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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「万引き家族」何も変わってない

2018-07-06 16:58:55 | 邦画
映画「万引き家族」★★★☆
時間:120分
公開日:2018年6月8日(金)
監督 是枝裕和
製作年/国;2018年/日本

リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優
池松壮亮、城桧吏、佐々木みゆ
緒形直人、森口瑤子、山田裕貴
片山萌美、柄本明、高良健吾
池脇千鶴、樹木希林出演




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「『誰も知らない』『そして父になる』など
さまざま“家族の形“を描き続けてきた
是枝裕和監督の、長編14作目。
東京の下町を舞台に、 
犯罪で生計を立てる
不器用だが愛すべき家族の
心揺さぶる物語を描く。」

(ぴあHPより)

公開されてすぐに見たが
やっと感想でも。

カンヌ映画祭グランプリという
なんか華やかな勲章と
この映画の内容は
かなりかけ離れていて、違和感がある。



公開後3週連続首位とか聞くと
この映画に多くのひとが
劇場に駆け付けるのも
なんだか気持ち悪い気がする。

もっとひっそりと
でも好きな人が見るような
日陰の映画なのに
大きな勲章がついたので
それに引かれて見に行ったひとは
戸惑うんじゃないかな。


「家族」の形とはいえ、
この映画の家族は、周囲にもほぼ
こんな家族はいないので
だから安心するが、
作り物の様な家族の
それぞれの行動が
最近、ニュースで聞いたような行動をするから
やはりこれも寓話としての
「家族」なんだろう



しかし「誰も知らない」の頃から
この監督の映画は
全く変わっていないとも感じた。

リリー・フランキーのみすぼらしい
痩せた尻も見たくなかったな。


★オススメ度合い★
見ておくべき映画とまでは
思わないが、少し落ち着いたころ
カンヌグランプリの実力を
感じるのも良い。

★100点満点で75点

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映画「海賊とよばれた男」実話の映画化だからか、盛り上がりはもうひとつ

2017-01-05 20:18:07 | 邦画
映画「海賊とよばれた男」★★★★
岡田准一、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、
野間口徹、ピエール瀧、須田邦裕、飯田基祐、
小林隆、矢島健一、黒木華、浅野和之、
光石研、綾瀬はるか、堤真一、近藤正臣、國村隼、小林薫出演

山崎貴 監督、
145分、2016年12月10日公開
2016,日本,東宝
(原題/原作:I海賊とよばれた男)



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「『永遠の0』の原作者、百田尚樹のベストセラー小説を
、同作の山崎貴監督と主演の岡田准一のタッグが映像化。
戦後の復興期を背景に、
石油業の販売に尽力した男の不屈の闘志を描き出す。
激しい逆風の中で、必死にもがいて
前進しようとする人間の力強い生き方が胸を打つ。
空襲後の廃墟と化した東京の風景などの、
圧倒的なVFX映像も見どころだ。」

ぴあ HPより


「永遠の0」を期待して見ると
ちょっと肩すかしを食う、


やはり実在の人物をベースにすると
映画的な盛り上がりってのは
やはり無理だ、
だから盛り上がるかな・・・そうでもない
今度こそもりあがるかな・・・やっぱ違う
そんなこともあって
145分は長く感じた。

映画的な演出はあるべきで
でなければ、TVのドキュメンタリーで充分。

敗戦後、アメリカの大手マジャー石油会社から
独立した日本の自前の石油会社を作ろうと
大きな野望をもって
社員全員で立ち向かうが
頑張るだけでは解決しない
国際紛争等、かつての大変な事情も垣間見え
そういうことは面白かった。

社員がそんな熱い社長に
一様に感化されたようについていくが
現代ではそんな描写は
分かりにくいかもしれない。


とはいえ、時間も忘れて
仕事に没頭する!

