「大きな杉の木の下で」
今日のタイトル「おもしろ顔探し」ですがこれからの季節は話題の主役になるこちらからどうぞ。「今が旬です、花粉症」。スギは雄花雌花があり、2月から4月に開花します。花粉症の皆さんには大変な季節ですね。雄花は小さな楕円で枝先に密生させます。スギは風媒花で風に乗って大量の花粉を大空に飛ばします。花粉は数十キロ~時には300キロメートル以上も飛びます。雄花一つに約40万粒の花粉を持ち大きさは約0,001ミリ。雄花1つで岐阜市民の皆様方にもれなく花粉を1個ずつプレゼントできる量です。スギ花粉症はスギの花粉によって生じるアレルギー症状です。都市化により土からコンクリートになり、花粉が吸着分解されにくい地面になりました。地面に落ちた花粉が風に乗って何度も飛散しさらに排ガスや工場排気など光化学スモッグなどの吸着も相まって、アレルギー反応が増幅され花粉症を悪化させています。
ナンテン葉痕 「トンボ」
トンボの顔に見えませんか?それとも仮面ライダー?これはナンテンの葉痕です。「難を転じる」ということで縁起の良い木とされ、正月の飾りにも使われます。秋に熟す赤い実は南天のど飴に利用されるのです。
「怖いでしょう」
コウモリか鬼の顔か?棘の鋭さが目立ちます、。ニセアカシアです、別名をハリエンジュ。北米原産で明治時代初期に渡来、早期緑化の目的で植えられ公園や街路樹に利用されましたが野生化し在来の植生を乱す外来植物として問題になっています。一方蜜源植物の一つであり養蜂に利用されアカシアのはちみつとして売られていますがアカシア属とは別の仲間です。
ふれあいの森で冬の季節に見つけた樹木の色々な表情を楽しんでいただけましたでしょうか?皆さんもお近くの木々で楽しんで下さい。おもしろいですよ。
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