ふれあいの森自然学校 活動報告

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NPO法人生活学校学びの杜委託 横蔵寺~華厳寺ハイキング PART1 2020年10月18日(日)

2020-11-07 09:28:29 | 出前講座&特別講座

NPO法人「生活楽校学びの杜」より委託を受け、西美濃三十三霊場第一番札所の横蔵寺から西国三十三所観音霊場の最後の札所である華厳寺までの東海自然歩道のハイキングです。天気も良く紅葉には少し早い時期でしたが、行程5時間半のロングハイキングにも係わらず楽しい一日となりました。

横蔵寺より稜線に出るまでに「チャート」が大きく露出して、岩の成り立ちを聞き入る参加者のみなさん。

「チャート」は生物の死骸からできた岩石です。主に、放散虫という太古の生物の死骸が堆積したもので、長い年月をかけて岩石となり、地殻変動によって地上に露出し山塊となったものです。金華山や百百ヶ峰も同じ「チャート」なのです。

旧横蔵寺跡。こんな山の奥深いところにお寺があったのですね!

当時の横蔵寺は延暦20年(801)、伝教大師が開山し、本堂、講堂、政所、鐘楼など七堂伽藍がありましたが、戦国時代の兵火で焼失し、その後、江戸時代に山の麓の現在地へ移ったという歴史を持っています。

「ヒノキ」の葉は「サワラ」とよく似ていますが、その違いに熱心に耳を傾ける参加者は・・・

サワラは葉の裏側の紋様(気孔帯)が「H」(Xにも見えますが)に見えるのに、ヒノキの葉は「Y」に見えます。

サワラは「エッチ!さわらないで!」、ヒノキは「卑猥(ヒワイ)なこと言わないで!」と覚えると忘れませんね!

マルバノキとシロモジが稜線上に多く、散在していました。

マルバノキの特徴を聞き入る参加者。マルバノキは、丸みを帯びたハート形の葉をもつ落葉低木で、秋には黄色や赤色と美しい紅葉を見せてくれます。

東海自然歩道だけあってかなり整備されていました。

でも、階段を登るのはかなりシンドイですね!

 

今回のハイキングの最高峰の妙法ヶ岳山頂(667m)にて

横蔵寺から4時間の道のりでしたが、登頂は笑顔が溢れましたね!まだ下りで1時間半ほどありますが・・・取り敢えず、お疲れ様でした。

 

コメント
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