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お役所前の風景(101)

2011年01月24日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡県久留米市の「市役所前」バス停。

バス停名からだけではどこの市役所なのかわからないが、後ろの建物は当然(?)久留米市役所である。
このバス停は、これまで既に取り上げた気でいたのだが、意外にも今回が初めてであった。
西鉄久留米~JR久留米間は、荘島経由から市役所前経由へのシフトが進み、近年は、市役所に行き易くなった感がある。

東行きバス停に停まっていた「25番」の側面には、「スパリゾートホテル久留米経由」「市役所経由」と、2つの「貼り紙」があった。
福岡でも「駅前四丁目 停車しません」などの「貼り紙」を見かけるが、方向幕かLEDか、とかいう以前に、一番目立って、かつ、Last resortなのは、このような「貼り紙」なのかもしれない。
(つづく)

お役所前の風景(100)

2010年12月15日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
今年6月のダイヤ改正前までは「県庁九大病院前」だった「県庁前」。
名前が変わってからまだ取り上げていなかったので、「お役所前の風景」100回目を記念し(?)、福岡県を代表する「お役所前」バス停として取り上げてみた。

なお、「県庁九大病院前」が「県庁前」になったからといって九大病院がなくなったという訳ではなく、ひとつ隣りの「警察本部前」が「警察本部前・九大病院入口」に改称されている。
ちなみに、私が子供の頃は、現在の「市役所北口・アクロス福岡前」が「県庁前」だった。

今回で100回目ではあるのだが、時を変えて同じ「お役所」を何度か取り上げたり、自治体の下部に属する「分庁舎」を取り上げたりもしているため、自治体数が100に達したという訳ではない。
また、1から99までをきちんと管理している訳でもないため、中には忘れているものもありそうだ。
という訳で、思い出せる範囲で最西端最南端最北端最東端をご紹介…。

なお、前回の記事が当ブログの「バス」カテゴリー1,000本目の記事だったのだが、私自身が全く気付いていなかった…(Kassyさんから教えていただきました)。
(つづく)

お役所前の風景(99)

2010年11月28日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡市博多区の「駅前一丁目」バス停。
かつて、「16番」「17番」「18番」などは「博多駅前」からひとつ先の、このバス停まで運行されていた。

博多区役所最寄りのバス停だが、中間市筑前町と同じく、停留所名にその名前は出てこない。
ただ、車内アナウンスでは「博多区役所、博多区保健福祉センターへお越しの方は次でお降りください」と案内している。

お役所前の風景」99回目を記念して(?)、バス停には「99番 博多ふ頭行き」が停車している。

このバス停は、博多駅方面(南東行き)が「博多駅前一丁目」に、博多駅と反対方面(北西行き)は「博多駅前二丁目」に立っている(「駅東三丁目」などと同様、バス停名では「博多」は省略されている)。
博多駅前一丁目と二丁目とでは、町の雰囲気は全く違うのだが(三丁目と四丁目も同様)、「丁目」というのは「面」であるのに対して、バス停は「点」、そしてバス路線は「丁目」と「丁目」を隔てる「線」であることが多いため、上りと下りで一対を成すというバス停の「原則」を踏まえれば、“バス停名では「○丁目」といいながら、実際は「□丁目」にある”というケースはよくあることである。

ただ、明治通りの「天神福ビル前」「市役所北口・アクロス福岡前」や昭和通りの「天神郵便局前」(西行き、旧山一証券前)のあたりまで町名としては「天神一丁目」なのに、その「天神一丁目」の南端にあるバス停に「天神一丁目」と名付けてしまったことには違和感がある…というのは以前書いたところだ。

ここ「駅前一丁目」バス停(北西行き)には、博多バスターミナル(旧福岡交通センター)1階1~6番のりば、2階24番のりば、及び博多駅前Eのりばに停車するバスのほぼ全てが停車する。
8つののりばから出たバスたちがたった一つのバス停に集まってくる訳であり、停車するバスの種類・本数もとても多く、バス停の路線図もデカい。
一番の「駅前一丁目」はタテに長~くなっており、バス停の路線図における「バス停の面積コンテスト」がもし開催されれば、「駅前一丁目」はかなり上位に食い込みそうである。

