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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

書籍「書店ガール5 ラノベとブンガク/碧野圭 著」今回も面白かった

2016-05-30 01:09:17 | 読書の時間
書籍「書店ガール5 ラノベとブンガク/碧野圭 著」★★★★
碧野圭  著 ,
PHP出版 (2016年05月06日 )
299ページ、713円(本体価格660円)

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「取手店の店長になった彩加は
業績不振に頭を悩ませていた。
そこに現れたラノベ編集者の
伸光による意外な提案とは。
人気シリーズ第5弾。」

(PHP出版 HPより)

このシリーズは好きで
全部読んでいるので
新刊がでたのですぐに読み始めた。

駅中の店舗だから
置ける本は限られる、
手っ取り早く有名作家の新館や
雑誌がメインとなるだろう、
書店員の独自の棚ってのは
難しい、
それはなんとなく分かる。

でもせっかく自分の店なのだからと
頑張る姿は応援したくなる。


とはいえ、自分自身を考えても
最近では9割はネットで買っている
時々書店へ行って
新しいものを探すが
そうそう何かを「発見」することはなく
衝動買いもめったにない。


今回はこの店を任された彩加と
ライトノベル編集者の小幡が
新人を発掘し
売りだすまでが描かれている。

ライトノベルは読まない分野だ、
10代なら手軽で読みやすいだろう、
かつて自分は、星新一とか
読んでたのと同じ感覚かもしれない。

文学性より読みやすさ
でもなにか感じるものも
しっかりある


ライトノベルで売り出される作家も
描かれているが
家族との関係とか
それほど深い内容ではないけど
結構面白く読んだ。
読みものとして単純に面白かった



自分の生涯でも読み切れない
夥しい書籍の列
その一冊い冊に色んな思いれがあり
ドラマがあるんだろうな。


本日の教訓
もっと書店で本を買おう。



★100点満点で80点


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メキシコ旅行記2015/10/5~12 ⑯セノーテでプカプカ浮いた午後

2016-05-26 01:09:35 | 2015メキシコ旅行記
メキシコ旅行記2015/10/5~12 ⑯セノーテでプカプカ浮いた午後
チチェン・イッツァ遺跡の後、付近のセノーテへ移動



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☆昨年10月のメキシコ旅行記をゆっくり更新中☆


チチェン・イッツァ遺跡の後、
付近のセノーテへ移動

「セノーテとは地表にできる陥没穴で
自然が生み出す絶景です。
神秘的な沼という感じですが、
潜ってみると、その透明度の高さに
人々は驚かされるでしょう。
何百万年もの時間をかけて、
雨水が徐々に石灰岩を侵食することで、
地下に巨大な洞窟群が形成されました。
そして、その水いっぱいの洞穴の屋根が
崩壊することでセノーテが生まれるのです」
MexiCancun.com より

チチェン・イッツァ遺跡の敷地内にも
セノーテがある、
そのまで行く道の両側には
お土産物屋がたくさん並んでいて
ただ歩くだけでも楽しい

このセノーテは上から見下ろすだけだが
実際にセノーテの水に入ることが出来る場所が
カンクン周辺にはいくつもある。


今回のツアーではそのひとつに
連れて行ってもらった、
こういうことはやはり個人では無理だ。


大きな観光施設になっていて
清潔なトイレ、脱衣所
レストランも併設されていて
大型のバスが何台も駐車できる、
お昼前でだ観光客はほとんどいない、
救命胴着を着けて
池にポチャン!といった感じで
潜るわけでもなく
プカプカ浮いていた。




見上げると、いびつな丸い穴から
太陽が差し込んで来る、
その空いた穴の周囲は
地上の草花が垂れ下がって
恐竜がいた時代のような雰囲気。


しばらくすると
「もういいや」
写真を2.3枚撮って、上がった。


着替えてレストランでバイキングの昼食、
ここもメキシコ料理が並んでいて
食べられそうなものを選んだ。


ガイドさんは個人でやっているようで
今朝は自分達の為に
早朝カンクンを出て
出迎えてくれたわけで
好きな事を仕事に出来るのは
楽しいことだけど
それだけじゃない
色々あるだろうな、とかなんとか。


食事を終えた頃
団体がライフジャケットをつけて
セノーテ入口に向かっていた、
あんなに沢山で入ったら
セノーテの神秘的なものは
薄まってしまいそう。


このあたりには
・シケケン
・サムラ
・イキル
これらの名前がついたセノーテがあるが
自分達がどこのセノーテに行ったかは
不明、
というか、セノーテがこんなに沢山あることも
旅の途中で知ったばかり。



観光を終え、腹も満たして
ガイドさんの運転で一路カンクンへ
2時間のドライブ。
いよいよ最終地のカンクンだ!

