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ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
このブログをご覧の皆さんも気軽に参加してみましょう!

2017年3月  見つけてみよう!「早春のチョウと花」 in ふれあいの森

2017-03-23 09:24:11 | ふれあいの森

朝から青空で光がいっぱいです。でも昨日の雨のせいか気温が上がらず、寒い寒いと皆さん日なたに集まってみえました。先週はポカポカ陽気だったのに!三寒四温とはよく言ったもので、春は少しずつしか近づいてこないんですね!

 

                         春の妖精!

日陰の山道に入っていくとショウジョウバカマが花盛りでした!お話その1 ショウジョウバカマが性転換??(@_@) ショウジョウバカマを聞き間違えてショウジョバカマ?少女袴??(+o+)卒業式で??お話その2 葉っぱから赤ちゃんが??(?_?)お話その2を楽しみに登り坂も足取り軽く歩いて行けました。

                             ブロッコリー??


 

接骨木と言われるニワトコの木です!やわらかい新葉がグングンのびています。花芽は見事なブロッコリーになっていました。この日は花粉飛散が「非常に多い」の警戒レベルです(;゚Д゚) マスクの方の多さで分かりますよね!

                             出てきてくれました!!

 

テングチョウです!顔の所が天狗の鼻のようになっています。日の光をいっぱい浴びて体をあたためているのでしょうか、翅(はね)を広げてジッとしていてくれました。おかげでゆっくりと観察することができました。この時季に見かけるチョウは 子孫を残せる大人の形態(成体)で冬を越してきました。寒く長い冬の間は物陰でジッと耐えて、気温が少し上がってくると日なたに出てきます。「よくがんばったね!春になったよ!」と声をかけてあげたくなりますね!

 オオイヌノフグリやホトケノザ、ミチタネツケバナ、オランダミミナグサなど早春の花たちは庭や畑に知らないうちに生えてくる雑草といわれる類のものですが、見方が変われば園芸種と同じように可愛くて綺麗に見えてくるものです。参加された方々がこれからは草取りをする時はひとつひとつ確かめて取りたい、足元の草に気を付けて歩きたいと話されていました。


今年で7回目、3・11チャリテイー登山 in ふれあいの森

2017-03-11 21:26:38 | ふれあいの森

                         417.9メートル頂上は?

今年で7回目を迎えました。参加人数32名(義援金のみ2名含む)でした。毎回の事ですがお忙しい中ご参加いただきありがとうございます。今回百々が峰の頂上まで行った事が無い方が数名お見えでしたので出発点の駐車場から頂上を望みました。携帯アンテナが東北方面にそびえています。

ヤマガラがお出迎え

丁度中間地点の三田洞展望地休憩場まで来ました。かわいらしいヤマガラやシジュウガラがこぞってお出迎えしてくれます。運が良いとハギマシコが見えるのですが先頭の数人しか見ることが出来ませんでした。この三田洞展望地で小休止です。

頂上真下の散策道では・・・

ホオジロが目の前に出てきてくれました。もう早い個体は囀りをしている時期ですが出てきてくれたホオジロのオスは未だのようでした。

頂上手前で関方面遠望

頂上手前では藍川橋や岐関大橋・千疋橋などを一望できるポイントが有ります。このポイントから少し左に目をやると遠く御岳も望むこともできます。

12時ジャストに頂上です

頂上展望上から濃尾平野一望です。遠くには名古屋ツインタワーなども望めもやが掛かってなければ伊勢湾に浮かぶタンカーの姿を見る事も出来る素晴らしい場所です。手前のお城をのっけた山が金華山で岐阜城です。この景色を見るとやはり岐阜市で一番高い山だという事が実感できます。

東北に向かって黙とう

毎年の事ですが東北の詩人宮沢賢治の「雨にも負けず」の朗読を聞いてもらってから東北方面に向かって1分間の黙とうです。6年を迎えた未だ復興が進んでいない現状があります。特に原発関連がひどい状況です。忘れもしません【原発さえなければ】の文言を壁に書き残して自らの命を絶った酪農家の言葉が今現在もしっかりと生きている現状です。本当に【原発さえなければ】です。

私たちNPOふれあいの森自然学校の案内人はこの言葉を忘れないようにこれからもできうる限り3・11チャリテイー登山を継続しようと思っています。皆さんも応援よろしくお願いいたします。ご参加いただいた皆様。本当にありがとうございました。


