soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「水を縫う」手芸好きな男子高校生の日常

2020-11-17 21:36:54 | 読書の時間
「水を縫う」寺地はるな(著)(読書の備忘録)
(2020/7月読んだ)

手芸好きの男子高校生は
学校では浮いた存在だけど
本人はそれほど、気にしていない様子。

ホントはそんなことないだろうなと
思いながら読み進める。

一番多感で他人の目が気になるし、
社会人のように学校生活は
他人とは
切り離せない場所だからね。

だからこの、現実感の無さは
気になった。

そして過去の記憶から

―かわいいものや華やかな場が
苦手な姉のため、
ウェディングドレスを
手作りすると宣言するー

大丈夫か、いくらなんでも
結婚式の衣装だぞと思うが
まあ、小説だからねと。

ふわふあっとした
なんかとても大切なものが
そこにあるのに、現実感のなさが
そうさせるのか
もうひとつ、こちらに届かない。

それでも
「失敗すること」
「雨に濡れること」
日常の何もかもが
時には必要なのだなぁと

強い何かをそこに求めないなら
こんな読書体験もアリ

☆☆
最近は読んだ本はほとんど
すぐにメルカリで売ってる、
買うことも多いが、皆きれいな
状態で送られてくるのが嬉しい。
☆☆

「ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち」このリアル、ちょっとなかったな、お見事!

2020-11-13 09:13:28 | 読書の時間
「ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち」ブレイディみかこ   (著)(読書の備忘録)
(2020/7月読んだ)

前著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は
書評もよくて、すぐに読んだが、
こちらはその同じ界隈で
主人公を子供からおっさんに
移して、イギリスの労働者階級の
“今”がホント、リアルに伝わる。

スゴク面白い。

EUからの離脱という
まさに旬の事件を
実際に生活者の目線で
伝えてくれている。

これはニュースじゃ分からない。

保険医療サービスは、
国民皆保険の日本では
想像も出来ないくらい、
でも痛い出費をしてからこそ
声を上げるのかも。

公共施設の閉鎖による
図書館の消滅などが起こっている
 
これは近い将来の
日本の姿でもあるのか?

あれこれ問題はあるけど
なんとかしぶとく生きてる
当たり前だけど、強くて
優しくて、生きてる手触りみたいなものを
感じられる一冊だ。

もっと読みたい。

☆☆
寒くなってきて
いつまで朝、犬の散歩に行けるか。
☆☆

「動きだした時計 ベトナム残留日本兵とその家族」日本語教師の奮闘に感謝!

2020-11-09 09:14:19 | 読書の時間
「動きだした時計 ベトナム残留日本兵とその家族」白石 昌也  古田 元夫  坪井 善明  栗木 誠一  小松 みゆき (著)(読んだ本の備忘録)
(2020/9月読んだ)

ベトナムに日本兵が
戦後も残ったということが
最初分からなかった、
そんなことあったの?

妻子を残して帰国した人も

本を書いた小松さんは
日本語教師としてベトナムに渡り
そういう人たちがいることを知った、
そこで「その事実」を伝えるだけじゃなく
自分から情報を頼りに
会いに行く行動がすごい、
こうありたいなと感じる。

でも、なかなか出来ないことだ。

海外にいるからこそ
余計と日本人であることや
その歴史を感じることもある、
自分がそこにいる意味
自分の居場所

色々考えさせられた。

@@@
松坂慶子主演で「ベトナムの風に吹かれて」
映画化されている。
アマゾンプライムかネットフリックスで
見られるか調べよう。
@@@

「GOTO TSUBAKI HOTEL」9月に福江島へ

2020-11-08 13:51:01 | 旅行
「GOTO TSUBAKI HOTEL」 滞在
9月にGO TO キャンペーンで
長崎へ行って来た。
 
最初は飛行機を乗り継いで
五島列島の福江島へ
長崎から福江島へは
座席50くらいの小さな飛行機で
何故かちょっとうれしい。

 
新しいホテルを予約して
島のいくつかの教会をタクシーで
回ってもらった。
 
ホテルの部屋のベランダから
海がバーンって見えて
多くの時間を過ごした。
 
非日常
 
食事もホテルのレストランで
予約して、
ホテル滞在を楽しんだ。
レストランでは外国人の
スタッフがいた、
ひとりはベトナムの女性、
聞けなかったけど
実習生なのかな。
 
留学生が身近にいると
今まで気づかなかったことが
見えてくる。
 
次に行くことがあれば
いくつかの島へ行きたいと思った。
@@@
タクシーの運転手さんが
30年前と比べると
人口が30%くらいになったと言っていた。
大都市以外のどこも同じ話
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「在野研究ビギナーズ 勝手にはじめる研究生活」学術会議とは無縁の世界

2020-11-07 10:26:30 | 読書の時間
「在野研究ビギナーズ 勝手にはじめる研究生活」 荒木優太(あらき・ゆうた)編著(読んだ本の備忘録)
2020/6月に読んだ
277ページ /明石書店 (2019/9/1)
朝日新聞の書評で気になって購入

「在野研究者」とは、大学に属さない、
民間の研究者を言うらしい。
大学に属さず、本業をもって
それとは別に時間を捻出して
研究生活もしている人たちの話だ。

そういう人もいるんだなぁ、
学問という固い言葉でなければ
マニアとかオタクとかとも
大きな意味では「在野研究者」なのかもとか
思いながら読んだ。
でも、発表する場も持たない研究って
相当な強い気持ちがないと
続けられないだろうと感じた。

こうしている今も
「誰かに読んでもらえるのか」
「認められることはあるのか」
そんなことを考えながらも
それでも自分の探求をせずにはいられない
大変な道だ。

今、話題の学術会議とは
正反対の方向にいて
きっと今日も、調べて
思索しているのだろう。
@@@
何かをせずにはいられない気持ちは
眩しいい。
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