@@
今回の現地ツアーは
「ルートツアーズ / RUTO TOURS」
ここを利用した、
親切だし、やはり日本人の気配りで
とても快適だった。
@@


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映画「レヴェナント 蘇りし者」ディカプリオに栄誉をもたらした大作

2016-05-22 19:52:17 | 大作映画ハリウッド系
映画「レヴェナント 蘇りし者」★★★★
レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ
、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター 出演

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 監督、
157分、2016年4月22日公開
2015,アメリカ,20世紀フォックス映画
(原題/原作:THE REVENANT)





「『バードマン…』で第87回アカデミー賞作品賞を受賞した
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が、
実話をベースに描くサバイバル・アドベンチャー。
19世紀のアメリカを舞台に、
未開の地に取り残されたハンターの
壮絶なサバイバルと復讐を描く。
レオナルド・ディカプリオが
圧巻の演技を披露し、
第88回アカデミー賞主演男優賞に輝いた。」

ぴあ HPより


第88回アカデミー賞監督賞受賞
第88回アカデミー賞主演男優賞受賞



今年のアカデミーの主演女優賞は
「この女優が本当に最高だったのか?」
という感じだし、
作品賞も出来は良いが
内容的にどうもノリ切れない
そして監督賞、主演男優賞獲得の
「レヴァナント」を5/7(土曜)に見た。

まさしく映画とはこういうもの、
描かれる壮大なテーマ
自分の住む場所とは全く違う
場所、時間へと
一気に連れて行ってくれた。



その意味では今回のアカデミー関連の
作品の中では一番好きな作品、

ただこの映画、アメリカ人にとっては
彼らのルーツの一部かもしれないが
自分にとっては無関係な歴史。


ディカプリオが
誰だか分からないくらい
汚れた顔を大画面で見せ
渾身の演技を見せつけられると
確かに頑張ってるけど
今、なぜこの映画は?
それは伝わらなかった。


ただもう、画面一杯に広がる
人間を拒むかのような大自然、
こっちまで寒くなりそうなほどの
雪、氷、冷たい川
傷だらけになりながら
この大自然に立ち向かう様は
人間の根本である
「生きる」という
純粋な欲求が
むき出しの欲望に覆われていく。



歴史から学ぶというが
アメリカも侵略の歴史だ、
アメリカ人はこの映画を
ちょっと居心地悪いだろうな、
でも向きあうべきこと、
日本人も同じだ。

やっと
映画らしい映画に出会えた、

しっかり堪能したが
もういちど見たいかと言われたら
157分と長いので
しばらくはいいや。


今日の教訓!
良い映画が
全て自分にとって
素晴らしい映画とは限らない。



★100点満点で80点

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書籍「ツバキ文具店/小川糸 著」記憶の中の陽だまりのような場所

2016-05-17 01:09:11 | 読書の時間
書籍「ツバキ文具店/小川糸 著」★★★★
小川糸  著 ,
幻冬舎 (2016/4/21)
269ページ、1512円

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ツバキ文具店 [ 小川糸 ]
価格:1512円(税込、送料無料)

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「ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。
鎌倉で代書屋を営む鳩子の元には、
今日も風変わりな依頼が舞い込む。
伝えられなかった大切な人への想い。
あなたに代わって、お届けします。!」

(Bookデータ HPより)


代書屋って現存してるんだろうか?
ただこの本の主人公のように
鎌倉あたりなら
なんか、そんな仕事もありそうな気もする。


代書の心得みたいなものから、
この仕事に馴染めず
先代から距離を置いた事など
主人公の人となりが
ゆっくりと分かっていき、
共感こそしないけど
誰もが考える自分の職業の選択について
読みながら自分に置き換えてみたり。