なお、以前、「41番」の吉塚営業所系統が廃止になる際の記事で、この路線について、“吉塚堅粕地区、及び旧3号線沿線地区から博多区役所への連絡という意味合いもあったのでは?”と書いていたのだが、よく考えると「41番」は、「駅前一丁目」を通過していたので、この見立ては的外れだったかもしれない。
(つづく)

お役所前の風景(98)

2010年11月06日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡県朝倉郡筑前町の「篠隈」バス停。

筑前町役場の最寄りバス停だが、中間市と同様、停留所名に「役場」が出てこない。

筑前町は、夜須町と三輪町が合併してできた町であり、現在の筑前町役場はかつての夜須町役場である。
なお、旧三輪町のほうは、甘木観光バスの営業エリアにもなっている。
「筑前」というのは、福岡県の西部一帯を指す昔の国名なので、道路の案内標識などで「筑前←(左折)」などと書かれるとかなり違和感がある

筑紫野市朝倉市方面を結ぶ国道386号だが、経路は一直線で特にややこしいこともないので、バスの時刻表や行先表示に「経由地」として用いる停留所は別にどこでもいいともいえるのだが、長いこと「篠隈」が用いられているのは、それだけここが朝倉街道~甘木間では重要なバス停ということを示しているといえそうだ。

バス停の写真は車内から撮ったものなので周辺の雰囲気が全く伝わらず申し訳ない。
隣りのバス停として案内されている「コスモスプラザ前」と「篠隈新道」は、「都府楼前駅」も通る「400番」が運行を開始したときにできたバス停であり、「石櫃」と「新町」は、一日2往復だけの「急行」の停車停留所である。
(つづく)

お役所前の風景(97)

2010年10月25日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡県中間市の「新手」と「中間三丁目」バス停。

いずれも、中間市役所の最寄りバス停であり、「中間市役所前」というバス停はない(「新手」のほうが役所にはより近く、遠賀川の対岸の「垣生」も意外に近い)。

市役所、区役所、町役場、村役場…というのは、バスを利用してそこまで行く人も多く、最も重要な公共施設のひとつではあるのだが、かといって、それを必ずバス停名に入れなければいけないという規則がある訳でもないので、「~市役所前」「~町役場前」といったバス停がない自治体も結構多い(でも、自治体のコミュニティバスなどで、その自治体の役所を冠したバス停がなかったりしたら、それは問題かもしれませんが)。

例えば、北九州市だと、7つの区全てに名称に「区役所」が入ったバス停があるが、福岡市だと東区、南区、城南区、西区にしか「区役所」が入ったバス停はなく、しかもこのうち、東区と西区は“正名称”ではなく“副名称”として入っているだけである(「箱崎浜東区役所前」と「内浜西区役所前」。東区のほうは、西鉄のサイトでの扱いは単に「箱崎浜」であり、副名称といえるのかも怪しく、西区についても、副名称が付いたのは区役所誕生からかなり時間が経ってからである)。
中央区、博多区早良区は、車内アナウンスなどでは「藤崎・早良区役所前」のように、区役所の最寄り停留所であることを案内しているが、バス停の名称としては「区役所」が入っていない。
このあたりは、区政が施行される前からの停留所名が活きている福岡市と、5つの市が合併して1つの市になったため各区役所の拠点性が相対的に高い北九州市という、両市の成り立ちの違いを表しているのかもしれない。

なお、「中間三丁目」のほうは、現在「中間高速」のみが停車し、中間市内のみでの乗降ができないことから、中間市の住民の方が市役所に行くためのバス停としては不向きである。
(つづく)

お役所前の風景(96)

2010年09月03日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
糟屋郡須恵町の「須恵役場前」バス停。

バスカットには、西鉄とともにコミュニティバスの標柱も立っているが、両者の間には微妙な距離がある。
複数の事業者の標柱がくっついて立っている場合と、このように、敢えて距離を離して立っている(ようにみえる)場合があるのだが、設置にあたって何か基準があるのだろうか。

“須恵町といえば「36番」”というイメージがあるのだが(←あくまで個人的な感想です)、「36番」のバスはすぐ近くを通るもののこのバス停には停車しない。
現在、ここ「須恵役場前」を通るバスは、佐谷地区福岡空港を結ぶ「5番」、及び一日二本だけ設定されている(宇美営業所新原からではなく)「須恵町役場」発の「3番」である。

