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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

書籍「ホテルローヤル/桜木紫乃著」今はもう無い、その場所だから

2013-08-30 19:09:55 | 読書の時間
書籍「ホテルローヤル/桜木紫乃著」★★★☆
有川浩著 ,
集英社 、2013/3/14
(200ページ , 1.470円)


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第149回直木賞作品


「ホテルだけが知っている、やわらかな孤独
湿原を背に建つ北国のラブホテル。
訪れる客、経営者の家族、
従業員はそれぞれに問題を抱えていた。
閉塞感のある日常の中、
男と女が心をも裸に互いを求める一瞬。
そのかけがえなさを瑞々しく描く。。」

集英社HPより


心に引っかかる作品、
共感した訳じゃないのに

しばらくは作品のどこかのフレーズが
何度も何度も頭をふとよぎったり
こういう作品に出会うと
必ず作家の次の作品も読んでみる、
でもそういう作品にはなかなか出合えない。


普段は海外ミステリーを読んでるが
時々新しい作家に出会おうと
以前なら「週刊ブックレビュー」を参考に
新しい作家、作品に出会えたが
残念ながら番組は無くなってしまったので
最近は新聞か文学賞で
気になった人をチェックするくらいだ。


この本は芥川賞作品と一緒に購入し
「爪と目」を読んで次に読んだので
もう一ヵ月くらい経つ、
何が心に残ったんだろうと
思いながら先日再読してみた、
たぶん書きすぎてないことで
そこに考える余白があるからだろう、
それも理由のひとつのように感じた。



著者が受賞後のインタビューで
ラブホテルは既に廃業していると
言っていたので
作品の冒頭から
今は終わってしまった
ホテルーローヤルという舞台
灯りが消え
装置はひっそりとし、
観客も居ない・・・。

仕方がないよねとか
なんとかならなかったのかなとか、
そんなひっそりとした短編集



次は長編を読んでみたい


★100点満点で75点

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映画「ホワイトハウス・ダウン」ここまでやって良いのかと戸惑いつつ楽しんだ

2013-08-29 07:04:31 | 大作映画ハリウッド系
映画「ホワイトハウス・ダウン」★★★★
チャニング・テイタム、ジェイミー・フォックス
マギー・ギレンホール、ジェイソン・クラーク出演

ローランド・エメリッヒ監督、
132分、2013年8月16日より全国公開
2012,アメリカ,カルチュア・パブリッシャーズ、ブロードメディア・スタジオ
(原題/原作:WHITE HOUSE DOWN )




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「予告編でホワイトハウスの天辺が
炎に包まれて崩れ落ちるシーンを見て
ここまでやるなら、面白いかもと
前売券を買って公開を待っていた作品、
内容的に目新しさは無いが
『ダイ・ハード』のマクレーンを
彷彿とさせるシーンのあり
新しいシリーズの始まりなのかもと
少し期待しつつ展開を見守った」



主人公のジョン・ケイル(チャニング・テイタム)は、
大統領ジェームズ・ソイヤー(ジェイミー・フォックス)を
警護するシークレットサービスの採用に応募し
面接するが不採用となってしまう、
同じ日、大統領に憧れる娘のエイミーを連れて
ホワイトハウス見学ツアーに参加するが、
その途中でホワイトハウスは何者かに攻撃され
占拠されてしまう。

ホワイトハウスの上部が爆発され
炎上するシーンは衝撃的、
こんなことして良いのか?と思いつつも
その思い切りの良さは
この映画のラストまで貫かれ
高いテンションで楽しめる映画に仕上がった。



先日の「ワールド・ウォーZ]では
「家族か人類か」という究極の選択だったが、
今回は「娘か大統領か」という選択、
そんな選択を迫られることは
普通には無いとしても
シークレットサービス志願の警備員と
大統領が孤軍奮闘するバディ・ムービー、
随所に心を熱くするシーンがあって楽しんだ。



