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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

書籍「路ルウ/吉田修一著」447ページの厚みが嬉しい

2013-01-30 00:09:03 | 読書の時間
書籍「路ルウ/吉田修一著」★★★☆
吉田修一著,
文藝春秋、2012/11/21
(447ページ , 1,733 円)


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「台湾で出会ったふたり
旅行で訪れていた多田春香と
偶然出会い案内をしてくれたエリック、
旅の想い出がその後の人生を決める事もある、
台湾新幹線が走り出すと
二人の運命も重なりあう、
まさにドラマチックな展開で戸惑いもするが
447ページという持った時の嬉しい厚み
本を読む時間を楽しんだ」



台湾新幹線という名前は聞いたことがある、
システムや車両、土木工事で
ヨーロッパと争い
結局折衷案で落ち着いたが
台北駅から高雄市345kmを
これまでの4時間かかった工程を
僅か1時間30分で結ぶ高速鉄道が完成した。


それから中国の脱線事故の時も
安全性重視の運用で紹介されていた、
我らが誇る新幹線が台湾を走っているのは
なんとも誇らしい気分だ、
次はこれに乗る為に旅行に行ってもいいな。



主人公達の出会いやその後の関係
そして新しい展開と
台湾新幹線の開業と並行して
それに携わる人間の大きな仕事への
意気ごみやプレッシャーなど
仕事と恋愛がバランスよく書かれている。



何といっても台湾のあのねっとりした気候と
美味しい食べ物の描写が秀逸で

2度訪れた台北の騒々しさや
賑わいそして安価で美味しい食べ物の記憶が
パーッっと蘇ってきて
それが頭の中で勝手に画像を結んで
これってやはり文章が巧いからなんだろうな。


ただ描かれた内容としては
それ程驚きが無かった、
仕事で得られる喜びや苦悩などは
池井戸潤の描く世界の方がしっくりくるし

こと恋愛に関しては
展開自体が最初から分かってしまい
その意味でありふれていた。


ただ嬉しいのはこの本の厚み
よくも、なにも無いところから
ここまで登場人物を動かし
読んでいる自分達を別の場所に連れて行ってくれた、
それはもう本を読む喜びだ。



心を揺さぶられるようなものは無かったが
読み物としては
充分に楽しんだ。
映画かドラマになりそうだ。


★100点満点で75点

soramove
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映画「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」新年早々ジェット・リーの雄姿を見る

2013-01-28 11:56:10 | 韓国映画・アジア映画
映画「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」★★★★
ジェット・リー、ジョウ・シュン、
チェン・クン、リー・ユーチュン、
グイ・ルンメイ、メイヴィス・ファン出演

ツイ・ハーク監督、
158分、2013年1月11日より全国順次公開
2011,中国,ショウゲート
(原題/原作:龍門飛甲/FLYING SWORDS OF DRAGON GATE 3D )





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「もうアクション映画は卒業した?
そんなこと言ってたとか言わないとか
でもジェット・リーがアクションに帰ってきてくれただけで
ファンとしては大歓迎、
あまりこだわらずに
もっともっと見せてもらいたいものだ」



辺境の地の宿屋“龍門”には、
60年に一度の恐るべき砂嵐が迫っていた。
その砂嵐が砂漠の砂を払って
幻の財宝都市を見せると言う噂が囁かれ
悪いやつらがゾロゾロと集まってくる。



3Dは嫌いなのでなんとか避けてるが
この映画はアクション映画だし
何かやってくれそうな
ツイ・ハーク監督とジェット・リーだから
とんでもない映像が見れるかも。

その効果はというと
冒頭のジェット・リーの最初の戦いでは
画面の向こうからこっちへと
体が浮遊し
クルクル回転して
ワイヤーで吊りに吊っているが
そのおかげで3Dに期待する
飛び出すような効果が何度か見られて
楽しめた。



