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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「グッドナイト&グッドラック」カッコ良すぎるキャスターの心意気

2006-05-30 21:52:36 | ミニシアター系映画
「グッドナイト&グッドラック」★★★☆
デヴィッド・ストラザーン、ジョージ・クルーニー主演
ジョージ・クルーニー監督、2005年アメリカ

タバコを片手に少し斜めに体をTVに向けて
ニュースの締めの言葉は
「グッドナイト&グッドラック」

カッコ良すぎる。
こんなこと今、誰かがやったら何と言われるだろう。

そして放送のスタイルがカッコ良いだけでなく
彼と彼の番組を作るスタッフの
真実の追究と体制に組しないという考え方が
スゴイのだ。

もちろん言論の自由が統制され
思うようなことを言えない風潮自体が
アメリカの自由を奪うのであるが
そこで自身の考えをちゃんと言うということの
重要な意味を映画は示すことで
現代の自分たちにも何かを訴えているように感じる。

映画の内容もさることながら
主演のデヴィッド・ストラザーンという人の存在が
ハリウッドの実力を示している、
まだこんな人がいたということ、
そしてその人を主役に使うということも含めて
映画づくりの層の厚さを改めて感じた。

腹の底の方から力が湧き上がるような感覚を
映画を見ている間に感じた、
映画はそこに映されるものだけでなく
そこから何を感じるのかそれも重要な要素なのだ。

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「クライング・フィスト」この男たちのドラマに泣け!最高

2006-05-28 01:46:49 | 韓国映画・アジア映画
「クライング・フィスト」★★★★★満点
チェ・ミンシク、リュ・スンボム主演
リュ・スンワン監督、2005年韓国

昨年5月にソウルで見た熱い映画を
今度はちゃんと字幕で見た。

この映画は負け犬達の映画だ、
どん底まで落ちたときに、見えた一筋の光。
もうこれしかない、そのギリギリの舞台で
二人は生き様を見せ付ける。

「何になりたいのか」
「そのために何をしているのか」
「愚痴ばっか言ってるんじゃないぞ」

彼らの拳が宙を切るたびに、胸が締め付けられる、
シーンにありがちな回想なんて入らない、
ただ目の前のたぶん自分自身と戦っているのだ。

以下は、ソウルで書いた過去の記事を採掲載する。

アジアゲームで
銀メダルを取った栄光を
頼りに生きる男。
チェ・ミンシクが演じる。
妻子とは別居し、街で「殴られ屋」でなんとか
お金を稼ぐ日々。

もうひとり、生きる意味も見出せず
チンピラもどきの生活をし
果てには強盗傷害で5年の刑をうけた男
こちらを生きのいいリュ・スンボムが演じている。

刑務所では自制が効かない荒くれた性格を
ボクシングに打ち込むことでなんとか抑えている。

この何の接点もない二人が
リングの上で拳を合わせる。

こんな映画あっただろうか。
勝負は死闘の末につくが
勝った方も、負けた方も
どちらもそれぞれの戦いに勝ち
あと少しでこっちも声をだして泣きそうだった。

今夜ソウルは小雨、すごく寒い。
でも不思議と心は温かだった。

★勝ったとか負けたとか、時々感じることもある、
でも「何かをやり遂げた」ということが大切なんだろう、
その向こうに何があるかは分らない、
でもそんな先のことに思いを馳せる前に
まずは目の前の目標をクリアすべきなんだろう。

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★過去記事★←全文参考


「達磨よ遊ぼう」韓国のお坊さんとコメディ対決

2006-05-27 12:01:42 | 韓国映画・アジア映画
「達磨よ遊ぼう」★★★☆
パク・シニャン チョン・ジニョン主演
パク・チョルグァン監督、2001年韓国

ヤクザ同士の喧嘩から逃げ出した5人が
しばらく隠れるところとして選んだのが
山奥の寺だった。

修行中の坊さんとの反目の毎日、
様々な勝負をしたりしていくうちに
次第に心を通わせていく。

泰然とした寺の和尚が良い。

別の場所で別の機会に会っていたら
友人になりそうな感情を持ちながらも
別れはやってくる。

この映画を一本見逃したら
損失になるようなものではないが、
コメディタッチでありながら、少しホロッとさせる
うまいつくりで韓国でのヒットもうなずける。

パク・シニャンがヤクザの若い親分を好演、
その他、見慣れた顔がここでもチラホラ。

TVドラマを見る様な気楽さで
お隣の国の宗教観も少し分って、親密感を感じつつ
良い気分で映画館を出た。

韓流シネマは少し古めの韓国映画を発掘するようなテーマだが
最近は新作がどんどん公開されているので
こんなふうにまとめて公開するのも無くなるのかもしれない。

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韓国最新興行成績・首位は「ダ・ヴィンチ・コード」5/21付

2006-05-26 01:05:50 | 韓国映画・アジア映画
2週連続首位の「ミッション・インポッシブルⅢ」を
引きずりおろしたのは、全世界同時公開の話題作。

①「ダ・ヴィンチ・コード」これまでの洋画の最初の週の興行成績の
新記録を達成。
「スターウォーズエピソード 3」の記録を抜いたようだ。

②「ミッション・インポッシブルⅢ」」

③「素足のギボン」
シン・ヒョンジュン、キム・スミ主演
粘り強く観客を集めている、やはり主演の力か。
笑って泣ける映画のよう。


④「家族の誕生」初登場ムン・ソリ、オム・テウン、コ・ドゥシム主演
恋人のような兄妹、愛を求める母親。
愛に、スキャンダルに、問題の多い彼らに
果して幸せは訪れるだろうか。


⑤「ファイナルディスティネーション 」このシリーズ、バカバカしくて大好きです。

韓国映画の俳優達も死守しようとしている、スクリーンクオーター制度は
今年上半期で言えば、そんな制度無くても充分韓国映画は
やっているけると証明している。

デモに加わったチャン・ドンゴンやアン・ソンギらと違い
リュ・スンボムなどはこの制度に批判的だ。

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「ジャケット」もし未来が見えたら、見たい?見たくない?

2006-05-24 21:34:04 | 大作映画ハリウッド系
「ジャケット」★★★
エイドリアン・ブロティ、キーラ・ナイトレイ主演
ジョン・メイブリー監督、2005年アメリカ

湾岸戦争で頭部の負傷が原因で
記憶障害になった男は、
ある殺人事件に巻き込まれ精神病院に送られる。

そこで彼は実験治療を受ける、それは
拘束衣(ジャケット)を着せられ、
死体安置用の引き出しの中に
閉じ込められるというものだった。

その体験から彼は
未来を見ることが出来るようになる。

サスペンスタッチの緊迫感も
主演のエイドリアン・ブロティの
どうにも引き締まらない顔の表情で
いまひとつ胸に迫らない。

キーラ・ナイトレイが時々ウィノナ・ライダーに見える。

発想は面白いし、
小説で読んだらもっと楽しめたと思うが
悲しいはずのラストで何故だがホッとした。

やっと終わりが見えたからだ。

★「バタフライ・エフェクト」と似たラスト、でも決定的に違う、
これが感動を呼ぶ映画の微妙な差なのだ。

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★何か物足りない、そんな感じをずっと引きずったまま
映画を見終えた、特に悪いところも見当たらないが、
目を見張るような「何か」も無かったのは確かだ。