アメリカ人の大統領選を見ていると
「自分達の選んだ大統領」という
日本の首相とは随分と違う位置を
ハッキリと感じてしまう、
大統領が国民を鼓舞するような演説を
時折行うが
その同じ意味で日本の首相はスピーチはしない。


この温度差は映画にそのまま表れる、
ここに描かれる大統領は
国を守る象徴でありながら
1人の人間としてまずは
尊敬出来る存在でもあり、
まさに生身の人間そのものでもある、

当然のことなんだけど
自分達に置き換えると
首相をこんなふうに描いたら
違和感満載となるだけだろうなぁ、と。


ロケット弾を撃ち込んだり、
庭でのカーチェイス、
最後には大統領の生死が不明確なのに
ミサイルを打ち込む命令が下り
まさに危機一髪

そこに見えるのは娘のエイミーが
アメリカ大統領旗を大きく振りまわし
攻撃を止めさせようとする姿、
やり過ぎなんだけど
でも感動する、そのさじ加減も良い、

見終えて、やはり
これはあり得ないよと思ったが
映画としては面白かったな。



★100点満点で80点


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映画「タイピスト!」タイピングの世界大会!

2013-08-27 00:09:35 | ミニシアター系映画
映画「タイピスト!」★★★★
ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ
ベレニス・ベジョ、ミュウ=ミュウ
ショーン・ベンソン、メラニー・ベルニエ出演

スティーヴン・ソダーバーグ監督、
111分、2013年8月17日より全国公開
2012,アメリカ,カルチュア・パブリッシャーズ、ブロードメディア・スタジオ
(原題/原作:POPULAIRE )




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「スポ根映画とラブ・コメが合体、
予告編で想像した通りの展開だけど
その過程というか
細部が面白い
どこがどうって言えないが
フランス映画ってやはりアメリカ映画と
違うんだよな、
そんな雰囲気の違いも楽しめる」



1950年代のフランス。
秘書になりたくて田舎から出てきたローズは、
何とか保険会社に採用される。
でも彼女は秘書として採用された訳でなく
タイプの早打ち大会に出るため
採用されたのだ。



そんなことに社長が妙に肩入れし、
特訓まで始まるんだけど
マジでありながら
それ自体がコメディとして成立してて
その必死さ、生真面目さが笑える。



社長であり鬼コーチのルイに
恋心を抱きつつ
唯一の取柄で仕事と
恋を獲得できるのか・・・。
と、今となっては
バカバカしいような話だけど
世界タイプ大会は実際にあったもので
1分間に500字打つことに
全精力を傾ける真面目な競技なのだ。



話はそれるが昔のタイプは
間違ったらホワイトとかで
消してたんだろうか?
間違えるとその分マイナスにカウントされ
不利になるから
タイプミスは最大の敵だが
これはもう練習しかない。


当時のファッションも再現され
それ自体がお伽噺のような
舞台のセットの様な

そんな中で繰り広げられる
恋とタイプのバトルは
何だ、コレ!と思いつつも
競技の間は結構力が入って
自然と自分も主人公を応援していた。



アイデアと脚本が良ければ
この映画にはもうひとつ美術も加わって
それで面白い映画が出来上がる、
ここでも映画の魔法を見せてもらった。

★100点満点で75点


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映画「マジック・マイク」チャニング・テイタムの自伝的映画

2013-08-24 17:41:56 | ミニシアター系映画
映画「マジック・マイク」★★★
チャニング・テイタム、アレックス・ペティファー、
マット・ボマー、マシュー・マコノヒー出演

スティーヴン・ソダーバーグ監督、
110分、2013年8月3日より全国公開
2012,アメリカ,カルチュア・パブリッシャーズ、ブロードメディア・スタジオ
(原題/原作:MAGIC MIKE )



