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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「ファミリー・ツリー」ハワイに行きたい!

2012-05-29 19:09:29 | ミニシアター系映画
「ファミリー・ツリー」★★★★
ジョージ・クルーニー、シャイリーン・ウッドリー、
アマラ・ミラー出演

アレクサンダー・ペイン監督、
115分、2012年5月18日公開
アメリカ,20世紀フォックス映画
(原題/原作:The Descendants )





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「アカデミー賞最有力と言われながら
ジョージ・クルーニーの手にオスカーは渡らなかったが
映画を見て確かに納得の演技、
今までは相手役の良い面を引き出すような
役回りが多かったが
今回は彼が出ずっぱりで
ハワイののんびりした風景と
その中で汲々とする人間の対比が
可笑しくもちょっと哀しい、そんな映画だった」




妻がボート事故で植物状態になり
二人の娘の面倒や
一族の保有する土地の売却問題
そして妻が浮気していた事実も浮上し
アロハ姿で右往左往する主人公を
時に笑い、しんみりし
しみじみ生きる事って大変だなぁと感じるが
自分がそこで何を選択するか
生きる意味とか色々考えさせられた。



弁護士のマット・キング(ジョージ・クルーニー)は
仕事人間の典型だったが
妻の事故をきっかけに様々な問題が
一挙に振りかかり
彼の孤軍奮闘ぶりがコミカルに描かれる、
深刻な問題の渦中にありながらも
アロハ姿にハワイアン音楽が流れては
なんか笑っちゃうような雰囲気。



妻の浮気相手を探しに行くシーン、
植え込みのから頭だけ出すような
子供みたいな行動は
その切羽詰まった状況とは裏腹に
間抜け顔をさらして、
それは笑えるけど笑えない
ハワイの美しい海と空を背景に
ひとりの人間の生きざまが浮き彫りになる。



後半は家族が一緒に行動するが
そこに娘のアレックス(シャイリーン・ウッドリー)の
彼氏のシド(ニック・クロース)が加わっているのは
最初違和感があったが
いかにも状況判断も出来ないバカな若者の存在が
そのうち深刻な状況とバランスを取るような
絶妙なポジションであることが
感覚的に分かってきて
このあたりも「うまいなぁ」と感じさせられた。


色々複雑に考えなくても
劇場で観るだけで
何か感じることができる、
それが「ハワイへ行きたい」という
そんな素朴なものでも
この映画の意味はあるようだ。



★100点満点で80点


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ジョージ・クルーニー出演作品

ファミリー・ツリー(2011)
スーパー・チューズデー 正義を売った日(2011)
ラスト・ターゲット(2010)
ヤギと男と男と壁と(2009)
マイレージ、マイライフ(2009)
かけひきは、恋のはじまり(2008)
バーン・アフター・リーディング(2008)
フィクサー(2007)
オーシャンズ13(2007)
さらば、ベルリン(2006)
シリアナ(2005)
グッドナイト&グッドラック(2005)
オーシャンズ12(2004)
スパイキッズ3-D:ゲームオーバー(2003)
ディボース・ショウ(2003)
コンフェッション(2002)
ウェルカム・トゥ・コリンウッド(2002)
ソラリス(2002)
オーシャンズ11(2001)
スパイキッズ(2001)
オー・ブラザー!(2000)
パーフェクト ストーム(2000)
スリー・キングス(1999)
サウスパーク 無修正映画版(1999)
アウト・オブ・サイト(1998)
シン・レッド・ライン(1998)
フル・ティルト・ブギ メイキング・オブ・フロム・ダスク・ティル・ドーン(1997)
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲(1997)
素晴らしき日(1997)
ピースメーカー(1997)
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲(1997)
フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996)

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映画「キナタイ-マニラ・アンダーグラウンド」そのきっかけが、何処にでもある怖さ

2012-05-28 00:09:34 | 韓国映画・アジア映画
「キナタイ-マニラ・アンダーグラウンド」★★★☆wowowにて鑑賞
ココ・マルティン、フリオ・ディアス、
マリア・イサベル・ロペス出演

ブリランテ・メンドーサ監督、
109分、2011年8月13日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開
2009年,フランス、フィリピン
(原題/原作:KINATAY )





