soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「モンテーニュ通りのカフェ」ささやかな喜びを幸せと感じられる幸せ

2009-11-30 00:09:34 | ミニシアター系映画
「モンテーニュ通りのカフェ 」★★★☆
セシル・ドゥ・フランス、ヴァレリー・ルメルシェ、アルベール・デュポンテル主演
ダニエル・トンプソン監督、106分 、公開日:2008-04-26、2006年、フランス



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「主人公のジェシカ若き日をパリで過ごした祖母の
思い出話を聞くのが好きだった、
祖母に後押しされるように
田舎町からパリにきたジェシカは
モンテーニュ通りにあるカフェで働くことになる、
その店に集まる人々を彼女の目を通して描いていく」



カフェのギャルソンになったヒロインは
店にやって来る女優、ピアニスト、
舞台や映画の関係者、美術収集家といったセレブな客と
触れ合ううちに彼らの抱える悩みや様々な感情までも
知ることになるが、
深刻ぶる人達の間を軽やかな調子で
すり抜けるヒロインがとても良い。


彼女に出会うことで何かしらのヒントを得て
みんながその場所からほんの少しだけ
安らげるような場所へと肩をたたかれるような
軽い感じで好転していくのは、
重くならずに脚本となにより主人公の魅力だろう。

何か強烈に訴えるものがあるわけでもない、
でもここには誰もが日常に感じる様々な感情が
さらりと描かれていて
大袈裟じゃない何気ない小さなことが
いかに人の心を左右するのか
改めて考えさせられた。


高額な美術品をその金額的な価値も知らない主人公が
「これいいわね、恋したくなる」
持ち主の金持ちにぽっと言うセリフ
「それを聞いたらこれを作った作家も喜ぶだろうな」
と答えるが、実際は高い美術品は金持ちの家で
多くの人の目にも触れずに保管されるだけ、
そして持っている人自身も、何かを感じているかといえば
価値があるのもとして手元に置いているだけ。

そんなさりげないエピソードの積み重ね、
心を揺さぶられる傑作とは言わないが
見てちょっと幸せな気分を感じられる作品、
週末にリラックスしながら見るには最適。

もう1週間レンタルの棚に目立たなく並んでるだろう、
気になったら見て欲しい作品。


★100点満点で70点


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主人公の女優さんがホントこの映画にピッタリで良かった。

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「ニュームーン/トワイライト・サーガ 」ヴァンパイア映画としての恐怖度は弱いが顔の白さ倍増

2009-11-29 01:20:01 | 大作映画ハリウッド系
「ニュームーン/トワイライト・サーガ 」★★★☆
クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン、テイラー・ロートナー主演
クリス・ワイツ監督、131分 、公開日:2009-11-28、アメリカ




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「ヴァンパイアものが好きだ、
今でも名作と思ってる「ブレイド2」や
ケイト・ベッキンセールの氷のような
美しさが際だった「アンダー・ワールド」など
絶対にこんなことあり得ないのに
人間は闇や死後を怖がるように、
訳の分からないものを想像しては
どこかに甘美なものもそこに見てるようだ」



真っ白な顔で見た目で「おかしいだろ」と思うが、
映画の中の登場人物は何事もなかったように
普通に対応してるのがおかしいんだけど

そのうちそれも「そういうもの」と
違和感がなくなってくるから不思議だ。

年をとらないヴァンパイアに恋してしまった主人公は
彼と同じように変身したいと望むが
彼はそうさせないために彼女の元を去る、
ここに幼なじみが狼の種族だったという
さらにあり得ない世界満載で今回も楽しませてくれた。

ヴァンパイア(悪者)対か弱き人間という
単純な構図じゃないだけに
そのなかなか進まない根本的なストーりーに
いらだつような感じを覚える、
そしてラストにはまだ引っ張るという
あきれたでも嬉しい企画。



映画としての出来がどうのというより
「いかに」見せてくれるか
それを楽しむだけなので
制作者も苦労といより、かなり楽しんでるんじゃないかと
思えるできあがった映像を楽しませてもらえるうちは
まだまだ続けてくれても大丈夫だ。

