「空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」★★★★
角幡 唯介著 ,
集英社、2010/11/17、4版
( 296ページ , 1,680 円)
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第8回開高健ノンフィクション賞受賞作
「この本もTV番組『週刊ブックレビュー』で
紹介され評価も高かったので読みたいと思い
bk1で注文しさっそく読み始めた、
チベットの奥地のツアンポー峡谷は
探検家から人跡未踏の5マイルには
幻の滝があると伝説にさえなった場所であり、
筆者が10年余りの間に3度冒険した場所でもある」
今時命懸けの冒険って
なんだかピンと来ない、
いろんな条件で
その場所には大変行きにくいとか
そういうことはあるにしても
殆どの場所を冒険家やもしかすると
商社マンがその足跡を残している。
ましてグーグル・アースを使えば
衛星写真でわりと鮮明に見ることさえ
可能な現在において
やはり「冒険」っていうのは
そこに甘美な何かを見出したいのに
今では「無謀」という言葉さえ浮かんでくる。
何故そんな事をするんだろう、
そんなふうに聞くとしたら
その答えを本当に知りたくて質問した人には
その答えがどんな内容であろうとも
根本的な意味で理解はできないだろう。
それはこの本を読んでいくと
人間は二つに分けられるように感じた。
冒険する人と
冒険しない人に。
そして前者と後者は
どこかで決定的に
その求めるものが違うのだから
お互いに「何故行くのか」
では「何故行かないのか」
そんなことに明確な相手を納得させる答えは
やはりないのだ。
彼は言う
「冒険には危険が伴うし
危険が無い冒険は冒険ではない」と。
普段の生活で全ての音や目から入る情報を
シャットアウトして
自分と向き合うことなんてなかなか無い。
でも彼はそんな濃密な時間を
生死を分ける様な危険な夜を繰り返し
その中できっと何度も自分と向き合い
明確な言葉にはならないかもしれないが
自分の答えを見出しているのかもしれない。
そう思うと
嫉妬とは違うが
何か強烈に湧き上がるものを感じる、
自分にも見えるであろう
これからを照らす印を
見つける努力さえしていないことを
強く意識しながら。
★100点満点で75点★
soramove
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チベットは政治的にも時代に翻弄されている、
旅はそういうTVでしか分からないことを
身を持って感じさせてくれる
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角幡 唯介著 ,
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チベットの奥地のツアンポー峡谷は
探検家から人跡未踏の5マイルには
幻の滝があると伝説にさえなった場所であり、
筆者が10年余りの間に3度冒険した場所でもある」
今時命懸けの冒険って
なんだかピンと来ない、
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その場所には大変行きにくいとか
そういうことはあるにしても
殆どの場所を冒険家やもしかすると
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ましてグーグル・アースを使えば
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可能な現在において
やはり「冒険」っていうのは
そこに甘美な何かを見出したいのに
今では「無謀」という言葉さえ浮かんでくる。
何故そんな事をするんだろう、
そんなふうに聞くとしたら
その答えを本当に知りたくて質問した人には
その答えがどんな内容であろうとも
根本的な意味で理解はできないだろう。
それはこの本を読んでいくと
人間は二つに分けられるように感じた。
冒険する人と
冒険しない人に。
そして前者と後者は
どこかで決定的に
その求めるものが違うのだから
お互いに「何故行くのか」
では「何故行かないのか」
そんなことに明確な相手を納得させる答えは
やはりないのだ。
彼は言う
「冒険には危険が伴うし
危険が無い冒険は冒険ではない」と。
普段の生活で全ての音や目から入る情報を
シャットアウトして
自分と向き合うことなんてなかなか無い。
でも彼はそんな濃密な時間を
生死を分ける様な危険な夜を繰り返し
その中できっと何度も自分と向き合い
明確な言葉にはならないかもしれないが
自分の答えを見出しているのかもしれない。
そう思うと
嫉妬とは違うが
何か強烈に湧き上がるものを感じる、
自分にも見えるであろう
これからを照らす印を
見つける努力さえしていないことを
強く意識しながら。
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