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お役所前の風景(86)

2009年11月21日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡県那珂川町の役場前のバス停。

従来は、役場から少し離れた国道385号上の西鉄の「西隈・役場入口」バス停が役場の最寄り停留所であったが、今年の10月からコミュニティバス「かわせみ」が運行を開始し(実際は「コミュニティバス」という用語は使われておらず「循環バス」となっている)、役場の玄関前にバス停ができた。

なお、ずっと前に役場の真ん前を通る西鉄の路線もあったが(「62番」の上梶原~那珂川町役場前~後野現人橋道善~那珂川営業所)、私がその存在を認識した時点で既に一日一本の実質免許維持路線であり、一日二本以上通っていたことがあったのかは知らない。

この場所には年間何十回と訪れているのだが、やはりバス停があると印象も少し違う。
(つづく)

お役所前の風景(84)

2009年11月06日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡市中央区の「市役所北口・アクロス福岡前」バス停。

明治通り東行きのバス停は、水鏡天満宮の真ん前にあり、この水鏡天満宮が天神の名の由来であることから、ここは「天神」発祥の地といえる。

「市役所北口・アクロス福岡前」は、現在の名称になる前は単に「市役所北口」、さらにその前は「県庁前」であった。
現在のアクロス福岡の場所に福岡県庁があったためである(県庁は、1981年に東公園に移転)。
その当時は、昭和通り上の現在の「天神四丁目」は「県庁通り」、国体道路上の「春吉」は「県庁裏」だった。
なお、「県庁通り」と「天神四丁目」の間には、「歴史資料館前」という名称だった時期もある。

福岡市役所は、このバス停だけでなく「天神福ビル前」「天神大和証券前」「天神コア前」「天神バスセンター博多大丸前」「天神一丁目」…など、多くのバス停から近く、とても利便性の高い位置にある。
「福岡市の場合、一般の窓口業務は主に各区役所で行われているため、市役所が天神の一等地にあり続ける意味があるのだろうか、とたまに思ったりもする」と、以前書いたことがあるが、「こども病院をアイランドシティに移転して問題ない」と言うのであれば、「福岡市役所をアイランドシティに移しても問題ない」のでは?という気もする。
まあ、私自身は市役所が市の中心部にあることの便益を享受している身ではあるのだけど…。

東行きのバス停には、市内各地からやってきた「博多駅行き」が平日計383本と、数多く停車する(100円循環バスを除いた本数)。
以前は、ここから同じルートを通って博多駅に行く便であっても、「1番」「3番」「12番」「13番」56番」「57番」…と、数多くの行先番号が付いていたが、今年の春以降、市内どこからやってきたバスであっても、「天神→明治通り→博多駅」の間(厳密には天神より少し前から)は全て「3番」に統一されるようになったため(100円循環バスを除く)、ここ「市役所北口・アクロス福岡前」には物凄い数の「3番」がやってくる。
でもバス停の行先案内の部分は、「博多駅行き」の行先番号の数が減ったことで「博多駅行き」が占める「横幅」が狭くなり、他の相対的に少ない便数の路線たちの中に埋もれて、本数の割には目立たなくなってしまった感じである。
(つづく)

お役所前の風景(83)

2009年09月17日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
東京都千代田区の「霞ケ関」バス停。
これまでたくさん取り上げてきた「お役所前」の中で最高峰(?)である。

「霞ケ関」はお役所関係、「永田町」は国会、「兜町」は株式関係、「桜田門」は警察…など、東京の地名が「代名詞」となっている例は多いが、福岡でもそういうのってありますかね?
(つづく)

お役所前の風景(82)

2009年09月10日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
熊本県の「八代市鏡支所前」バス停。

鮟鱇」と同じ道路上にあり、「会社前」「文政廻し」からも近い。

平成の大合併」により、市役所町役場関係のバス停名はかなり変わった。
浮羽役場前」のように、忘れられている場所もあるけど…。
(つづく)

お役所前の風景(81)

2009年07月10日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡県北九州市の「小倉南区役所前」のバス停。
北九州地区では、西鉄のかつてのロゴマークを目にする機会が福岡地区に比べて多い。

ここを通る「12番」は、若園~重住~城野の住宅地においてかなり狭い道を走る。
狭路の区間には曲がり角やカーブも多く、生活感があってなかなか乗り応えのある路線である。
西側の広い新道に乗せ換え…ということにはならずに、いつまでも現在の経路を走ってほしいものである。