今回はヴァンパイアの
最上位の組織のようなものまで
紹介されて、こんな感じでいけば
まだまだ続編はいけるだろう、
ただ不満があるとすれば
ヴァンパイアが血を吸うシーンが全くないこと、
独特な雰囲気、血走った目、
逃れられず最後にはあきらめの表情など、

恋愛や心情に重きを置くのはいいけれど、
本質はしっかり描いてほしいものだ。

とはいえ、こんなリアルな感じがないものに
どうして引かれるのだろう、
きっと人間の心の中には
割り切れない部分を誰もが感じて
折り合いをつけながらいて
そんな日常の隙間のような部分に
もしかしたら「何か」あるのも面白いなと
感じているからかもしれない。

見逃したくないとまでは言わないが
お金を払って出かけても損したとは思わない出来、
全作を復習してから行くのが正しい。


★100点満点で70点

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オオカミ族の映画も作れそうだ。

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「DISNEY’S クリスマス・キャロル」3D技術の進歩を楽しむ映画

2009-11-27 00:09:50 | 大作映画ハリウッド系
「DISNEY’S クリスマス・キャロル」★★★
ジム・キャリー、ゲイリー・オールドマン、ロビン・ライト・ペン、コリン・ファース声の出演
ロバート・ゼメキス監督、97分 、公開日:2009-11-14、アメリカ




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「日本人でも聞いたことある
クリスマスの童話、
人に優しくしようという、しごく健全な
道徳的なお話、今更とも思ったが
3Dがどんなもんか引かれて劇場へ」



3Dメガネは薄暗い、
時々ずらしてスクリーンを見ると
すごくきれいな空の青がぼんやりとした
曇り空みたいに見えることも。

まあこいうのは慣れだろう、
今年はこの3Dメガネはこれで3回目、
効果を一番感じたのは「ファイナル・デッドサーキット」だった、
血しぶきは飛んでくるし、
爆発の破片を避けたこともある。

で、この映画では奥行きや
複数の人間が手前や後ろに居ることが
本当に立体的にクリアに見えて、
メガネを外すとにじんだ画面に
技術ってすごいなと関心しきり。



ジム・キャリーの顔をCGでアニメ化したからか、
表情の大げさなところもちゃんと
引き継いでいて、主人公が痛い目に遭うのを
小気味良い感じで見ていた、
ストーリーは分かっていても、いかに見せるかという点では
この映画はかなり作り込まれていて、
制作者の発想の豊かさには驚かされた。



3D技術は今その途上にある、
今後どのくらい凄いものが見れるか、
それはすごく楽しみだ、
あの重いメガネさえなんとかしてくれたら
もっといいのにね。

見逃したくないとまでは言わないが
見ている間中、ストーリーを追うというより
画面に何がどう描かれているか
そんなことばかりが気になった映画で、
その点では興味深いというか、
面白い映画だった。

いまに劇場で椅子に座りながら
ジャングルクルーズに実際に行っているような
そんなかなりリアルな体験が出来るように
なるのかも知れない、
でもまだまだ相当未来の話だろうが。

クリスマスには人は「良い人」になるという、
キリスト教徒の夢のようなお話も
たまには悪くないなと感じた時間。


★100点満点で65点

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こういう映画を見ると自分が良い人になったような気になるのが嬉しい。

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「2012 」もしかしたら現実にありえるかも、大画面で見るべき

2009-11-25 00:09:09 | 大作映画ハリウッド系
「2012」★★★★オススメ
ジョン・キューザック、キウェテル・イジョフォー、アマンダ・ピート出演
ローランド・エメリッヒ監督、158分 、公開:2009-11-21)、アメリカ




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「久々の超大作映画、この映画を大画面で見なくてどうする!
内容があるとか無いとか、そんなこと考える前に
客席に座って現代の映像技術に素直に驚くのが
こういう映画の正しい見方、面白かった!」



