ふれあいの森自然学校 活動報告

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6月3日(土)森のようちえん指導者研修 in ふれあいの森

2017-06-06 10:10:44 | 森のようちえん

森のようちえん指導者の先生向け研修会を年に1回行っています。危険な場所や生き物を中心に、今見られる生き物も紹介しつつ、子供たちとよく行くコースを回りました。

                          アリを観察


まずは、身近に見られるアリを観察。でもよ~く見るといつも見るアリと何かが違うんです。このアリは「トゲアリ」です。名前の通り、体にとげがあるアリです。他のアリの巣を乗っ取ってしまうんですが、そんな生態にみなさんちょっとびっくりされていました。

                              葉のにおい


かぶれる植物や毒がある植物とそうでない植物には、よく似たものもあります。今回は、ツタとツタウルシ、ミツバとウマノアシガタの違いを観察してもらいました。植物の種類を特定するには、においも手掛かりの1つです。においの代表として、クサギの葉のにおいをかいでもらいました。でも、かぶれる植物のにおいをかぐと鼻が大変なことになるかもしれませんので、ご注意を。

                                                                                     今が盛りです

この時期花と言えばこの樹木の花ですね。ヤマボウシの花が満開でした。花のように見える白い苞が良く目立ちます。真ん中に有るくるっと丸い物体が花です。目立つ苞の上にはコハナグモが訪れる虫を待ち受けています。しかも2頭も・・・良い場所なんでしょうね・・・

                                 鳥の巣はどこだ?


研修の最後に、巣立った後のホオジロの巣を紹介しました。子育て中の巣を見つけても、そっと遠くで見守ってくださいね。

 マムシやスズメバチなど危険な動物も紹介しましたが、むやみやたらと怖がる必要はありません。何もしない人間に襲い掛かってくる動物は、血を吸う蚊やヒルなど、少数です。動物の生態を知ることでうまく付き合っていけるはずです。今日は指導者の先生方への研修でしたが、子供たちにも森の楽しさとともに森でのマナーも伝えていきたいと思います。

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