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「チャニング・テイタムの自伝的映画、
そのあたりから企画が生まれたのだろう、
日本でも一時話題となったが
男性ストリッパーというのは
日本にはなじまなかったのか
最近は聞かないな、
ともあれ題材は下世話だけど
意外と綺麗にまとまった映画だった」



オリジナル家具を製作・販売することを
夢見ている主人公は
現在は家の修理や清掃のバイトをし、
週に数回、“マジック・マイク”と呼ばれる
ストリップダンサーとなって
事業資金を貯めていた。



他人の夢の話を聞くのが好きだ、
ただしなかなか話してはくれない。
だいたい「夢」って何歳くらいまで
持ってていいのだろう?
そんなリミットみたいなものを
誰もがいつしか自分の中で見つけて
大人は次第に「夢」なんて
語らなくなるのだろう



だから映画の主人公の夢は
その意味で「夢」なんだけれど
自分の目からは実現可能な
「目標」のように感じた

だから事業ローンが借りられないことに
焦り、怒りさえ感じる主人公が
とても子供っぽく感じた。


短絡的に経営者と衝突して
怒りにまかせて飛び出す主人公、
美しい肉体をもっていて
それで金を稼いでいながら
オツムは子供のままだ、
このあたりのアンバランスが
もどかしい気もした。



チャニング・テイタムはダンサー経験を経て
今はハリウッドスターだ、
彼の事業計画は順調だろうか?
言ってることと
やってることに隔たりがあって
映画の内容になかなかノレなかったが
ストリッパーを見て歓声を上げる
観客達の熱狂は
この映画の中で唯一ホンモノだった気がする。



★100点満点で70点


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映画「ワールド・ウォー Z」速い!速い!怖い!それだけ

2013-08-23 06:54:08 | インポート
映画「ワールド・ウォー Z」★★★☆
ブラッド・ピット、ミレイユ・イーノス、
ジェームズ・バッジ・デール、ダニエラ・ケルテス
マシュー・フォックス、デヴィッド・モース出演

マーク・フォースター監督、
131分、2013年8月10日より全国公開
2012,アメリカ,東宝東和
(原題/原作:World War Z )





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初登場2位、
2週目4位、20億くらいまでいくかどうか。

「ある村で突如“謎のウイルス”が発生。
瞬く間に世界中に広がり、
全人類滅亡の危機が迫る。
国連職員のジェリー(ブラッド・ピット)は
愛する家族と離れ、世界を駆け回る。
こんな映画だったんだ!
なんか驚いたけど
一気に映画の世界に入っていった」



以下の文章は内容に触れています。


現在の状況を考えると
世界戦争と言っても
現実感に乏しい、

それならと宇宙人が登場でもしたら
ガッカリ感が激しいだろう。
夢物語の中にもどこかに
リアルを求めるからだ。


で、この映画の「世界戦争」は
何だったか、
一部の映像しか見ていなかったので
その混乱ぶりが
どんなことによって引き起こされたのか
見るまで全く分からなかった、
見ているうちに
「そういうことだったんだ」と納得


見ること、
見ないこと
公開までのイメージは大切だ
この作品ではブラピという
スターにスポットを当てて
内容は公開までうまーく伏せられていた。


フタを開けてみれば
謎の細菌によって
急速にゾンビ化し
物凄い勢いで走りまくる姿に圧倒された。

ゾンビ映画好きなので
時に小さく、声を出してしまった、
分かっていても襲われるシーンは
「もう駄目だ!」と
その時は急に自分自身がスクリーンに居る気分、
それにしてもゾンビが速い速い!
絶対逃げられないよ、あれじゃあ。



物語の展開としては
強引すぎる後半は
ストーリー重視だと物足りないが
まあ、こんなものだろう、

それにしてもブラピが映像化を熱望って
それも公開までの戦略だったんだろうな、
内容自体には
それ程訴える何かって
特には無かったからな。

でも、ゾンビ映画としては満足、
もう一回くらい見たい。


★100点満点で75点


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