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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

書籍「怒り(上下)/吉田修一 著」どこまで相手を信じられるか、試されるのは自分自身

2014-09-28 20:27:17 | 読書の時間
書籍「怒り(上下)/吉田修一 著」★★★★☆面白かった
吉田修一 著 ,
中央公論新社 (2014/1/24))
(280/254ページ ,各1.296円)


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「殺人事件から1年後の夏。
房総の漁港で暮らす洋平・愛子親子の前に田代が現われ、
大手企業に勤めるゲイの優馬は
新宿のサウナで直人と出会い、
母と沖縄の離島へ引っ越した女子高生・泉は田中と知り合う。
それぞれに前歴不詳の3人の男…。
惨殺現場に残された「怒」の血文字。
整形をして逃亡を続ける犯人・山神一也は
どこにいるのか?『悪人』から7年、
吉田修一の新たなる代表作!」

(「BOOK」データベースより)

だいぶ前に読んだ本の
感想をやっと書き始める。

「衝撃のラストまで
ページをめくる手が止まらない。」

こんなコピーを見たが
宣伝に偽りなし、

ミステリーというかサスペンスタッチで
3人の男がそれぞれの場所で
様々な人達と出会うが
彼らはその3人を殺人事件の犯人と
疑いを抱き始める。


読んでるこっちも
3人の容疑者どれもが
殺人事件の犯人に思えてきて
どうなるんだろうと
ホント、ページをめくるのがもどかしい程。



そして結局人を信じるって
まるごと受け止めるしかないと思うが
それがどれだけ難しいことか。


相手を疑いつつも
自分が試されている様だ。



「悪人」以降、作品はもうひとつだったが
ここでまたしても
心を揺さぶる作品を完成させた、

しかも難しい心の描写などなく
ほとんど誰もが抱く様な感情を描いて
それがもっと奥底の
本質の様なものを取られているのはさすがだ。


そういえば、整形して逃げてた男いたなー、
それから沖縄の離島で
野宿みたいな事をしていたとか
聞いた気がする、
当時大きく報道されていても
人間の記憶ってこんなものだ。


何か大きく報道され気にするが
次に何か起こると
マスコミに取り上げられた時は
確かに気にするが
すぐに忘れてしまう。



だから人間って
こんな複雑な世の中で
なんとかバランスをとっていられるのかもしれないし
やはりいい加減な生き物なのだ。


人を殺すという
究極的な部分では
自分は身近な人を疑うようなことは
無いとは思うが
もう少し軽微な罪なら
「そんなこともあるかもな」とか
分かったフリさえしてしまいそうだ。


さて、次の作品にも期待しよう。


★100点満点で90点

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映画「猿の惑星:新世紀(ライジング)」良い悪いは見方次第、どうしても共生は出来そうにない

2014-09-25 19:09:20 | インポート
映画「猿の惑星:新世紀(ライジング)」★★★★
アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、
ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル出演

マット・リーヴス監督、
131分 2014年9月19日日本公開
2014,アメリカ,20世紀フォックス
(原題/原作:DAWN OF THE PLANET OF THE APES)



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「SF映画史に名を残す『猿の惑星』の
原点の物語として製作された
『…創世記〈ジェネシス〉』の続編。
遺伝子的に進化を遂げた猿たちと、
人間の新たな戦いが繰り広げられる。」
ぴあ映画生活 HPより


映画の舞台は2020年代、
実際上では東京でオリンピックが開かれ
名古屋までリニアが開通した頃、
映画では人類の90%が
猿ウイルスによって死滅したことになる。

近未来すぎて
やはりリアルな感じは全く無い、
だからこそ絵空事と割り切って見る



猿のシーザーはゴールデンゲートブリッジの奥の森に
仲間と文明的なコロニーを築いて
平和に暮らしていたが
そこに生き残った人間が
ダムの発電による電力を必要として
森に入って来た事から
新たな対立が生まれる。


人間も猿も理性的なものも居れば
自分達の事しか考えられないものも居て
どちらも似たり寄ったり、
その中でも幼いころ人間に育てられた
シーザーの人格と言うか猿格は
他に抜きんでている。



今さら猿の特殊メイクというか
造形に驚きは無いが

やはりその違和感の無さには
技術の進歩を見るし、
沢山の猿が動くシーンでは
どこまでがリアルでどこからが
CGなのか違いは全く分からない。


そういうことこそ
凄いことなのだろう。



結局この映画
結論は出ている
生物の頂点に立つ人間の
これからの行動が
未来を大きく左右すると言う事だけど、
現実社会に目を戻すと、
ここで描かれる未来も
まんざら絵空事とも思えなくなる
それこそが怖いことだ。


ハリウッド大作として
充分楽しめるし
テーマもしっかり

これは続編がまだありそうなので
次も楽しみだ。

★100点満点で80点

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やっと書き始める/2013年 スリランカ旅行/シーギリヤ②

2014-09-24 19:09:52 | インポート
やっと書き始める/スリランカ旅行/シーギリヤ②
2013/10/13-10/17
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昨年の10月の旅行記を
やっと書き始める。


シーギリヤ・ロック【世界遺産】編②


大きな岩の上に登りきると
視界は広がる、
密林と言う程ではないが
濃い緑と道路や小さな町が
見渡せる、
かつて王様がこの景色を
自分のものとして見ていたのだろう。