そんな瞬間は誰もが経験しているが
それを続けるのは大変なとこだ。


何かを成した人達は
自分という個人より
大きな何かを求め
「地べたに落ちたものを拾うのは簡単だ」
手の届きそうもないものに
手を伸ばすからこそ
得られるものがある。

そしてそれは努力し続けないと
得られないものなのだ。


盛り上がりに欠けた印象が
映画の後味を悪くするが
出来としては良く出来た作品。

NHKの朝のテレビ小説の
短縮版という感じ。


★100点満点で75点

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映画「ジョゼと虎と魚たち」12年ぶりに見たら感想はちょっと違った

2016-06-16 01:09:21 | 邦画
映画「ジョゼと虎と魚たち」★★★★wowow鑑賞
妻夫木聡、池脇千鶴
上野樹里、新井浩文出演

犬童一心 監督、
116分、2003年12月13日公開
アスミック・エース=博報堂=IMJエンタテインメント=エスエスエム=関西テレビ
(原題/原作:ジョゼと虎と魚たち)




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「『金髪の草原』の犬童一心監督が
田辺聖子の同名短篇小説を映画化。
ある夜明け、ジョゼと名乗る
脚の不自由な少女と出会った大学生の恒夫は、
不思議な魅力を持った彼女に惹かれていく。
そんなファンタジックな設定の中に、
普遍的でリアルな恋愛感情を活写。
どの観客の心にも重なる
恋愛の記憶を呼び起こす
犬童ワールドを展開している。」

ぴあ HPより


この映画は公開時に劇場で見た、
wowowで放送されたので
録画していたのを見た、
12年も前の映画なので
冒頭から「こんな始まりだったけ?」と。

「あの人、あんなちゃんとした
人じゃないのに」

主人公が身障者を「ほっとけない」と言うと
主人公の彼女候補がポツリ言う、

「良い人」って気持ち悪い、
もちろん、そうなりたくても
なかなか成れないので
それでそう言い切るのだけど、
図らずも、外から見て
「良い人」になるってことはあるのだ



触れ合った人に
引き出されることもある。



また身障者の少女ジョゼが
「胸を触らせたら、
隣のヘンタイがゴミ出しをしてくれる」と言うと
主人公は「そんなこと!」と憤慨するが、
きっと自分も当時、主人公と
同じ様に感じたはずだ、
そんなことと引き換えにするなよと。


「福祉の人に頼んだらいいじゃないか」
「福祉の人が来るのは昼間だ、
ゴミは朝のうちに出さないといけないし
指定場所は遠い」

だからって、と思うが、
でも母を介護し始めて
日常の普通に出来る色んな事が
実は絶妙なバランスの上で
成り立っていて
うまくかなくなると
そのちょっとした事が
自分にとっての重要な優先順位へ
ピュッっと繰り上がるのだ。

そんなこともあの頃には
知らなかったし、
ホント意味で分からなかった。


人を助けるなんて
難しすぎるし
それを負担と思ったら
続けていくのはホント大変だ。

「ジョゼー、車椅子買おうよ」
「オレだって年とったら、大変だよ」

不用意な言葉が
ズシンとくる。


「結果的にオレは逃げたんだ」
後味の悪い映画と感じた、
たぶん、かつては。
でも、と思う、これこそ現実で
別にほろ苦くも無い


最近よく思う
「成るようになる」
ラスト、電動の車椅子で
買い物帰りのジョゼが
颯爽と歩道を走っていく、
これもハッピーエンドの
一つの形。


久々に見た映画
つまらなければ
ちょっと見て消そうと思ったが
ラストまで見た、
「くるり」が主題歌ってのも忘れてた。


★100点満点で80点

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映画「さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~」ストーリーを追うより、癒しの時間を楽しみたい

2015-10-04 20:26:44 | 邦画
映画「さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~」★★★☆DVD鑑賞
永作博美、佐々木希 出演


チアン・ショウチョン 監督、
118分、2015年2月28日公開
2014,日本,東映
(原題/原作:さいはてにて)