基本的に出てくる人は皆、良い人で
そのあたりは、気持ち悪くもあるが

まあ、世の中
おかしな人や、おかしな事が多いから
小説の中くらいは
どこかにありそうな
陽だまりのような場所ってのも
許せる気もする。


家業を継いだと思っていたのに
実際は先代が始めた商売で
それほど歴史があるわけじゃなく
それでも真摯に取り組むことで
伝わらなかった
祖母(先代)の気持ちが分かるあたり、
ホントは生きている時
お互い言葉に出して言いたかったろうな。



親を亡くしたりすると
「後悔」というものも
重みをもって迫って来る。


「そのうち」ってのが
永遠に叶えられないこともあるんだと
実感してしまうから。



何気ない小説だったが
殺人事件からみのサスペンスを
読んだばかりだったので
バランスとしては良い選択だった。


心に迫る!とまではいかないが
心で想像する「鎌倉」の
少し高台の日あたりの良さそうな
小さな文具店が
自分の心のなかにあるみたいで
ほっとした、読書体験。



★100点満点で80点


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映画「スポットライト 世紀のスクープ」骨格のしっかりした良作、でも日本人にはピンとこない

2016-05-14 01:09:46 | ミニシアター系映画
映画「スポットライト 世紀のスクープ」★★★★
マーク・ラファロ、マイケル・キートン、
レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー、
スタンリー・トゥッチ 出演

トム・マッカーシー 監督、
128分、2016年4月15日公開
2015,アメリカ,ロングライド
(原題/原作:SPOTLIGHT)



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「アメリカの新聞記者たちが
カトリック教会のスキャンダルを
暴いた実話を映画化し、
第88回アカデミー賞作品賞を獲得した
スリリングなドラマ。
神父が30年に渡り多
数の児童に性的虐待を行っていた事実と、
見てみぬふりをした教会の実態を、
ボストン・グローブ紙の記者たちが
暴いていく過程を描く。」

ぴあ HPより

第88回アカデミー賞作品賞受賞

ネットで素早くニュースがチェックできる現代、
新聞の存在理由も変化せざるおえない、
自分はずっと朝日新聞だけれど
毎朝ポストに届くことに
感謝しつつ、新聞が不要とは感じない



ネットのニュースはヘッドラインで
読んで、さらに自分でクリックして
読むか読まないか選別していくが
新聞は書かれていることを
自分のスタイルで全体的に読んでいく。

この違いが大きいと思う。

さて、この映画
カトリック教会のスキャンダルを
スクープするために
丁寧に取材し、しかも他者に先を
越されないように
地道な努力と取材や記事の
目の付けどころで
出来上がった記事、
影響を与えるものに違いがある事も
この映画を見る事で良く分かった。



アカデミー作品賞の作品は
出来るだけ見るようにしている、
ハリウッドのこの一年の
代表作「この一本」と言って良いからだ。


で、そういう目でこの映画を見ると
そこまで良く出来た映画かな?と
感じたのが素直なところ。



じゃあ他に何か良いのがあったのか
と、言われれば
日本でまだ全部公開されてないだろうし
全部見る事も出来ないから
この結果を受け止めて
自分なりにどう感じるか
劇場で見るわけで、
これって新聞の記事に似たなくもない。


カトリック教会のスキャンダルは
大変な事件だ、
ただし宗教観の違いもあって
アメリカの特に地元の人たちの
感じた衝撃は
自分には想像もつかない。



でも大きな壁にぶつかって
真実を追い求める姿は凛々しい、

そんな仕事が出来るなら
彼らの努力も報われると感じた。


実話の映画化なので
派手な演出は無いが

この映画を見てさらに感じたのは
同じ題材をどのように切り込むか
それによって同じ事柄も
意味を変える事もあるのだろうなと
そういうことは恐ろしいなと思った。


真実は追究されたが
この映画では「原因」までは
深く切り込んでいない、

だからなのか
スッキリしないのだ。
そう簡単に原因まで分かれば
これほど大きな事件にはならなかったのだろうが
それにしても
心の拠り所としている神聖な場所で
とんでもないことが行われていたとなれば
身近な人達の恐怖は物凄いだろう。


映画として骨太で揺るぎなく
良く出来ているが
もうひと押し
コチラに迫るものは感じられなかった。


この映画が今年の一本!となるには
ちょっとモヤモヤしたものが残る。

★100点満点で80点

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