登るのも一苦労なのに
この上にかつては宮殿があったなんて
その労力を思うと
人間はどうしてこうも
空に近づきたいんだろうと
思わずにいれらない。




高く高く
上に上に
こうも空に高く手を伸ばしてきたんだ。


今は建造物は無いが
その基礎の部分は石組みのレンガが
整然と残っていて
当時は遠くからも
その姿が見えたんだろうなと
高みから想像してみた。



貯水池もあって
計画されて作られた事が分かる。



いままでいくつの世界遺産を
訪れただろう、
自分は自然遺産より
俄然、こういう人間の造った文化遺産が好きだ。


そこには人間が等しく考える
「欲」だったり
「祈り」だったり、
「願い」だったり
とても人間らしいものを感じるからだ。



何百年も後に
観光客が自分の宮殿を訪れることになるなんて
当時の王様は思ってもみなかっただろう。

下ったところが別の入口
ライオンのテラスと呼ばれる場所、
かつてはライオンの像があったとされるが
今は大きな前足が残っているだけ。




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映画「整形外科医」ストーリーは安いが、怖いは怖い

2014-09-20 23:49:39 | 韓国映画・アジア映画
画「整形外科医」★★★レンタル
キム・チャンワン、ペ・ソウン
ソ・コンウ出演

キム・ソンホン監督、
97分 2014年5月17日日本公開
2012年/韓国 KRコンテンツグループ
(原題/原作:Doctor)



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「『失踪』『オルガミ~罠』の
キム・ソンホン監督が手掛けたサイコスリラー。
一見完璧な整形外科医が、
妻の不倫を目撃したことにより、
内に秘めていた狂気を徐々に発露させていく様を
スリリングに描く。
韓国版『白い巨塔」や
『コーヒープリンス1号店』などに出演した
人気俳優キム・チャンワンが主演を務め
、観る者の背筋を凍らす怪演を見せる。。。」

ぴあ映画生活 HPより


シネマート六本木で今年公開された映画が
もうDVDレンタルになってる、
さっそく観たが
出来は「こんなじゃ。ダメだ」
っていうレンタルで良かった。



色んな要素がまだまだ
ほったらかしで未解決、
そういうちょっとした伏線って
悪くないけど
せめて満足いく解決をいくつかは
してから別の「何か」を提示して欲しい。


思わせぶりで
結局は中身はすっからかん
そんな出来上がりだった。



ただし、サスペンスを味わいたいなら
ある程度は満足出来る

なにせ主人公は整形手術をするわけで、
まぶたをメスで切ろうとして
その指先が震えてる・・・・、
怖い、怖い
メスに注射針
なにせとがっていて
手術台やベッドで受け身となれば、なおさら。


こういうところを
じっくりと見せられると
まあ、正視できないから
それまでは背中にしていた
クッションを顔の前に動かして
見たり観なかったり。


怖い怖い

そういうところは巧いと思った
ラストは・・・どーでもいいや。
なんか続編もありそうだけど
レンタルなら見ても良いかな。

★100点満点で55点

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映画「カジノ・ゾンビ BET OR DEAD」カジノが舞台になってるが、意味は無い

2014-09-16 19:09:30 | ミニシアター系映画
映画「カジノ・ゾンビ BET OR DEAD」★★☆wowow鑑賞
グラント・バウラー、エヴァレナ・マリー
タウニー・サイプレス、ミコ・ヒューズ
ランス・レディック、アンソニー・マークス出演

コリン・ゼイズ監督、
89分 2012年9月22日日本公開
2014,アメリカ,ギャガ
(原題/原作:NON STOP)



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「『30デイズ・ナイト』で一躍注目を集めた
アメコミ作家スティーヴ・ナイルズの
原作を映画化したホラー。
舞台はカジノ・シティとして有名なネバダ州リノ。
突如として住民のほとんどがゾンビと化した街で、
偶然にも正気を保ったままの人々が、
壮絶なサバイバルを繰り広げる様を描く。
寝る、共食いするなどゾンビが
獲得した新たな習性に注目したい。」

ぴあ映画生活 HPより


wowowが夏の終わりに
ゾンビ映画をまとめて放送してて
全米テニスを気にしつつも
好きなゾンビ映画を何本か続けて見ている。


しかしこの映画、東京の方では
限定で公開されたんだね、
お金払って見るほどのモノじゃないな、
即レンタル行き!って感じで
安いB級のどこかで見たようなタイトルに
紛れていそうな作品。


核のボタンが押され
何故か住民はゾンビ化し、
彼らは共食いはするし
夜は立って眠ったり
そこそこ新しい発想は盛り込まれてるけど
「おっ!」って思うような
新鮮な「何か」は全く無かった。



じゃあ、なんでそんなの
見るんだよと言われれば
単純に「ゾンビ映画」が好きだからだ。


人間が死にそこなって
バケモノに変わり果て
人間を襲う・・・っていう
単純な発想から、どれだけの数の映画が
生まれている事か。


欧米のような埋葬の仕方だからこその
発想だけど、
その単純に日本ではあり得ない
その感覚がなんとも安心で
単純にコメディっぽく見られるから
好きなのかもしれない。


閉じ込められたビルの中で
限られた人間が
それぞれの自我をむき出しにして
それでも生き延びる為に
一致団結するんだけど
そのうちほころびが出て・・・、
新しい外部からの生き残りが合流し
さて、彼らの運命は・・・。

展開も目新しさはない
でもゾンビが街をただ歩く姿や
追いかけたり
数人で食らいつく様子
そんなシーンをただ見てるのが
単純に好きなんだろうな。



生きるということと
ゾンビという
なんとも中途半端な存在、
人間としてただ生き残るだけの姿って
ゾンビとそれ程変わらないかも

そんなことをつらつらと考えてる。


映画の出来としては
100円レンタルでやっとモト取り。

★100点満点で55点

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