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「ホウ・シャオシェンに師事した
台湾の女性監督チアン・ショウチョンが、
『八日目の蝉』の演技に惚れ込んだ
永作博美を主演に迎え、
世界遺産である能登半島の
珠洲市で撮り上げたヒューマンドラマ。
ひとりで気丈に生きてきた女性が故郷に帰り、
シングルマザーのキャバクラ嬢と
子供たちと触れ合いながら成長する姿を描く。
佐々木希が初の母親役に挑戦。」

ぴあ映画生活 HPより


海が見える場所で暮らしたい、
ぼんやりと、そんなことを考える、

海辺の街に旅行することはあっても、
生活の場にするには
色々やっかいな問題を
解決しないといけない、
だからこの映画に描かれる風景に
ただ単純に憧れる。


岸辺の小さな灯台のような店、
そこにお客が吸い寄せられるように
やって来るのかと思ったら
豆の焙煎をウリにして
遠くから注文が入って来るようだ、
そんなことってあり得るのかなと
ふと思うが
そんな現実的な事を考えないで
お伽噺として観れば良い。



主人公の両親は彼女が小さい頃
離婚して、彼女は母親に着いていった、
彼女は今も、自分から父を捨てたと
自分の幼い決断を悔いている。


そんな心模様も描かれるが
やはりこの映画の良いところは
海に浮かぶように存在する
小さな店の存在

生活には大変そうだけど
2年くらいなら
住んでも良いかな。


映画は静かに終わる
良い余韻と感じたが
「何が言いたかったの?」と
言われたら明確な答えは無いが
この映画をDVDでゆっくりと見れば
癒やしの時間がおくれそうだ。


★100点満点で75点

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映画「海街diary」改めて家族というものを考える

2015-07-12 21:46:27 | 邦画
映画「海街diary」★★★★
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、
広瀬すず、加瀬亮出演


是枝裕和 監督、
126分、2015年6月13日公開
2015,日本,ギャガ
(原題/原作:海街diary )



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「多くの賞を受賞した吉田秋生の
同名ベストセラー・コミックを映画化。
『そして父になる』で世界に広く認められた鬼才、
是枝裕和が原作に惚れ込み
再び異形の家族の物語を紡ぎ出す。
複雑な家庭環境から成立している
四姉妹の葛藤や苦悩などの、
ドラマの味わい深さを堪能したい。」
ぴあ映画生活 HPより



3週間くらい前に見たが
やっと感想の様なものを書く。


鎌倉で暮らす、三姉妹のもとに、
年前に姿を消した父親が
亡くなったという知らせが届く。

葬儀で山形へと向かった三人は、
父とほかの女性の間に生まれた
異母妹すず(広瀬すず)と対面する。

長女の幸(綾瀬はるか)は
そんな彼女の一緒に鎌倉で暮らそうと言う。

三姉妹の生活に転がり込んだ
母親の違う妹、
最初はぎこちないが
一緒に暮らす毎日の
ささやかな出来事が
お互いの結びつきを強めていく。

どうってことない日常を描いていて
特に大きな事件も起こらないが
それこそ、自分達の隣で
繰り広げられる、自分達の物語だ



庭の梅を姉妹で取って
梅酒を漬ける、
家にはおばあちゃんが漬けた
年代物の梅酒もある、
懐かしい風景を垣間見る
特別なようで特別じゃない
でも、振り返ればかけがえの無い日々。



ウチでも庭の梅の木の梅を
昨年は梅ジュースにした、
夏は爽やかな味を楽しんだ、
今年は梅干しに挑戦中、
シソを入れてガラス容器は
濃い紫色を見せている。
まさかこれを梅雨が明けたら
天日に干すなんて知らなかった、
確かに梅干しだもんなと思いつつ。
大変な事を始めてしまった。


家屋はそこに一緒にいることが
普通なのに
遠く離れると、一緒に居た日々が
かけがえのないものだったと気付く
脆そうに見えても
どこか強いものがあって
しっかりと繋がっている。


映画を見て
自分の周囲を見つめた。



ドラもでも出来るだろう
でも映画館の空間で
親密な時間を過ごすのは
とても気持ちいいものだ。



★100点満点で80点


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