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「2009年カンヌ国際映画祭監督賞受賞作。
WOWOWで放送したものを録画して見た、
フィリピンの映画なんてなかなか見られない、
多くはきっと明るく楽しいコメディや
恋愛ものが作られているのだろうが
この作品は裏社会を扱ったもの
怖さは視覚効果だけじゃなと感じた」



貧乏な警察学校の生徒ペッピングが主人公、
彼は子遣い稼ぎの為に
麻薬の売買に関わっていたが、
「もう少し稼ぎたくないか?」という誘いに
軽い気持ちで乗ってしまったため
マニラのアンダーグラウンドを
身をもって知ることになる。



走り出したワゴン車が
娼婦を乗せたあたりから
彼はその車とともに
裏社会への道をまっしぐらに進むことになる、
どこにでもその暗い闇は間口を広げ
簡単に意志の弱いものを捉えてしまうようだ。



この映画では残虐なシーンもあるが
ほとんどは主人公の目でみた光景が
ドキュメンタリーのように描かれ
派手な銃撃シーンやケンカも無い
それだけにそこで主人公と一緒に見ることになる
ただひとつの残虐な行為が
却って心底恐ろしく感じるのだ。



後戻りできるきっかけを失い
恐ろしい光景に涙する主人公
彼はこの先、警察学校を出て
警官として働く考えだが
闇社会に片足を突っ込んで
彼の将来が垣間見えるようだ。


マニラは繁華街からちょっと外れると
そこは酔っ払いや呼び込みの多い
かなりいかがわしく、危険な場所
「怖いな」と何度か感じた
結局何気ない日常は
ほんの少しのことで狂ってしまう、
その角を曲がり、その扉を開けたら・・・、
でもそれも始めは自分の意志が
きっかけだということも事実。



ほとんど喋らないペッピングの
顔の表情の僅かな変化
泳ぐような視線の先
「そんなつもりじゃなかった!」
物言わぬ叫びが聞こえたようだ

広く一般には受け入れられないかもしれないが
wowowでこうして見ることができて良かった。





★100点満点で70点


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かつて見たフィリピン映画
「愛シテ、イマス1941」フィリピン映画、東京国際映画祭/2005年10月29日(土) 0時35分
http://yaplog.jp/sora2001/archive/315
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映画「テルマエ・ロマエ」平たい顔民族ガンバレ!

2012-05-26 11:59:02 | 邦画
「テルマエ・ロマエ」★★★★
阿部寛、上戸 彩、北村一輝、
竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親出演

武内英樹監督、
108分、2012年4月28日公開
2011,日本,東宝
(原題/原作:テルマエ・ロマエ )






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「公開3週連続首位、興行収入50億が見えて来た
大ヒットコメディをやっと見た。
基本的に邦画は見ないので
この作品も迷っていたが、
『109シネマズ』で丁度良い時間に上映していたので
全く期待せずに見て
冒頭からの古代ローマの様子からして
チープな作りじゃない事に感動しなが見た」



結構笑った、
見た目の単純なオチの笑いが
こんなに満載だと
観客が結構入ってる劇場で
そこらじゅうで笑うから
こっちも心おきなく
くだらないシーンでも笑った、
これが空いてる劇場だと
自分の笑いが響いてちょっと寒くなるからね。


どこまでがCGなのかも分からないが
古代ローマの街の様子の俯瞰や
道端の小さい商店や行き交う人々
そこに向こうから阿部ちゃん登場!

これだけでも相当予算使っただろうなーと
そんなことを考えつつ
こういう手もあったのかと感心した。


古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛)が、
突然現代の日本の銭湯にタイムスリップして
その都度、日本で観た設備やサービスを
古代ローマの浴場テルマエに生かして
そのことで皇帝の目に止まることになる。


現代日本では何故か漫画家の卵の
山越真実(上戸彩)の居るところに現れ
才能が無いと言われ、バイトも首になり
無気力な状態の真実が
ルシウスと関わる事で自分の生き方を見つける
成長物語にもなっている。



