(つづき)
平成5年4月1日現在の西鉄宇美営業所からの時刻表である。
ここに出てくる系統を整理すると以下のようになる。
「32番」
・空港通経由博多駅、天神、西公園、那の津4丁目行き
「32-1番」
・博多の森競技場経由博多駅、那の津4丁目行き
「34番」
・障子岳行き ・上障子岳行き
・四王子坂行き ・四王子坂経由日の丸行き
・原田橋行き
・妙見経由天神、西公園、那の津4丁目行き
・新生、妙見経由天神、西公園、那の津4丁目行き
・都市高速経由天神(日銀前)行き
「35番」
・箱崎駅経由天神、西公園、那の津4丁目行き
「36番」
・佐谷経由天神行き
・佐谷、恵山閣経由天神行き
・新原経由天神行き
・新原経由佐谷行き
「37番」
・新原、新生、月隈団地、空港前、空港通経由博多駅行き
「37B番」
・新原、新生、月隈団地、バイパス、空港通経由博多駅行き
「38番」
・月隈団地、榎田町、博多駅経由天神行き
「4番」
・関屋経由西鉄二日市行き
営業所を始発として、現在の宇美町役場入口(当時は「警察入口」)方面に向かう路線の時刻表のようなので、「11番」(南福岡駅~障子岳方面)などの掲載はない。
「34番」の障子岳行きは、障子岳方面に向かったあとそのまま天神方面行きになっていたと思う。
「34番」のところに出てくる「四王子坂経由日の丸行き」は、現在の「37番」の原型であり、おそらく「無番」として運行されていたと思うが、「日の丸行き」というのもなかなかインパクトがある。
「34番」には当時、「新生」を複乗するものがあった(現在の「1番」の橋本駅や「42番」「45番」の福岡女学院のような感じ)。
これまた「34番」のところに出てくる「都市高速経由天神(日銀前)行き」も実際には「無番」であり、亀山経由で都市高速の空港通ランプ→天神北ランプ→天神→蓮池→千代ランプというルートを通っていた。
「35番」は、以前「欠番を訪ねて」で取り上げた。
「36番」も現在と比べると意外に複雑な系統であった。
「恵山閣」とは、現在は宇美ローカル線(空港循環線という呼び方が正しいのかな?)の「5番」が走っている「老人ホーム前」のあたりから、北東方向に山を登った歴史民俗資料館などがあるところである。
「新原経由佐谷行き」は、日曜に一本だけ運行されており、大島原交差点(須恵町役場の南東角)~須恵交差点(須恵橋付近)間の旧県道を通る免許維持路線であった(というふうに記憶しているが間違っているかもしれない)。
「37番」はその後「37-1番」「37-2番」「37-3番」などに分化してゆき、さらにそれが「3番」「4番」「37番」などに変化していった。
「37B番」の経由地に出てくる「バイパス」とは、県立プール前交差点から東平尾公園西側を北上して柏木交差点に至る新道のことであり、「B」とは「バイパス」の略である。
現在もこのルートを走る路線に「39B番」があるが、現在は廃止されている「31A番」「201A番」「204A番」とともに、「都市高速道路を通らないのにアルファベットが付いている」という例外的な存在である。
「4番」(「4-1番」)は、現在は太宰府市役所前までしか運行されていないが、当時は、関屋経由で西鉄二日市まで運行されていた。
「ルートが複雑でわかりにくい」という声は数多くあったようで、宇美地区はこの3年半後、平成8年12月1日に運行系統を大胆に整理する大改正が行われることになる。
(つづく)
平成5年4月1日現在の西鉄宇美営業所からの時刻表である。
ここに出てくる系統を整理すると以下のようになる。
「32番」
・空港通経由博多駅、天神、西公園、那の津4丁目行き
「32-1番」
・博多の森競技場経由博多駅、那の津4丁目行き
「34番」
・障子岳行き ・上障子岳行き
・四王子坂行き ・四王子坂経由日の丸行き
・原田橋行き
・妙見経由天神、西公園、那の津4丁目行き
・新生、妙見経由天神、西公園、那の津4丁目行き
・都市高速経由天神(日銀前)行き
「35番」
・箱崎駅経由天神、西公園、那の津4丁目行き
「36番」
・佐谷経由天神行き
・佐谷、恵山閣経由天神行き
・新原経由天神行き
・新原経由佐谷行き
「37番」
・新原、新生、月隈団地、空港前、空港通経由博多駅行き
「37B番」
・新原、新生、月隈団地、バイパス、空港通経由博多駅行き
「38番」
・月隈団地、榎田町、博多駅経由天神行き
「4番」
・関屋経由西鉄二日市行き
営業所を始発として、現在の宇美町役場入口(当時は「警察入口」)方面に向かう路線の時刻表のようなので、「11番」(南福岡駅~障子岳方面)などの掲載はない。
「34番」の障子岳行きは、障子岳方面に向かったあとそのまま天神方面行きになっていたと思う。
「34番」のところに出てくる「四王子坂経由日の丸行き」は、現在の「37番」の原型であり、おそらく「無番」として運行されていたと思うが、「日の丸行き」というのもなかなかインパクトがある。
「34番」には当時、「新生」を複乗するものがあった(現在の「1番」の橋本駅や「42番」「45番」の福岡女学院のような感じ)。
これまた「34番」のところに出てくる「都市高速経由天神(日銀前)行き」も実際には「無番」であり、亀山経由で都市高速の空港通ランプ→天神北ランプ→天神→蓮池→千代ランプというルートを通っていた。
「35番」は、以前「欠番を訪ねて」で取り上げた。
「36番」も現在と比べると意外に複雑な系統であった。
「恵山閣」とは、現在は宇美ローカル線(空港循環線という呼び方が正しいのかな?)の「5番」が走っている「老人ホーム前」のあたりから、北東方向に山を登った歴史民俗資料館などがあるところである。
「新原経由佐谷行き」は、日曜に一本だけ運行されており、大島原交差点(須恵町役場の南東角)~須恵交差点(須恵橋付近)間の旧県道を通る免許維持路線であった(というふうに記憶しているが間違っているかもしれない)。
「37番」はその後「37-1番」「37-2番」「37-3番」などに分化してゆき、さらにそれが「3番」「4番」「37番」などに変化していった。
「37B番」の経由地に出てくる「バイパス」とは、県立プール前交差点から東平尾公園西側を北上して柏木交差点に至る新道のことであり、「B」とは「バイパス」の略である。
現在もこのルートを走る路線に「39B番」があるが、現在は廃止されている「31A番」「201A番」「204A番」とともに、「都市高速道路を通らないのにアルファベットが付いている」という例外的な存在である。
「4番」(「4-1番」)は、現在は太宰府市役所前までしか運行されていないが、当時は、関屋経由で西鉄二日市まで運行されていた。
「ルートが複雑でわかりにくい」という声は数多くあったようで、宇美地区はこの3年半後、平成8年12月1日に運行系統を大胆に整理する大改正が行われることになる。
(つづく)
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