれないが
自分にとっては特に感じるところは無かったし、
この文章を書いたら
さっさと記憶の彼方にいってしまうだろう

これで芥川賞なんだ。


「昭和の犬」そして、この「穴」
どちらも読みごたえのない作品だった。
二人の次の作品には特に興味は無い。

★100点満点で70点


soramove
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「スノーピアサー」凍りついた地球を未来のノアの箱舟が走る

2014-02-19 19:09:23 | 韓国映画・アジア映画
「スノーピアサー」★★★☆
クリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、
ティルダ・スウィントン、オクタヴィア・スペンサー、
ジェイミー・ベル、
ユエン・ブレムナー、コ・アソン、
ジョン・ハート、エド・ハリス出演

ポン・ジュノ監督、
123分 2014/2/7公開
2013,韓国、アメリカ、フランス,ビターズ・エンド、KADOKAWA
(原題/原作:SNOWPIERCER )




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「2014年地球温暖化を防ぐため
化学薬品CW-7が撒かれた結果、
地球は新たな氷河期に突入した。
それから17年が経った2031年。
地球上を走る列車“スノーピアサー”が、
生き残った人類にとって唯一の生存場所だった。」



フランスのコミックが原作、
ノアの箱舟を連想させるが
車両前方では富裕層が優雅に暮らし、
後方の車両では貧困層が
奴隷の様な扱いを受けている、
列車は永久エンジンで動き続け、
列車自体で自給自足しているようだ。


そのことは最下層の中のひとり、
カーティス(クリス・エヴァンス)が
仲間とともに最前列の車両へと
進んでいく事で明らかにされる。



発想は面白いし、
現実的じゃないけど
楽しんで見る事ができるが、
主人公に魅力が乏しく、
それから最下層の彼らの身なりが
薄汚いので
なんかこっちの体が痒くなるような気分、

次々と現れる列車内部は
「よく出来てるな」と思うが
驚きは無い。

列車をひとつの世界と考えれば
地球だって同じ様に限りのある空間だ

でもやはり地球は大きく
この列車のような狭さは感じず、
ここに現代社会を見出すのは
ちょっと無理がある。

結局は支配し続けるとしても
その未来に明るいものは無く
支配されてる側も
そこから抜け出してどうしたいかは
明らかにされない



現状に不満を抱き
それをぶっ壊す勇気は
なかなか大変だ、
でも壊したその先に
自分が何を見ようとしているのか
そのビジョンがなければ
結局その閉塞感は
ただの現状への不満という
行き場の無い現実を強烈に知らせるだけ。

ラストまできても
スカッとした感じにはなれなかった

窮屈な列車から解放された時
見ているこちらもほっとしたが
列車の外に出た彼らには
これから寒い寒い現実があるのだとすると
そんなの劇場の外と変わらない。


寒い寒いと言っている、
2月ってこんなもんだっけ?
なんか風が冷たい。

ソン・ガンホは見どころナシだった、
久々のジェイミー・ベルに
子役がうまく成長するって難しいと実感。

★100点満点で75点


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「光にふれる(台湾映画)」本当に触れた感触が伝わる

2014-02-15 10:19:43 | ミニシアター系映画
「光にふれる(台湾映画)」★★★☆
サンドリーナ・ピンナ、ホアン・ユィシアン、
リー・リエ出演

チャン・ロンジー監督、
110分 北京語 Color | 2012年 台湾=香港 | 
(原題/原作:TOUCH OF THE LIGHT [逆光飛翔 ] )




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第25回東京国際映画祭で見た作品
やっと劇場公開が始まったので
2012年11月04日(日) に書いた記事を再度。
「アジアの風-中東パノラマ」部門の台湾映画


「視覚障害の天才少年ピアニストが、
ダンサー志望のチエ(サンドリーナ・ピンナ)と出会って
夢に向かう。
盲目のピアニスト、ホアン・ユィシアン(黄裕翔)が
本名のまま「ユィシアン」を演じる。
台北映画祭で最優秀主演女優賞と観客賞をダブル受賞。。」

(第25回東京国際映画祭HPより抜粋)


田舎で盲学校を卒業し
大学生活を始めた主人公ユィシアンは、
ピアノに非凡才能を持っているが
人前に出る事には躊躇していた、
それは子供の頃コンクールの発表後
「一位になったのは目が見えないから
可哀想だからだ」と言われた事が
トラウマになっていたからだ。


なんだか世間をにぎわせている
ゴーストライター騒動を
連想させるが
多分に「盲目の」とそういう
分かりやすいレッテルを貼る事で
その作品や才能に
なにかしらの付加価値を付けているし
受け手もそれを感じている事も確かだ。


新しい場所での生活は大変そうだ
まずは学生寮から教室への移動を
体で覚えることから始めていくが
同じ音楽サークルの同期たちは
彼をサポートする事を重荷と感じて
それを敏感に感じ取る彼は
皆と距離を置くが
その代わりに寮の同居人と近づいていく。


寮の同居人も音楽を楽しんでいるが
勘違い人間のようにも見える、
でも音楽にのめり込む生活をしている主人公には
シンプルに音楽を楽しむ同居人に
自分との違いを感じ
それが二人を近づけていく、
同居人の目が見えない主人公の接し方も
実にさりげない。



そして彼の世界に一人の女性が関わってくる
近所のジューススタンドでバイトするシャオジエ、
彼女はダンサーになりたいと思いつつも
「自分には無理だ」と諦めていたが
主人公ユィシアンと関わる事で
前向きな考えを持つようになる。


夢を実現することは大変だ、
叶えることが出来る人はごくわずかかもしれない、

だったらせめて、今の自分に満足しているか
聞いてみたい、
自分達の過ごす毎日にゴールはない
これで良いのかと自問しつつも
スクリーンに見るそれぞれの生き方に
勇気づけられ
色々と考える
これこそ映画を見る喜び


★100点満点で75点

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