INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

趣に赴く(36)

2010年11月17日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
福岡市博多区の「東光寺」バス停。
鮟鱇」「谷山」「弥永西小入口」などと同じ“大きな木の下のバス停”である。

「東光寺」バス停が立つ道路は、幅員は狭いものの県道(東光寺竹下春吉線)であり、筑紫通り、きよみ通り、竹下通り等の整備が行われる前は重要な道路であったということがうかがえる(現在でも、交通量は結構多いですが)。

かつてここは「63番」のルートであり、天神方面、博多駅方面どちらにも出ることができた。
「63番」の大多数がこの地区にやってこないようになった後も、一週間に一本だけ「免許維持路線」が走っていたが、それも昨年廃止となっている
また、30年以上前は「45番」もここを通っていたと思うのだが、時が経つにつれ段階的に「筑紫通り」に乗せ換えられ、現在の「45番」は、瑞穂交差点~那珂小学校前交差点の全区間で「筑紫通り」を運行している。
なお、「45番」は、かつては博多駅から先は、天神ではなく、石城町、香椎経由で和白まで運行されていたそうであり、「29番」の前身でもあるようだ。

現在ここには、「17番」の扇町系統(博多駅方面に向かうものは「沖学園前→東光寺→」、博多駅方面から来るものは「扇町←東光寺←沖学園前←」、~扇町~山王一丁目~博多駅渡辺通一丁目薬院大通六本松荒江四角~飯倉早良営業所)が停車する。
ここ「東光寺」を含む区間は一方通行の「循環」運行を行っており、「赤坂海岸地区」の運行形態にも少し似ている(先日の路線図の「末広二丁目」を「扇町」に、「延命寺臨海公園前」を「沖学園前」に、「赤坂海岸第四」を「東光寺」に、それぞれ置き換えていただければよいのだが、終点が「東光寺」ではなく「扇町」であるという点で、全く同じという訳ではない)。

博多駅地区への交通手段という点でみれば、ここにやってくるのが「17番」でなければならない必然性は高くなく、「16番」「68番」など他の路線でもよさそうだが、もともと「17番」には「山王一丁目行き」があったことから、そこから少し先まで足を延ばすことに対するハードルが他の路線よりも低かったということだろうか。
ただ、少し前までは一時間に一本程度あった運行本数が、現在は一日三本にまで減っており一方通行運行で、往路・復路ともに同じ停留所に停車するため、時刻表上はその2倍の6本)、「廃止」に対するハードルも極限まで低くなっている。
(つづく)


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2 コメント

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Unknown (ちくしの疾風)
2010-11-17 20:36:06
それに似たようなところは吉塚新川や臨保館といったところがありましたがましてや博多駅といった巨大ターミナルの近くにこのような免許意地路線的なバス停があるのが信じられない気がします。。かくいう合同庁舎前は29Nが通るようになって辛うじて救済されたという感じはありますがドーム直行バスやももち方面のバスも駅東ランプ経由にしてもよさそうな気がしますね。。
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Unknown (soramame)
2010-11-22 12:17:32
ちくしの疾風さん、こんにちは。

>博多駅といった巨大ターミナルの近くにこのような免許意地路線的なバス停があるのが信じられない気がします。。

免許維持路線というものは、その成り立ちを考えると、都心部にも結構多く現れるものだと思います。
郊外にある免許維持路線はある意味「目立つ」だけであり、都心に少なくて郊外に多いということはないのではないでしょうか。

>かくいう合同庁舎前は29Nが通るようになって辛うじて救済されたという感じはありますがドーム直行バスやももち方面のバスも駅東ランプ経由にしてもよさそうな気がしますね。。

29Nもその後減っていますし、百道浜方面についてももともと駅東ランプ経由だったものが実質取りやめになったという経緯がありますからどうでしょうかね。
駅東ランプは結構渋滞が激しく、かつ、博多駅の筑紫口と博多口の「格差」の拡大傾向を考えると、今後は不透明のような気もします。
まあ、うまく「住み分け」が図られることが理想的なのでしょうけど。
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