ただこういう仕掛けはそのうち
刺激しなくなって
とくにドラマ的なシーンでは
やはりメガネを外したくなる
メガネ無しで奥行きや飛び出す映像はムリなのか。


のっけから30分くらいは面白かったが
主役がジェット・リーから
秘宝を狙う遊牧部族や政府の暗殺団に
重点が移るとどうも色褪せてくる、
劇画タッチでどんどん展開していかないと
アクション映画の鮮度はすぐ落ちてしまう、
心理描写もいいけど
そんなもの求めていないからね。


中だるみの後
砂嵐が“龍門”を襲う
自然の前では人間は、その勢いを
やり過ごすしか術は無い、
そしてその後もうひと波乱。



このくらいの出来の作品を
もっともっと量産してもらいたいものだ。
心温まる映画もいいけど
たまにはアジア発の派手なアクションを見たいからね。


レンタルまで待ってもいいが
ジェットー・リーのアクションを堪能するなら
大画面じゃないとつまらない。



★100点満点で80点


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映画「96時間/リベンジ」やはり続編、前作の30%オフってところか

2013-01-23 07:55:05 | 大作映画ハリウッド系
映画「96時間/リベンジ」★★★☆
リーアム・ニーソン、マギー・グレース、
ファムケ・ヤンセン、ラデ・シェルベッジア 出演

オリヴィエ・メガトン監督、
92分、2013年1月11日より全国公開
2012,アメリカ,20世紀フォックス
(原題/原作:TAKEN 2)





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「前作では娘を誘拐された主人公が
救出すべく、ああゆる技術を駆使して
誘拐犯を追い詰め
娘を取り戻すまでを描いたが
目的の為なら手段は選ばずの精神で
まさに敵を皆殺し状態だった、
そして今度は誘拐犯グループの父親が立ちあがる」



リュック・ベッソンが脚本を手がけたと聞くと
ちょいと心配になる
それだけリュック・ベッソン関連の映画は
当たり外れが大きい

ただしこの映画の前作は結構面白かったので
その点では安心できるが
やはり続編、前作の70%くらいの出来だった。


今回の舞台はイスタンブール、
仕事を終えた主人公は
娘と元妻とホテルで合流し
久々の休息をアジアとヨーロッパの混じり合う
イスタンブールで過ごそうとするが
悪いやつらのリベンジが始まる。


だいたいリーアム・ニーソンを敵に回したらいけない、
良い人そうな見た目と違って
フォースも持ってるからね

リベンジするはずが
逆に一緒に連れてった仲間全部がやられて
最後の決断を迫られることになる、
もうここでやめよう・・・と。


まあ、そんな着地点しかないだろう
次があるとしたが
娘が主人公かも、
ガチャガチャ騒ぐだけだった娘も成長し
今回は父を助けて大活躍、
展開は少し変わったけれど
前作のような「これからどうなるんだ?」という
圧倒的なドキドキ感が無く
なんとかなるだろうという
安心感が先に立つので
その分、続編って難しいなと実感。



絶対劇場で見た方がいい!って、
そこまではいってない、
前作を予習してから
レンタルでも十分かな。
ただし舞台となるイスタンブールの街の様子を
楽しみたいなら劇場で。


前作の記事はこちらから↓
「96時間」誘拐犯も相手が悪かった、究極の親バカが行く!2009年08月28日(金) 0時09分


★100点満点で75点


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それでも気になる、第85回アカデミー賞のノミネート

2013-01-22 00:09:28 | 大作映画ハリウッド系
それでも気になる、第85回アカデミー賞のノミネート


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映画の最大の祭典
アカデミー賞のノミネートが発表された。


この時期、日本では公開されてない作品も多いので
どれが良いのかこの時点では分からない、
それでもここ何年かWOWOWでライブ放送されるので
予約録画しておいて外出し
なんとか結果をどこかで見ないようにして帰り
楽しみに見ている。

なんといっても受賞スピーチが良い。
授賞式は2月24日
楽しみだ。


作品賞
『愛、アムール』
『アルゴ』
『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』
『ジャンゴ 繋がれざる者』
『レ・ミゼラブル』
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
『リンカーン』
『世界にひとつのプレイブック』
『ゼロ・ダーク・サーティ』


