soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「エリザベス・ゴールデンエイジ」迫力はあるが、内容薄め

2008-02-28 19:20:59 | 大作映画ハリウッド系
「エリザベス・ゴールデンエイジ」★★★☆
ケイト・ブランシェット主演
シェカール・カプール 監督、イギリス、フランス、114分



今、何故かつての名作の続編なのか
それは映画を見たら分かるだろうと思って見たが、
その答えは分からなかった。

新大陸発見の頃、
すでに絢爛豪華な文化を持って、
その頂点にいた女王。

全てを手にした彼女が
唯一手にすることが出来なかったのが、
個人としての幸せだった。

気高く、洗練されているハズの
クイーンが家臣の前で弱みを見せることは
あっただろうか、
たぶんそういう人間的な部分があったにしろ、
それを仮面の下に隠して
完全無欠であって欲しかったな


スペインの無敵艦隊との戦いの描写の
ジミさには逆に目を見張った、
クライマックスなのに、盛り上がれないのだ。

それでも、政略結婚や
身分の確固たる違い、
そして宮殿内にいる多くの家臣、
なにもかもが現実離れしていて、
そのあたりは面白かったな。

産業で国を繁栄させることに
すでに行き詰まり、その矛先を
侵略や植民地支配などに向けた
その頃の事情を考えながら、
人間はどうしても自分の取り分を
余計に確保しておかないと安心出来ない生き物なのだと
確認した映画。

主演のケイト・ブランシェットは
圧倒的な存在感ながら、
脚本と演出で陳腐になる寸前くらいだった。

時々年に一本あるかないかくらいで、
なにもかもが完璧な映画に出会うことがある。
でもそれはめったにないと分かっているから、
新しい作品に期待してしまう。

この映画はもっと面白いと思っていたのにな、
ひどいとまでは言わないけど、
絶賛には程遠い出来だった。

★100点満点で60点

★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

石造りの宮殿のだだっ広い空間を見ながら、
寒かっただろうなーと。

★映画ランキングはこちら



★寅さん/男はつらいよ★ポスター全48作分160万円で落札 !

2008-02-27 18:14:53 | 邦画
★さすが!寅さん★男はつらいよ★


国税庁のオークションブースで
気になっていたポスターの落札のニュース。

なんと「寅さん」のポスターが160万円だって!

一枚あたり33.000円
これは全部揃っていたプレミアが付いてるだろうけど、
状態の詳しいことがなかなか分かりにくい
ネットオークションでこの高値は凄い。

時分もポスターのコレクターなので
たくさん持ってるが、一枚2.500円くらいが最高、
それ以上のものには手が出ない。
やはりお金があるところには、あるのだ。

寅さんのポスターで状態の良いものも
一枚の単品だと2.000円しないでまだ手に入る、
古いものも含めて一括というのが
魅力的だ。

自分なら全部で5万円と言われても欲しくないが
コレクターは沢山いるだろうから
この金額はそれ程高いというものでも
無いかもしれない。


ついでに最近では
「L change the WorLd 」のチラシで
Lが気持ち(ちょっと)笑ってるヴァージョンは
配布が少ないらしく、オークションで一時
一枚1.000円程度で取引されていた、
今はコレクターに行き渡ったのか500円~700円程度。



でもね、ポスターならいつでもお金を出さないと
手に入らないけど、チラシだからね、
チラシは公開前には劇場で無料で手に入るけど、
自分も取り逃したチラシはまとめて
東京の業者から買っている。

無料でも欲しければ値が付く、
寅さんのポスターの高値に気をよくして
これからももっと集めたいと気持ちを新たにしたのです。

★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

以前は東京まで新作チラシを追いかけてましたが、
最近はそれ程でもないです。

★映画ランキングはこちら


松山ケンイチ(エル)V3達成!最新国内映画興行成績(2/24付)

2008-02-27 00:29:54 | 映画のランキング
気になる?最新国内映画興行成績(2/24付)

今週(先週)   
 1 (1) L change the WorLd



安直なつくりのおいしい作品が首位を堅持、
新作もなく、30億あたりまで行けそう。

「デスノート」ファンからは酷評されてますが、
もともとそれ程高いところを目指したものじゃないので
この程度で合格じゃないかな。

 2 (2) チーム・バチスタの栄光

まさかまさかのヒット、ここまで粘るとは思わなかった、
新作が無いこともあるけれど、
とりあえず見ておくかという感じだろうか。

 3 (5) 陰日向に咲く

こちら先週5位から2ランクアップ、
口コミ評判も上々と聞きますが、
どうなんだろう?
何処で泣く?

