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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園- 」表現することは競うことじゃない

2010-05-30 00:39:20 | 邦画
「書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園- 」★★★☆
成海璃子、山下リオ、高畑充希、小島藤子、桜庭ななみ 出演
猪股隆一監督、120分、2010年5月15日公開、2010,日本,ワーナー・ブラザース映画
(原題:書道ガールズ!!)




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「日本テレビの「ズームイン!!SUPER」で、
全国放送された“書道ガールズ甲子園”を
成海璃子主演で映画化。
期待しないで見たけどこれがなかなか面白かった、
ついこの間は「剣道」で戦い、
今度は「書道」で競うというコンセプト、
次は何がテーマなのか、そんな楽しみも」



主人公は書道部部長の里子(成海璃子)、
親友が部を去り、
書くことに喜びを見出せないでいたが
新しい顧問と出合い
また仲間の言葉が彼女の気持ちを変えていく。

ドタバタ部分は苦笑するところも、
男子があまりに軽く描かれてるし
展開もありがち
だけどなんか目が離せないのは
誰もが、これまでのどこかの時期に
「頑張った」記憶があるからかな。


何かと比べたり
人と競うことじゃなく
自分自身に納得できるか
そんなことが何より大切な瞬間を
この映画のどこかに見つけたからかもしれない。
人にどう思われようと
そんな時間は必ず自分の力になる、
でもそれはその最中には気がつかないもの、
後でこんなふうに映画を見ながら
ふと思い出したりするものだ。


「書道パフォーマンス甲子園」は
書道というよりアート系の絵のような感じ、
これはこれでアリなんだろうが
書道にピンクや青の墨が使われるのも
日本人には違和感がある、
でも外人にはカラフルさはウケるかもしれない。

それにしても「剣道」に続いて
「書道」と成海璃子は作品選びに
苦労しているのだろうか、
この路線そろそろ変えないと
脇役には「いい人」を付けて
同じ繰り返しみたいだ、
次はガラッと変わった映画も見たい、
それはファンの欲張りだろうか。


★100点満点で70点


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今回は太った感じがあまりしなかった。

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映画「パーマネント野ばら 」何度も、聞いたよ。大丈夫だよ

2010-05-27 08:01:55 | 邦画
「パーマネント野ばら 」★★★☆
菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴、宇崎流童、夏木マリ、江口洋介出演
吉田大八監督、114分、2010年5月22日公開、2010,日本,ショウゲート
(原題:パーマネント野ばら)




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「菅野美穂という女優の内に秘めた
感情表現に打たれた、
大袈裟に叫んだり、声を上げたり
演じると言うと、そんなことが主流だが
脇役の少し後ろあたりに存在しながら
ラストを見終えると実はそれまでの彼女の全てが
グーッと立ち上がってくるのだ」



海辺の町にひっそりたたずむ、
小さな美容室「パーマネント野ばら」
一人娘を連れて出戻ったなおこ(菅野美穂)と
彼女の母まさこ(夏木マリ)が経営している。
ここには、おばちゃん達が集まり
賑やかに過ごしている。

こんな美容室を舞台にした映画と言えば
中東のベイルートが舞台の「キャラメル」という
良い脚本の映画があったが
やはり女性達はああして集まると
やはり男の話で、盛り上がっているんだろうか。

ケバイ小池栄子に、まん丸顔の池脇千鶴
主演が透明で抑えた存在だったので
この二人の存在は笑えたし、
しんみりともさせられた、

何が幸せで何が不幸なんて
ホントその人の感じ方次第なのだ。

ささやかな幸せを描いた映画と思いきや、
中盤から映画の緊張感が急に増してくる

そしてそれまでの様々なセリフや行動が
「そうだったのか」とまだ半信半疑で
小池栄子が「なおこなら大丈夫だよ」と
あっけらかんと言うと
その場のなごみ方とは別に
しみじみ心に沁みこんでくる感情があった。

ちょっと変わった映画だったが
面白い体験が出来た、

でもこういう映画はネタバレなしで見ないと
ラスト付近の感じ方が変わるだろうな。
見逃がしたくないとまでは言わないが
興味深い映画体験だった。

★100点満点で65点

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菅野美穂という女優が好きでTVドラマも見ているが
もっと映画にも出たらいいのにと感じた。

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映画「グリーン・ゾーン」見つからない、大量破壊兵器が見つからない

2010-05-25 21:20:35 | 大作映画ハリウッド系
「グリーン・ゾーン」★★★★
マット・デイモン、グレッグ・キニア、ブレンダン・グリーソン出演
ポール・グリーングラス監督、114分、2010年5月14日公開、2009,アメリカ,東宝東和
(原題:GREEN ZONE )




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「イラク戦争のさなか、
アメリカ軍が駐屯するグリーンゾーンが存在し、
ロイ・ミラー(マット・デイモン)は、
大量破壊兵器の所在を追う極秘任務に就くが、
これがなかなか見つからない、
イラク人の情報で重要人物の存在を突き止めかけるが、
様々な思惑が交差し、真実に迫る」



この映画、エンタメとして見れば
迫真の銃撃戦やギリギリの極限状態など
見せ場満載で面白い、

けれどこの映画のテーマは「イラク戦争」
その事実が映画を別のものにしている。

だから市街戦で
市民も無差別に巻き込まれるシーンや
逮捕されたイラク人が乱暴に扱われるシーンでは
普通の常識が働いてしまい
アクションとして割り切れないのだ。

「イラクのことはイラク人に任せておいて欲しい」
そんな言葉に共感しつつ、
バンバン人が殺されるシーンだけ
アクション・エンタメとこの映画を
ただ楽しむわけにはいかない。