@『アルゴ』『レ・ミゼラブル』
現在見ているのはこの2作品だけ。


監督賞
ミヒャエル・ハネケ(『愛、アムール』)
ベン・ザイトリン(『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』)
アン・リー(『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』)
スティーヴン・スピルバーグ(『リンカーン』)
デヴィッド・O・ラッセル(『世界にひとつのプレイブック』)



主演俳優賞
ブラッドリー・クーパー(『世界にひとつのプレイブック』)
ダニエル・デイ=ルイス(『リンカーン』)
ヒュー・ジャックマン(『レ・ミゼラブル』)
ホアキン・フェニックス(『ザ・マスター』)
デンゼル・ワシントン(『フライト』)



主演女優賞
ジェシカ・チャステイン(『ゼロ・ダーク・サーティ』)
ジェニファー・ローレンス(『世界にひとつのプレイブック』)
エマニュエル・リヴァ(『愛、アムール』)
クヮヴェンジャネ・ウォリス(『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』)
ナオミ・ワッツ(『インポッシブル』)



助演男優賞 
アラン・アーキン(『アルゴ』)
ロバート・デ・ニーロ(『世界にひとつのプレイブック』)
フィリップ・シーモア・ホフマン(『ザ・マスター』)
トミー・リー・ジョーンズ(『リンカーン』)
クリストフ・ヴァルツ(『ジャンゴ 繋がれざる者』)

助演女優賞
エイミー・アダムス(『ザ・マスター』)
サリー・フィールド(『リンカーン』)
アン・ハサウェイ(『レ・ミゼラブル』)
ヘレン・ハント(『ザ・セッションズ』)
ジャッキー・ウィーヴァー(『世界にひとつのプレイブック』)


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書籍「血霧(上・下)/パトリシア・コーンウェル著」ガマン、ガマンの読書体験

2013-01-21 00:09:59 | 読書の時間
書籍「血霧(上・下)/」★★★パトリシア・コーンウェル著 ,
講談社文庫、2012/12/14
( 364/374ページ , 各950円)





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「シリース第19弾、
思えば遠くまで来てしまった、
全作品を読んでいるが
最初の頃の面白さは感じられない
それが残念だけれど
結局新作が出ればまた買って読んだろうな」



よく映画でシリーズものだけど
この作品だけ見ても面白い!ってあるけど
この作品はこの本だけ読んでも
楽しめないと思う、

これは登場人物にそれぞれ過去の歴史があり
それぞれの関係は複雑に入り組んで
この作品を読んだだけでは分からないからだ。


年末恒例の新作を買って
実家で読み始めた
今作は前作「変死体」の続編


スカーペッタは死刑囚に面会を求められ
サヴァンナの女子刑務所を訪れる、
彼女は殺人鬼ドーン・キンケイドを産んだ
キャスリーン・ローラーから
意味深な言葉を託され
彼女の指示に従って電話をすると
ジェイミー・バーガーに繋がる。


そこからなんとも長々と
心理描写や状況説明が続く

矢継ぎ早に事件が起こるだとか
早い展開なんて全く無く
スカーペッタはアウエイで孤軍奮闘する。


そして下巻から事件は動き出すが、
このシリーズ当初に感じたワクワク感は
後半のラスト付近で少し感じただけ
あとはひたすらガマンして読んだ。



今回は状況ばかり説明して
人間が全く描かれていない
それが致命的だった、

「こうかもしれない」
「そうだったら、どうなるだろう・・・」
そんな彼女の思考がグルグルと
同じ場所を巡り
こちらもそれに長々と付き合わされるばかり。


結局彼女はここでは『検屍官』ですら無く
以前は死体から得られる証拠に基づいて
事件の核心に迫っていったが
今では彼女が何者かさえ曖昧だ、
その立場の曖昧さが
そのまま作品に映し出されたのかも。



とにかくガマン、ガマンで
面白さは僅かだった、
でも次回の新作も買うだろうな
これはもう終わるまで続けるしかないからだ。
まあ、そういうのがあること自体
嬉しくも感じてる。


★100点満点で70点

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