前半は浴場や銭湯のシーンが多く
阿部ちゃんはほぼ全裸出演で、
顔の表情や驚きのナレーションを聞きながら
阿部ちゃんって結構役者なんだなーと
改めて感じた



古代ローマもどきの街並みの再現や
歴史の事実をさりげなく取り入れ
そんなところも歴史好きな自分には
結構ツボを刺激されるところだ

ローマの遺跡フォロ・ロマーノを見に行って
その広さと朽ち果てた様子
でも想像の中ではその壮麗な街並みが
かつてあったことを実感したが、
時代は違えど、人間の日々の営みは
営々と続いていくのだなぁと
本筋とは関係ない事を考えたりと。



この映画の多くのシーンでは
考えさせる笑いより
見た目オチの笑いが多いので
子供から大人まで結構笑えるだろう

原作はあるにしろ
よく映像化したなと
製作者の情熱を感じた。

映画だからね、
やるならこのくらいやってもらわないと。


★100点満点で75点


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最新映画ランキング(5/21)

ジョニー・デップの「ダーク・シャドウ」が首位、
20億あたりが最終ラインか。

①(初)ダーク・シャドウ
②(①)テルマエ・ロマエ
③(②)貞子3D
④(③)宇宙兄弟
⑤(④)名探偵コナン 11人目のストライカー
⑥(初)ファミリー・ツリー
⑦(⑥)仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
⑧(⑦)僕等がいた 後篇
⑨(⑤)幸せの教室
⑩(⑧)わが母の記


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映画「ロボット」インド映画を侮るなかれ!日本のCGなんか遠く及ばない!

2012-05-24 00:09:18 | 大作映画ハリウッド系
「ロボット」★★★★
ラジニカーント、アイシュワリヤー・ラーイ出演

シャンカール監督、
177分/139分、2012年5月12日公開
2010,インド,アンプラグド
(原題/原作:ENDHIRAN THE ROBOT)






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「ラジニカーントと言えば『ムトゥ 踊るマハラジャ』
98年に公開されて初めてインド映画を見た、
3時間近くの大作だったが
インド映画初体験に圧倒されっぱなし、
今回の作品も本来は177分のところ
劇場公開は139分の短縮版が上映されている、
たぶんあの無関係な踊りの部分が
カットされているのだろうが
まあ、体験版としてはこのくらいでも充分」



アカデミー賞を獲得した「スラムドッグ&ミリオネア」で
ラストのエンドロールで
出演者が踊り出した時
「これ、これ!」ってニヤリとしたが
「何だ、これ!」って思った人も多かったと思う、

インドでは映画は庶民の娯楽、
暑い外から劇場内は冷え冷えで
たっぷり3時間を200円くらいで楽しめる
まさに日常を忘れさせてくれる
これこそ非日常の娯楽。

自分達とは映画に対する姿勢がそもそも違うのだ。


スーパースターという呼び名がついたラジニカーントは
小太りのおっさんだけど

白い肌でも美男でも無い彼が
スターで居ること自体が
インドの庶民の憧れなんだろう、
まさに手が届きそうな「夢」が
派手に踊り、美女と結婚するなんて・・・、
そんな古臭い出世物語なんて
今時どうだよと思うけど
インドでは大真面目なのだ。



今回は感情までもったロボットを開発し
よりによって自分に似せなくてもいいのに
博士役のラジニカーントのクローンのような
チッティという名のロボットの開発にからんで
勧善懲悪の物語が進んでいく。


相手役のサナ(アイシュワリヤー・ラーイ)は
1994年のミス・ワールドで
彼女を映画で見たのは2回目、
「ジーンズ 世界は2人のために Jeans (1998)」の頃と
全然変わっていない美しさ、
もちろんキスシーンも無し
たぶんふたりが見つめ合うシーンでは
会場中が大変な騒ぎになったんだろう
そんなドキュメントも見たい気がする。



とにかくかなりの大作で製作費もかなりだろう、
CGは笑っちゃうほど
あり得ないシーンを再現して

これならチャチななんちゃってCGでもいいのに
そこをアイデア満載で見せてくれる、
海外のマーケットを意識した
英語のセリフも多く、
世界中にインド人が居ることを考えれば
これは世界中でヒットしているのかも。





とくにダークなロボットとなったチッティが
自ら自分と同じロボットを作り
100体くらいのフォーメーションで
色んな形になって戦うシーンは
面白かった、
「よく考えたなー」と感心し笑った、
「凄い!」っていうより
凄過ぎて笑っちゃうのは何だろう?