2017年2月22日  「おもしろ顔探し」 in ふれあいの森

2017-02-24 21:36:58 | ふれあいの森

                       「大きな杉の木の下で」

今日のタイトル「おもしろ顔探し」ですがこれからの季節は話題の主役になるこちらからどうぞ。「今が旬です、花粉症」。スギは雄花雌花があり、2月から4月に開花します。花粉症の皆さんには大変な季節ですね。雄花は小さな楕円で枝先に密生させます。スギは風媒花で風に乗って大量の花粉を大空に飛ばします。花粉は数十キロ~時には300キロメートル以上も飛びます。雄花一つに約40万粒の花粉を持ち大きさは約0,001ミリ。雄花1つで岐阜市民の皆様方にもれなく花粉を1個ずつプレゼントできる量です。スギ花粉症はスギの花粉によって生じるアレルギー症状です。都市化により土からコンクリートになり、花粉が吸着分解されにくい地面になりました。地面に落ちた花粉が風に乗って何度も飛散しさらに排ガスや工場排気など光化学スモッグなどの吸着も相まって、アレルギー反応が増幅され花粉症を悪化させています。

                            ナンテン葉痕  「トンボ」

トンボの顔に見えませんか?それとも仮面ライダー?これはナンテンの葉痕です。「難を転じる」ということで縁起の良い木とされ、正月の飾りにも使われます。秋に熟す赤い実は南天のど飴に利用されるのです。

                               「怖いでしょう」


コウモリか鬼の顔か?棘の鋭さが目立ちます、。ニセアカシアです、別名をハリエンジュ。北米原産で明治時代初期に渡来、早期緑化の目的で植えられ公園や街路樹に利用されましたが野生化し在来の植生を乱す外来植物として問題になっています。一方蜜源植物の一つであり養蜂に利用されアカシアのはちみつとして売られていますがアカシア属とは別の仲間です。

 ふれあいの森で冬の季節に見つけた樹木の色々な表情を楽しんでいただけましたでしょうか?皆さんもお近くの木々で楽しんで下さい。おもしろいですよ。


土曜散策会「若葉の輝きを求めて」5月16日(土)in ふれあいの森

2015-05-17 19:10:45 | ふれあいの森
前日17時発表の天気予報では降水確率20%で開催が決定したものの、当日の朝はなんと雨! それでも2名の参加者にお越しいただき、散策会を行うことができました。

小雨の中を

小雨の中、スタート。今回のテーマ「若葉」です。雨に濡れた葉はいつもよりも緑がきれいに見えます。ヒノキ、コシダ、カナメモチ、トベラ、ユリノキ、ウラジロなど、いろいろな葉を観察しました。
                          オトシブミの観察

「オトシブミ」という虫、ご存知ですか? 小さな虫ですが、卵を葉っぱに産みつけ、葉をくるくると巻いてゆき、ゆりかごのようなものをつくります。今、エゴノキには「エゴツルクビオトシブミ」というオトシブミのゆりかごがたくさん見つかります。

                                       アカメガシワ

アカメガシワの新芽は赤色をしています。「赤い芽」は名前の由来となっています。緑の葉の中にある、赤い色はとてもきれいです。

参加者2名、案内人が5名という、なかなか珍しい散策会となりました。ですが、今日参加いただいた方はいろいろなことに興味をお持ちで、たくさんの質問をいただきました。少ない参加者の時の特権かもしれません。

5回目 3・11 チャリテイー登山顛末記 パート1

2015-03-12 19:33:27 | ふれあいの森
降水確率60%

5年目を迎えた3・11チャリテイー登山ですが前日の17時発表177で降水確率60%でした。よって中止ですが、それでも訪ねてくれる方が居るといけないのでメンバーの数人が来てくれました。やはり宮城までわざわざ出かけて惨状を見てこられたご夫婦の方、さらに「中止だとは知っていたけど自分一人でも登って黙とうを捧げようと思っていました」っと仰る方がお見えでした。義援金だけ置いてご夫婦は帰られましたがお一人とメンバーで頂上向けて行進です。

                      雪が凄いです

昨夜来の寒波の影響でかなりの積雪です。思い起こせば3・11の時もこんな状況だったですね。雪が舞い暖を取る術も無く家族の生死も分からず・・・そんな事を考えながらの登頂でした。

                                               高度が上がると

正直ですね、高度を稼ぐ度に雪の量が上がっていきます。駐車場3cm程だったのが頂上近くだと15cm位に積もっていました。雪のお蔭で全ての音が吸収されとても静かな中歩みを進めていきます。普段とはかなり違う静けさです。行きかう人も殆どいません。頂上は私たちで貸切り状態でした。