もうひとつ、ここを通る「4番」は、以前は、「小倉南区役所~三萩野~黒崎」というルートを走っていたが、現在は黒崎までは行かずに八幡駅(一部は上到津まで)までの運行となっている。
私が一時期小倉に住んでいた頃は一時間あたり2本くらいは走っていたと思うのだが、現在は平日4本、土曜3本、日曜0本と、大幅に減ってしまっている。
「4番」を福岡地区に置き換えるなら、「大橋駅~渡辺通一丁目~六本松~西新」のようなイメージだろうか。
このような「すき間」を狙う路線というのも結構有用だと思うのだが、あまり需要がないのかな…?
(つづく)

お役所前の風景(80)

2009年06月28日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
太宰府市役所の敷地内にあるバス停。

こちらには、「マミーズまほろば号」という、西鉄のサイトにも、太宰府市のサイトの「まほろば号」のページにも出てこない、謎の(?)バスが停車する。
いつの日か「まほろば号」に昇格する日は来るのだろうか。

実は太宰府市内には、「サニーまほろば号」とか「マルキョウまほろば号」とか、いろんな「まほろば号」があったりするのかな??
(つづく)

お役所前の風景(79)

2009年06月27日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡県太宰府市の市役所前のバス停。

現在ここは、「4-1番」の終点となっており、「西鉄バス」という単位でみると「狭義の終点」である。
でも、太宰府市内にはコミュニティバス「まほろば号」が縦横に走っているため、この場所が「終点」という感じはあまりしない。

春日市、太宰府市などでは、「なるべくバス空白地帯を作らないように」という観点でコミュニティバスの路線が設定されているように見える。
それが可能なのも、市域が広すぎず、人口密度も高いからといえるだろう。

仮に、福岡市東区が市の中のひとつの区ではなく、独立した「市」だったとしたら、現在バスが走っていないエリアにも、もっときめ細かにバス路線が通っていたかもしれない。
そう考えると、自治体の「規模」というのは、「大きければいい」というものでもないと言えるのかも(もちろん、コミュニティバスを走らせるだけの財政基盤を持つという意味では「規模」は必要なのだけど)。
(つづく)

お役所前の風景(77)

2009年04月06日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡県筑紫野市の市役所前のバス停。
「3番」の2系統のうち、循環線のみが停車する。

一方向のみの循環、かつ、ここは終点のひとつ手前のバス停なので、ここから行けるバス停は「西鉄二日市」ただ一箇所であり、「no alternative」である…。
(つづく)

お役所前の風景(76)

2009年03月13日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
「大野城(おおのじょう)市役所前」のバス停。
西鉄とコミュニティバス「まどか号」のバス停が並んで建っている。

かつては下大利地区の「21番」の一部がここを終点としていたが、現在はひとつ先の「大野城サティ」まで延長されている。
またかつては、現在「二日市~朝倉街道~甘木~杷木」を走っている「40番」も、このバス停前の道路(県道福岡日田線、旧国道3号)を通って、博多駅、天神方面に向かっていた。
「40番」が二日市までの運行となった際、その代替として、現在の「41番」の一部が朝倉街道まで延長されたが、それもすぐに廃止となった。
この廃止により、太宰府市の水城・国分地区が「バス空白地帯」となったことで、コミュニティバス「まほろば号」の出現へとつながっていく訳だが、もし仮に「41番 朝倉街道行き」が細々とでも運行を継続していたとしたら、こういった展開にはならなかった可能性もある。
今から振り返ってみると、「41番 朝倉街道行き」の廃止が、その後の県内のコミュニティバス発展に与えた影響は実に大きかったと言えるかもしれない。

話は変わって、市役所前の西鉄のバス停の英字表記は「OHNOJYO CITY OFFICE」となっている。

「OHNOJYO」という表記に違和感があったので、公式にはどういう表記なのかを調べてみたところ、公式には「ONOJO」が用いられている。

県内の他の自治体の正式な英字表記を調べてみると、
 北九州市(きたきゅうしゅう) …KITAKYUSHU
 中央区(ちゅうおう) …CHUO
 城南区(じょうなん) …JONAN
 大川市(おおかわ) …OKAWA
 大牟田市(おおむた) …OMUTA
 大木町(おおき) …OKI
 大任町(おおとう) …OTO
 築上町(ちくじょう) …CHIKUJO
 上毛町(こうげ) …KOGE
となっている。

カナをそのままローマ字にしたときに、
 「~UU」となるときの2文字目の「U」
 「~OU」となるときの2文字目の「U」
 「~OO」となるときの2文字目の「O」
については、いずれも省略することになっているようだ。