これこそ娯楽大作
お色気以外は特に制約もなく
製作者達が「どーだ、面白いだろ!」と
スクリーンの向こうから
満足げに笑ってるようで
ただただ楽しい時間を過ごした。


★100点満点で70点


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ラジニカーント出演作品

ダラパティ 踊るゴッドファーザー(Dalapathi、1991年)
ヤジャマン 踊るマハラジャ2(Ejamaan、1993年)[1]
ヴィーラ 踊るONE MORE NIGHT!(Veera、1994年):2006年日本公開
バーシャ 踊る夕陽のビッグボス!(Badsha、1995年)
ムトゥ 踊るマハラジャ(Muthu、1995年)
アルナーチャラム 踊るスーパースター(Arunachalam、1997年)
パダヤッパ いつでも俺はマジだぜ!!(Padayappa、1999年)
バーバー(Baba、2002年)
ラジニカーント★チャンドラムキ 踊る! アメリカ帰りのゴーストバスター(Chandramukhi、2005年):2006年日本公開
シヴァジ(Sivaji: The Boss、2007年)
ロボット(Enthiran、2010年)(映画祭上映時の仮タイトルは「ラジニカーントのロボット」[2])

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書籍「死ぬ気まんまん/佐野 洋子著」自分らしく生きるとは?考える

2012-05-23 19:09:34 | インポート
書籍「死ぬ気まんまん/佐野 洋子著」★★★★
佐野 洋子著 ,
光文社、2011/6/18
( 198ページ , 1,365 円)






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「あたし、まだいーっぱい言いたいことがあるのよ」
元気に逝った佐野洋子が残した鮮烈なメッセージ!


「うちの本棚にも『100万回生きたねこ 』がある、
その作者である佐野洋子がガンで余命を宣告されてからの
エッセイや対談集となっている、
発売当初に買っていたが、やっと読み終えた。」



ガンの再発を告げられた病院の帰り
イングリッシュグリーンのジャガーを衝動買いし
少しでも命を長らえようと汲々とするより
与えられた命を
生き抜いてやろうじゃんか!と

まさに『100万回生きたねこ 』の
ねこの強い目線のように
凛とした強さが随所に見えるエッセイ。



それでも後半に収録されている
近所のホスピスに短期入所した時の事等は
やはり混乱し
そしてなんとかそこから自分らしさを
取り戻す様子が見える


色々考えさせられたが
人の生き方に正解は無い
自分自身が決めればいいからだ

だからやはりそこに
自分の求める自分らしさと
人が求める「自分らしさ」があって
人はそんなものに
がんじがらめになっているんだなぁと
改めて考えたが
自分はそれで良いと思った。



人がどう思おうと関係ないと言いつつ
そう言葉にしたとたん
実は他者が気になっているという裏返し
無人島で一人でいるわけじゃなし
結局他者との関係は生まれるわけで
その中で自分の思う
自分らしさを貫けばいい。


ガンで死んでしまうということを
前提にしているので
全編が死の雰囲気に満ちているが
それはカラリとスッキリと
清々しい



こんなふうに生きたいなと
そう感じただけで
読んだ意味はあったのだろう、
多くの著作があるが
『100万回生きたねこ 』という本を一冊
多くの人の胸に残した
それこそが生きた証。



soramove
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オリコンの本の総合ランキング(2012年5月13日)
ダイエットにタイムリーな金冠日食とこれが
日本の今なんだろうな

①DVD付き 樫木裕実カーヴィーダンスで楽やせ!/樫木裕実
②舟を編む/三浦しをん
③DVD付き 樫木式カーヴィーダンスで即やせる!/樫木裕実
④DVD付き 樫木式カーヴィーダンスで部分やせ!/樫木裕実
⑤ギャル曽根流 大食いHAPPYダイエット/ギャル曽根
⑥DVD付き 実はスゴイ! 大人のラジオ体操/(著)中村格子/(監修)秋山エリカ
⑦2012年5月21日 金環日食観測ノート <日食メガネ付き>/(監修)相馬充/(文・絵)えびなみつる/(写真)中西昭雄
⑧聞く力 心をひらく35のヒント/阿川佐和子
⑨寝るだけ! 骨盤枕ダイエット/(監修)福辻鋭記
⑩SHEL’TTER 21 2012 SUMMER/(編)BAROQUE JAPAN LIMITED

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