2012年12月21日を世界の終末と予言した古代マヤ人、
その予言が真実であるかのように
太陽の動きが活発化し、地球の核が熱せられ
世界各地で地殻変動が起こり始める。

そして2012年地割れが始まり、
隆起し、火山活動が起こり
もう人間はただ逃げるだけ、成す術なし、
自然に対してはホント無力だと改めて感じる。



この映画は地球が脆くも崩れていく様子を
脱出すべく乗り込んだ飛行機から
主人公(ジョン・キューザック)達と同時に体験し、
「あーもう、絶対助からない」と何度も心の中で叫ぶ、
そのあたりを楽しむ為に見るわけで
その意味で期待を裏切らない凄い映像を見ることになる。


よくこんな映像を考えるね、
そしてその素晴らしい映像技術をいかに
リアルに見せるか、その想像力にも感激する、
後半の人情じみたシーンは少し余計にも感じたが
まあ、楽しさを損なうほどじゃない。

凄い映像すぎで所々笑えてくる、
もうこれが現実になったら
絶対に助からないので、現実に置き換えるというより
ホラー映画を怖いと思うより笑ってしまうような
妙な感覚をここでも味わった。

主役のジョン・キューザックは、優しい顔で
緊迫感に欠けるかな、
しかし家族愛を描くにしても
ストレートにはいかない複雑な世の中なのだ。

大変な状況になれば人々は最後には
祈るしかない、
その祈りが日々の何気ない場面でも
少しでも助けになるなら、やはり人は祈るのだ。

気になるなら映画館へ、
レンタルまで待ってもこの醍醐味は得られない。


ローランド・エメリッヒ監督はこれまで
1996年 インデペンデンス・デイ
2000年 パトリオット
2004年 デイ・アフター・トゥモロー
2008年 紀元前1万年
巨大なバジェットで映画館で見るべき映画を作っている。

★100点満点で75点


soramove
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チベットのあたりまで津波が押し寄せるのだから、2012年以後の世界は
再構築するにはいいのかも、世の中は込み入ってしまいすぎてる。

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書籍「蜜蜂のデザート」今度はデザートにまつわるあれこれ、美味しさもいっぱい

2009-11-24 00:09:19 | 読書の時間
書籍「蜜蜂のデザート」★★★☆
拓未 司著 、宝島社刊
2008年12月17日発行、第1刷、1,470 円、381ページ



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「前作「禁断のパンダ」が面白かったので
すぐに手に入れて読み始めた、
今度はデザートを研究する主人公に
とても甘くない事件が起こる、
またまた一気読みのグルメミステリー」



神戸の小さなフレンチレストランのオーナーシェフ
柴山幸太が主人公のシリーズ2作目、
店で提供するコース料理のデザートが
まだまだ弱いと研究を始めた主人公の周囲で
事件が起こる。

世の中に認められたい、
これはひどく真っ当なものだけに、
やっかいでもある。
気持ちは分かるが、それが犯罪まで発展したり
人を傷つけてまでとなると話は別だ。


この本のウリはやはり出てくる料理の描写だ、
食べたくなる、
知らない食材や料理の名前も
内容を聞くとなんとなく分かるし、
料理を愛している作家の手になれば
読み手のこちらにもその美味しさが伝わるんだろう。

それから小さなレストランの経営についてや
原価やその利益なんかもさりげなく触れていて
そういうこともより深く
主人公の店の事を分かる手がかりになって
親密さというか、ガンバレヨと応援したくなるのだ。


レストランの経営者とその周囲で起こる事件、
これで2作目だが、もう次はキツイだろうな、
そうそう自分たちの周囲で殺人事件なんか
起こらないから、いくらなんでも・・・と。
それでもどこかで起こった事件に首を突っ込んだりと
まだまだ大乗なんだろうか。
次を期待しつつも複雑なところだ。

★100点満点で70点


soramove
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エンターテインメント系で深みは無いが読んでいる間は楽しい。


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