一方で、飯塚市(いいづか)は「IIZUKA」であり、「~II」となるときの2文字目の「I」は省略しないようだ。

考えてみれば「東京」を「TOUKYOU」と書いたらやはりヘンなので、上記のような決まりはある意味合理的なのかもしれない。
23番」の「大蔵(おおぞう)」行きが、幕式の行先表示で「OZO」と表示されているのを見て「違和感がある」と書いたことがあるが、実は「正しい」表示だったということになる(おそらく製作者はそこまで意識してなさそうだが)。

でも大任が「OTO」、大木が「OKI」…など、文字数が少なくなるにつれ、「違和感」が増してくる気がする。
もし大町(おお・まち)という自治体があったとすると、「O TOWN」となる訳で、それはちょっとかわいそうだ。
「大野城市」の「ONOJO」についても、単純に読むと「おのじょ」だし、もし仮に「王野助尾市」(おうのじょおし)という市があったとしても、「ONOJO」が使われることになる…。
まあ、仮定の話をしてもしょうがないのだけど。

私もたまに、小倉北区の「到津」が、「いとうず」か「いとおず」か「いとおづ」か「いとうづ」かわからなくなるときがある。

日本語は難しい(こんな結論でいいのか?)。
(つづく)

お役所前の風景(75)

2009年02月28日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
熊本県の宇土市役所前のバス停。
宇土半島の先端、天草五橋の入口である三角(みすみ)と宇土駅を結ぶバスが停車する。

「市役所前」という名前は付いているものの、スーパーの真ん前にあり、実際は次のバス停「宇土三丁目」のほうが役所の建物には近そうである。

一つ前のバス停は「踏切」となっている。
かなり抽象的な名前である。

福岡には「八田踏切」(福岡市東区)、「岩鼻踏切」(直方市)、それに「井尻駅(踏切)」(福岡市南区)など、「踏切」の付いたバス停はあるが、地名をはずして大胆に「踏切」とすることには踏み切れなかったようである。

抽象的なバス停名の「親しみやすさ」「心地よさ」については、以前「教会前」を取り上げたときに書いたことがある。
福岡では、「中学校前」が「多々良中学校前」に、「病院下」が「福岡病院下」に…など、抽象名称は減少していく傾向にある。
しかし一方で、「三又路」(北九州市小倉北区)、「四ツ角」(北九州市八幡西区)、「役場西」(岡垣町)など、今も健在のものもある。

考えてみれば、全停留所の中から「検索」して行先や時刻を調べることができるようになったのはここ十年くらいの話であり、そういうことを考えなければ、抽象的な名称でも何の問題もないのかもしれない。

なお、西鉄で、「~三又路(さんさろ)」と付くバス停には、この字のほかに「~三叉路」の場合がある。
同様に「四ツ角(よつかど)」も、これ以外に「四角」「四ッ角」という表記方法がある。
西鉄のサイトの時刻検索において、【ひらがな推奨】となっているのは、このような例があるためと思われる。
(つづく)

お役所前の風景(74)

2009年02月15日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
佐賀市にある「県庁舎」のバス停。

「県庁舎」とは別に、「県庁前」というバス停もある。
「県庁舎」といっても敷地内や庁舎内に乗り入れる訳ではないのだが、「県庁前」よりは県庁の建物に近い場所に位置する。

「舎」と「前」の使い分けにより、このへんの微妙な距離感を表現している感じである。
(つづく)

お役所前の風景(73)

2009年02月09日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
糟屋郡志免町の役場前のバス停。

写真は、以前取り上げた「桜ケ丘第四~役場線」が停車する敷地内のバス停ではなく、県道上のバス停である。

英字表記は「SHIME TOWN OFFICE」となっている。

「SHIME」は「SHINE」(シャイン)みたいでちょっとかっこいい。

ちなみに、「72番」の終点である糟屋郡久山町「猪野」の英字表記「INO」は、どこかの国際機関の略称のようだとずっと前に書いたことがあったが、行先表示がLEDに変わってからは、「INO」の表示はされなくなり、ちょっと寂しい。
(つづく)

お役所前の風景(72)

2009年01月28日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡県北九州市の市役所前のバス停。

英字表記は「KITAKYUSHU CITY OFFICE」となっている。

新型バスシェルターでは、「意味」よりも「読み」を重視する方針でいくのかと思っていたが、早くもダブルスタンダードとなっている。
「TENJIN CENTRAL POST OFFICE」を「TENJIN CHUO YUBINKYOKU-MAE」に貼り替えていたのはいったいなんだったんだろうか。

せっかく新たなバス停を設置するのなら「ちゃんと」やってほしい…。
(つづく)