 4 (4) 母べえ

こちらも粘り強いですね、
見る予定はありません。

 5 (3) エリザベス:ゴールデン・エイジ

上位で一番お金は使っているし、
演技もなかなか、でも今時じゃないのか
このまま落ちていきそう。

 6 (6) マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

この映画は見るのを迷っているけど、
もうこちらでは一日に2回上映程度に縮小されてる。

 7 (7) アース

この映画も息が長い、
作り物に飽きたら、これは最適か。

 8 (8) アメリカン・ギャングスター

10億はなんとか達成しそう、
今回のチャートの中では一番オススメ

 9 (9) スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

アカデミー主演男優賞を逃したけれど、
あの血まみれのジョニーの顔ってのは
やはり無理だろうな、次に期待

10 (10)  リアル鬼ごっこ

今回のチャート登場映画のうち見ているのは
6作品、どれも結構粘り強い、
そろそろ次の作品が気になる。

★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

「ライラの冒険」が大人向けの作品であることを
願っています。

★映画ランキングはこちら



決定!第80回アカデミー賞・wowowで早速チェック!

2008-02-26 00:09:46 | インポート
部屋に戻って真っ先に
DVDの録画をチェック!

WOWOWの録画を飛ばして、
最優秀主演女優賞あたりから見る。
唯一見ている
「エディット・ピアフ~愛の賛歌」が受賞、
なんと言っても彼女がノミネーション時に
ピンクのドレスで現れた時、
「誰コレ」って思ったくらい
若くてキレイな人だったんで
演じたという事では文句なし。


作品賞、監督賞とも
「ノーカントリー」関連ということで、
見てもないので何の感想もないが、
原作は読んだことがあり、
そんな作品の質を問うような出来の
ミステリーだったっけ?

なんだか気になったりするのは、
アカデミー賞の力なのだ。


プレゼンターはキラ星のスターが
どんどん出て華やかだけど、
受賞者の多くが無名というか、
まだ実績が無い人が多く、その点では
地味な印象だ。


どんな作品が受賞するんだろうと、
楽しみだけど、ほとんどの作品はまだ
日本では公開さえして無いので、
この温度差は埋まらない。

今日の授賞式より、
過去の感動的な授賞シーンを集めた
昨夜の特別番組の方が
面白かったくらいだ。

あれこれ考えつつも、早送りで見た
一時間と少し、
また気になる映画が増えた、
楽しみに公開を待とう。

主要各賞は以下の通り、
こうみても知らない映画ばかりだ。



作品賞    『ノーカントリー』

監督賞    ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン


主演男優賞 ダニエル・デイ・ルイス「ゼア・ウィルビー・ブラッド」

主演女優賞 リオン・コティヤール「エディット・ピアフ愛の賛歌」

助演男優賞 ハビエル・スウィントン「ノーカントリー」

助演女優賞 ティルダ・スウィントン「フィクサー」

外国映画賞 「ヒトラーの贋札」

長編アニメ賞 「レミーのおいしいレストラン」


★話題だった「つぐない」や「ジュノ」が主要部門から
もれたのも、ぶっちぎりの作品が無かったからか。

★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

浅野君の「モンゴル」も今回のノミネートで日本公開が決定したようだ。

★映画ランキングはこちら



「≒草間彌生 わたし大好き 」普通じゃない、ただひとりの人

2008-02-24 19:33:35 | 邦画
「≒草間彌生 わたし大好き 」★★★
草間彌生ドキュメンタリー



先月「ジプシー・キャラバン」を見たとき
予告編で気になった作品を見た。

チラシでも目を止めずにはいられない
ピンクのカツラをつけたオバハンが
鋭い眼力でこちらを見つめてる.



「私を前衛芸術家と呼んで下さい」
「私には才能がある、常にトップを走ってきた」
「私は誰のマネもしない」

常に私は私はと言い続ける、
そこには謙遜とかはない。

50枚の連作を書き上げるまでの過程の
一部を見せてくれる、
時にはカメラに笑いかけ、
時にはカメラがあると集中出来ないと言い、
普通は他者に対して飲み込む言葉を
直接的に言い放つ。

芸術家って何だろう、
何も無いところから、何かを作り出す人を言うのか。

彼女の描く、夥しい水玉や目
奇妙に入り組んだ曲線
どれも好きにはなれない、
でも心のやわらかい部分を刺激する
どちらかというと拒絶反応に近い。

好きか嫌いか
それは受け手の感性だ、
でもそれとは別にここには「何か」
受け手を刺激するものがある、
それは確かだ。

彼女の生き様そのものが
ひとつの作品のようでもある、
こんなふうに激しく生きるのは大変だろうなぁと
凡人の自分は考える。

でもそんな他者の目はどうでもいいだろう、
彼女は自分の中から湧き上がる
創造の産物を形にしないではいられないのだから。

この映画はTVの情熱大陸とかと
似てるけど、感動を盛り上げる演出はない、
ただ我が道を行く彼女のナマの素顔が
時に芸術家であり、時に孤独で心細い様子を
そのまま呈示している。


この映画をみてどうだったかと
描くことは難しい、
あの強烈な眼力の目で見つめる対象が
まだまだ沢山あることが分かった
それは自分のような一般人にも
何か力を与えてくれているのだ。

★100点満点で70点
草間さんへの点★

★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

ただ映画として見たら40点くらいか

★映画ランキングはこちら