秘密のミッションで難題を解決するとか
そんなノリでやってくれたら
この映画はスカッと楽しめたと思う、

「ボーン」シリーズから
脱却を図ったのかもしれないが、
自分は「ボーン」シリーズは最高と思っているので
その路線で次はやってもらいたい。

さらに嫌だったのは
映画の冒頭で「9・11」以降
ブッシュ大統領がイラク攻撃を指揮したというような
解説が流れたことだ、
だって今では「ブッシュが悪い」と、
みんな口を揃えて言うけれど、
当初はアメリカ全体、そしてほぼ世界じゅうで
その行為を非難したハズ。いつの間にか
実は反対していた、みたいなのは卑怯な感じがする。

もっと嫌なのはアメリカの俳優や歌手が
イラク戦争に実は反対だったと今更言うこと、
本当に反対ならインタビュー記事の写真うつりなんか
気にしないで、その当時武力派兵を
何としてでも止めるべきだったのに
そういうことがスタイルみたいな
その雰囲気が嫌いでたまらない。

まあ、映画が面白ければそれでいいけど、
なまじ何かテーマなんかを込められると
そのへんに引っかかったりするわけです。


次は思想なきアクションを期待したい。

★100点満点で70点

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マット・デイモンは多彩な役に果敢に挑んでいる、
猿顔で華やかなスターって感じないけど好きな俳優だ。

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国内ランキング「アリス・イン・ワンダーランド」6週連続V!!

2010-05-24 23:41:23 | 映画のランキング
最新国内映画興業成績ランキング(5/23付)

どんな映画にお客が入ってるか、やはり気になります。
DVDで「アバター」見ました。



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今週(先週)
1(1)アリス・イン・ワンダーランド
  興行収入は100億を超えました。
 3Dは楽しいけれど、この映画はおとぎ話と思って見ると
 もっとダークな部分に戸惑うはず。


2(初)仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー  


3(2)劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル
  もうすぐ10億に届きそう。
  TVの特番は20位にもランクインしなくて、勢いは
 以前ほどじゃないようです。映画の出来としては
 この映画に求めるものはとりあえす入ってますが。


4(3)グリーン・ゾーン 
  近日見に行きます。まだ3億あたりの成績、
  最終的にも5億も厳しいか。 
  
5(初)ボックス!
   wowowが資本に絡んでいるからか、
  よく予告編を見ます、ちょっと気になっています。


6(5)名探偵コナン 天空の難破船(ロストシップ)


7(4)のだめカンタービレ 最終楽章 後編
  30億を超えて、期待通りの興行となっているようだ、
 この面白いキャラがどんな成長をするかを見たい気もする。
 次は10年後とかにね。

8(6)パリより愛を込めて
  まだ1億にも到達していないようだが、 
 映画の内容としては文句なく面白い、
 DVDでまだ稼げるだろうが、
 もう少しお客に見てもらいたい。
  

9(8)タイタンの戦い
  最終的には15~16億あたりか。
 主演のワーシントンは「アバター」では
 自身の登場シーンはわずかで、まだまだ知名度が
 お客を呼べるほどじゃないということか。
 映画自体は視覚的には見所があるのでもったいない。 


10(7)場版銀魂 新訳紅桜篇 
   

今週のランキングは5本見ています。邦画6、洋画4と
邦画が頑張ってます。

http://blog.with2.net/ping.php/38257/1105949103


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「名探偵コナン 天空の難破船(ロストシップ)」そろそろコナンも見ようかなと思いつつ、
結局今回も見送りとなりそう。

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書籍「光媒の花 」何かを守るために人は嘘をつく

2010-05-23 21:01:47 | 読書の時間
「光媒の花 」★★★☆
道尾 秀介著 、集英社、2010/3初版
(258ページ 、1.470円)




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「評判がいいので初めてこの作家の本を読んだ、
ネットで注文し届いた本は
装丁が繊細でいて重厚な感じで
作者のこだわりや想いが込めれているようで
期待して読み始めた。」



本は内容が重要に決まってるけれど、
装丁は第一印象としては重要、
予備知識も無しに読み始めると
簡潔な文体ながら、
ちょっと戻って読み返すと
案外深いことが書いてあり
サラッと読めてしまうが注意が必要だ。


6つのそれぞれタイトルが付いた短編は
独立しつつ、どこかでリンクする連作となっている、
劇的な展開は無く、
淡々とした日常に潜む危うさが伝わり、
単純に「怖いな」と思った。


ミステリー作家と書かれた
作者のこれまでの作品は全く知らないが
この作品を読んだ印象としては
非常に緻密で書き込み過ぎない文体は
冷静で静謐な感じがした。

だからかな、溢れ出すような
熱い熱を感じるような作品も
次は読みたいなと思った.

「何かを守るための嘘は許されるのか」
その答えは読者がそれぞれ考えることだ、
普段はそんなギリギリの選択を迫られることはない、
でもひとたびそんな場面に出くわしたら
自分は守るべきものをしっかり守れるだろうか。

大きな感動とかそんなものはないが
しみじみ「作家性」を感じる、

最近はよく日本人の作家の本を読んでいるが
なんか期待できるというか、
そんなことを感じた。

★100点満点で75点


soramove
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著者は様々なジャンルの作品を書いているようだ、何か読みたいな。


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