同じ糟屋郡内の町役場で、西鉄のバス停がある町の停留所名を眺めてみると、「久山役場前」「志免役場前」「宇美町役場入口」「粕屋町役場」と、「町」という文字が入る場合と入らない場合がある。
統一はとれていないのだが、「バス停の名前というものは所詮そういうものなんだ」という感じもする。

さらに重箱の隅をつつくようで申し訳ないのだが…。
遠賀郡の「芦屋町」の読みは「あしやまち」、同「遠賀町」の読みは「おんがちょう」と、「マチ」と「チョウ」の違いがあるのだが、西鉄のサイトでの「読み」は「あしやちょうやくばまえ」と「おんがまちやくばまえ」となっていて、これについては「所詮そういうものなんだ」という段階を少し超えている気もする。
(つづく)

お役所前の風景(95)

2010年08月10日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
北九州市小倉北区の「小倉北区役所前」バス停。
“小倉には「カナダ」「アメリカ」だけでなく「ブルガリア」もある”として、「Day Tripper」で取り上げてもよかったのだけど…。

「宇佐町」を取り上げた際、“モノレールを境にして西と東に分けた場合、小倉都心部のバス路線網の充実度は「西高東低」に見える”と書いた。

この「小倉北区役所前」は、モノレールの西側にある。
小倉都心部のモノレールの東側に比べて、西側のバス路線網が充実しているのは、北九州市役所、小倉北区役所などの公共施設、及び北九州都市高速道路「勝山ランプ」の存在が大きいといえそうだ。

ただ、モノレールの西側を循環する「小倉都心周遊バス」は、全線が廃止候補として挙げられており、あまり楽観視はできそうにない。
(つづく)

お役所前の風景(94)

2010年07月29日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡県嘉麻市の「嘉穂支所」バス停。
かつての「嘉穂町役場」であり、西鉄バスの「狭義の終点」である「西鉄大隈」の次の次、「五日町」のひとつ手前のバス停である。

「嘉穂支所」…4音(か・ほ・し・しょ)に対して漢字4文字と、漢字の燃費が非常に悪い。
久留米市の「日野曽根」、早良区の「多々良瀬」なども同様である。

まあ、3音に対して漢字3文字(名香野、伊岐須、多々良…など)でも、2音に対して漢字2文字(猪野、野芥、志免、那珂…など)でも、「燃費」(1音を発するために必要な漢字の字数)としてみれば同じなのだけど…。

小学校の頃の先生に「七五三」と書いて「しめ」という苗字の人が居たが、これはかなり燃費が悪い。

あ、決して「燃費が悪い」ことが「悪」だと言っている訳ではありませんので…。
(つづく)

お役所前の風景(93)

2010年05月01日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
北九州市門司区の「門司区役所前」バス停。

小倉から門司方面行きのバスに乗って、門司港地区の手前で左側の眼下に海が広がる瞬間が結構好きだったりする。

福岡都市圏の市街地では、海岸のすぐそばまで山が迫っているという地形があまりなく、自分にとっては、このような風景はとても珍しく映るため、お役所前の「風景」としては、お気に入りランキング上位に入っている。
(つづく)

お役所前の風景(92)

2010年04月12日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
佐賀県吉野ヶ里町 の「東脊振庁舎前」バス停。

現在は、主に吉野ヶ里町のコミュニティバスの停留所となっているが、一日一本だけ、福岡空港行きの高速バスも停車する。

福岡空港と佐賀を結ぶ高速バスのうち、佐賀大和インターを通らず、東背振インター(吉野ヶ里歴史公園~神埼)を経由する便が一日一往復だけあり、それがここを通る。
運行時刻は、福岡空港発の便は9時00分発であり、空港から吉野ヶ里歴史公園に向かう人を想定しているようにもみえる。
その逆の便をみると、空港行きは、吉野ヶ里歴史公園を出るのが13時20分であり、ターゲットがいまいちよくわからない(一泊して、午後から移動ということか?)。
一日一往復の状態は、もう10年以上続いていると思うのだが、存続しているということは一定の利用があるということなのだろうか(私も数回乗ったことがあるが、そのときは乗客は少なかった。それがたまたまなのかはわからないけど)。

