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読書と旅行と柴犬のブログ
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映画「阪急電車 片道15分の奇跡 」奇跡というと大袈裟だけど優しい時間

2011-05-13 19:09:38 | 邦画
「阪急電車 片道15分の奇跡 」★★★★
中谷美紀、戸田恵梨香、南果歩、
谷村美月、有村架純、芦田愛菜、小柳友、
勝地涼、玉山鉄二、宮本信子出演

三宅喜重監督、
119分、2011年4月29公開
2011,日本,東宝
(原作:原題:阪急電車/ 有川浩)


  


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「評判の小説の映画化、
先に読もうと購入しているが
本は読む順番があるので先に映画を見て来た。
TVドラマでもそれほど変わらないと思うが
映画は映画館で見ることが違うところ、
大画面を見つめる観客の一人になって
この一回きり、同じ物語を見守るのは
やはり映画ならではの醍醐味



劇中で中谷美紀が
行き交うたくさんの人の中で
「同じ場所ですれ違いながらも
決して交わることがなく
ただすれ違って行く」
そんなことを心の中でつぶやくが
そんな瞬間は誰にでもある。



言葉を交わせば
それがかけがえのない
出会いになるかもしれなくても
普通は言葉も交わさず
それぞれの目的の場所へ、
そんな日常からほんの少しだけ
僅かなきっかがこの映画となっている。



阪急電車って乗ったことはないが
片道15分という短い路線、
見知った顔を見つけられそうだ、
その電車に乗り合わせた
もしくはホームで
ちょっとした出会いが
なんとなく心を癒してくれる、そんな映画。

電車に乗っていて
急に話しかけられたら警戒するだろう
なんだか都会生活ってそんなふうに出来ている、

自分は田舎者なので
地元に戻るとすれ違う人のほとんどが顔見知り
だから最初はその落差に戸惑ったが
今ではだからと言って混乱することもない。


そんなふうに馴染んで行く、
最初は戸惑っても
ちゃんと対応していける
だからこそ同じ場所に居合わせても
別に言葉も交わさない
なるべく視線を避け
それぞれがまるで別の場所にいるみたいに
無関係を装うのだ。

この映画はその暗黙の了解を
ちょっとだけ破って一歩相手の心に近づいて
そして僅かの間だけ心を通わせる、

それぞれのエピソードは短いか
それは丁度電車に乗り合わせた
駅ひとつかふたつぶんの距離のよう。


映画を見終えて地下鉄に乗る、
多くの乗客が降りた後
乗り合わせた同じ方向へ行く人たち
自分もその一人だ
もちろん言葉なんて交わさない
けれどなんだか暖かい気分になった。



★100点満点で75点★


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