仮に、空港~吉野ヶ里がターゲットだとすれば、吉野ヶ里~佐賀間は、電車も並行しているし無駄なようにもみえる。
ここから国道385号を南下して、国道34号に入らずに、そのまま直進すれば、福岡県大川市に行きつくので、「天神~福岡空港~[九州道~長崎道]~東背振庁舎~吉野ヶ里歴史公園~田手~藤ノ木~青木中津大橋~大川市役所前~中原高木病院前~筑後川昇開橋or大川橋」のような路線を一日4~5往復作ってみては?などと、たまに考えるのだが、そこまでの需要は見込めないのだろうか。
ほんとは、「福岡空港~東背振庁舎間」は九州道・長崎道経由ではなく、都市高速~野多目ランプ~那珂川営業所市の瀬佐賀橋~東背振トンネル経由だったらもっと魅力的なのだけど、あまり早くなさそうだ…。
(つづく)

お役所前の風景(91)

2010年03月20日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
ダイヤ改正の話題からちょっと離れて…。

「お役所前の風景」の記念すべき(?)第一回で取り上げた甘木観光バスの「朝倉市役所」のバス停。
先日久々に訪れたところ、「甘木市役所」から「朝倉市役所」にやっと変わっていた(前回の記事が3年以上前なので、変わってからしばらく経っているとは思うけど…)。

左の黄色いバス停は、社会実験として運行されている「市街地巡回バス」のもの。
駅、甘観の起点、西鉄バスの乗り場、大型商業施設、インターチェンジ、病院、市役所、市民センターなどをコンパクトに結んでいて、個人的には合理的なルートにみえるのだが、利用者が少ないとのことで、残念ながら今月末で運行を終了するとのこと。
(つづく)

お役所前の風景(90)

2010年01月10日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
前回前々回の記事を読んでいただいた方には今回取り上げる題材は想像に難くなかったかもしれないが、今月1日に誕生した「糸島市」の分庁のひとつ、「志摩庁舎前」バス停。
かつての志摩町役場である。

この1月から運行を開始したコミュニティバス「庁舎線」の起点となっている。

糸島市コミュニティバス(旧前原市コミュニティバス)は、もともと昭和バスの路線であった区間を走るものが多い。
現在の運行業務も昭和バスの子会社である福岡昭和タクシーが行っていて、現存する昭和バスと重複する区間ではバス停も共用であるなど、昭和バスと実質一体となっている感がある。

このコミバス、白糸線、井原山線、川原線など、運賃が500円を超えるような路線がある一方で、今回新設された「庁舎線」は結構長い距離を走るにも関わらず、運賃は100円の定額制である。
また、九大伊都キャンパスと波多江駅、筑前前原駅などを結ぶ「九大線」の運賃は200円の定額制であるなど、あらゆる運賃体系が混在している。

廃止路線の代替、九大へのアクセス、合併による不便の解消…と、それぞれの路線が走る「背景」が異なるため、このようになってしまったのだろうが、外部の人間から見ると「不公平感」や「わかりにくさ」は否めない。
まあ、今は「過渡期」であり、徐々に修正されていくのかもしれないけど。
(つづく)

お役所前の風景(89)

2010年01月09日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
今月1日に誕生した「糸島市」の分庁のひとつ、「二丈庁舎前」バス停。
かつての二丈町役場である。

新市誕生により、「志摩庁舎~糸島市役所~二丈庁舎」を結ぶコミュニティバス「庁舎線」が運行を開始した。

旧二丈町へは、かつては博多駅からも天神からも渡辺通一丁目からも西新からもバスで直通で行くことができていた。
それが、昭和バスの加布里~深江駅前間の廃止以降、町内にバス自体が走らなくなってしまっていた(「いまり号」「からつ号」のように町内を通り過ぎるバスは除く)のだが、このたび、旧二丈町域にも久々にバス停が復活である。
(つづく)

お役所前の風景(88)

2010年01月08日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
今月1日に誕生した「糸島市」の市役所前のバス停。
バス停自体は、以前取り上げた「前原市役所前」と同じである。

飯塚市福津市のときにも書いたが、ここでも、合併により各庁舎に機能が分散してしまったため、これまでは一か所で済んでいたものが複数の庁舎を回らないといけなくなり、調べものをするのに手間がかかるようになってしまった。
まあ、そんな愚痴を言うよりも、誕生間もない市で仕事ができることを光栄に思うべきなのかもしれないけど。

約3年前にスタートしたこのシリーズも今回でちょうど88回目ということで、縁起も良さそうだ。
(つづく)