ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
このブログをご覧の皆さんも気軽に参加してみましょう!

2024年9月26日(木)椿洞ワクドキ自然散策会

2024-09-30 14:21:41 | 椿洞散策会

テーマ:【秋模様は何で知る?】 木々の葉っぱを良く調べてみよう!

 

秋をテーマにしての散策会、34名の参加がありました。

多人数での案内説明と移動になる為、いつもの山道散策では無く、広場を中心として歩くことを重点にしてみました。

先週までの猛暑で秋の兆しが心配される状況でしたが、植物・昆虫たちは確実に秋に向かって準備中でした。

数日前から朝晩過ごしやすい陽気でしたが、今朝は少し暑さが戻って来たようです。メタセコイアの木陰を選んで歩きます。

 

キジカクシ科 コヤブランの花です。同じ仲間のヒメヤブランとヤブランの見分け方を紹介。

 

芝生広場へ移動。生垣に植栽されているハナゾノツクバネウツギ(アベリア)の紹介と花に集まる昆虫たちを紹介。セセリチョウやホシホウジャクが盛んに吸蜜していました。

 

外来種のマメ科 アレチヌスビトハギです。

紹介している時も「もう付いている!」と参加者から必ず声が上がる、お馴染みのくっつき虫です。在来種のヌスビトハギとの違いを説明しました。

 

健康広場にてツリガネニンジン、アキノタムラソウなどの紹介です。

 

キキョウ科 ツリガネニンジン

 

マメ科 ヤマハギ (英名:Bush clover)確かに丸い三つ葉でクローバーに似ています。

 

ドッグラン横の空き地でクサギ、センニンソウ、アオツヅラフジなどの紹介です。

 

ツリフネソウ科 ツリフネソウです。実が開く際に、ねじれの力を一気に開放して遠くに種を飛ばすことを紹介しました。

 

カイコガ科 クワコです。

今朝、クワの木に居るのを確認していましたが、そのクワコが見当たりませんでした。一番紹介したかったのに残念です!日中に気温が上がり暑さから逃れて移動した模様です。朝撮った画像だけでも紹介します。

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2024年9月26日(木)春~夏の面白ネイチャーウォーク⑤ 各務野自然遺産の森

2024-09-26 19:17:05 | 面白ネイチャーウォーキング

東ライフデザインセンター講座 「お願い ムシしないで」クモの講座です。

 

まずはクモを簡単に書いてもらいました

知っているようで知らない虫、クモなんです。

昆虫との違いは足の数ですね。昆虫は6本、クモは8本です。さらに頭部・胸部・腹部の3か所に分かれているのが昆虫で、クモは頭胸部・腹部の2か所です。

結構面白い虫を書いてくれた人が有りました。

 

クモは何処にでも居るのです

クモは家の中でも屋外でも地面の中にでも何処にでも居るのです。学びの森建屋の戸板に居るヒラタグモを先ずは観察してもらいました。敷布団と掛け布団を自分で作り、その間に入り込んで受信糸に触る虫が居れば飛び出して捕まえる生活をしています。その受信糸までをも観察できるクモです。

 

秋というには暑い日差しです

普通なら秋風が吹いて快適なはずですが、相変わらず暑いのです。それでも1時間繰り上げての講座ですので若干過ごしやいです。

 

先ずはお馴染み。ジョロウグモから・・・

造網性のクモと網を張らないクモはほぼ半々です。

造網性のクモの代表と言えばこのジョロウグモですね。大きくて網も大型の網です。獲物も自分より大きなツクツクボウシ等も簡単に捕まえています。

この網の中に2mm程の小さな銀色のクモ、イソウロウグモが居るのです。そのクモも見てもらいました。

 

シロカネイソウロウグモ

普段何気なく見過ごしているので、参加者の皆さんは「目から鱗」だったようです。

 

クモでも子供を守るのです

最後に、参加者の皆さんが抱いてみえるクモに関する誤解を解こうと、イオウイロハシリグモが卵嚢を守っている姿を見てもらいました。後1週間もすれば孵化すると思われますが、その後さらに1週間ほどは子供を見守っているのです。まさかクモが子供を見守るとは思ってみえなかった参加者一同びっくりされているようでした。これからクモの巣を見つけてもむやみに取り払わないで下さいね。皆人間の見方なのですから。

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2024年9月11日 百年公園ワンコイン散策会

2024-09-11 19:36:39 | 百年公園散策会

7月の散策会は降水確率が高かったので中止となり、8月はもともとお休みの月。ということで久々の散策会!テーマは「秋、な・い・かも?」 まだまだ暑い日が続きますが、秋は感じられたでしょうか。

 

「お・す・き・な・ふ・く・は」

秋の七草の覚え方の一例です。

お=オミナエシ、す=ススキ、き=キキョウ、な=ナデシコ、ふ=フジバカマ、く=クズ、は=ハギ

自作の切り絵で秋の七草の紹介! そしてクズの花を見てもらいました。

 

「ヤマハギ」

秋の七草の一つ、ハギです。七草の中では唯一、木です。まだ咲き始めたばかりですが、これからどんどん花が咲いてきます。

 

「ススキ」

ススキも秋の七草の一つ。でも花が地味なのでぱっとしませんが、以前は人の生活に役立つ植物として重宝されていました。

 

「ヒヨドリバナ」

秋の七草のフジバカマやオミナエシに雰囲気の似た、ヒヨドリバナ。もさもさとした感じの白い花ですが、よーく見ると小さな花の集まりでできています。

 

「アキノタムラソウ」

「秋」がつく植物として、アキノタムラソウを紹介しました。似ている植物で、ナツノタムラソウ、ハルノタムラソウというのもあります。

 

「緑色のどんぐり」

秋に落ちているものといえば、どんぐり!でも今日見つけたのはまだ熟していない緑色のコナラ。しかも枝と葉っぱもついています。これは職員さんが剪定したもの・・・ではなく、ハイイロチョッキリという虫の仕業なんですよ。

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2024年7月25日(木)ぎふ木育プログラム開発事業のプレゼン

2024-07-26 14:09:15 | その他

岐阜県では、県内の豊かな森林を守り次代につなげていくために、森や木に親しみ、学び、行動する人を育てていく「ぎふ木育」を推進しています。その「ぎふ木育」を展開するための地域プログラムの提案募集がありました。

ふれあいの森自然学校でも案を作り上げて応募しました。そのプレゼンが美濃市で行われ、参加してきました。

 

会場 

プレゼンは雷鳴と同時に始まり、一瞬停電もありました。提案説明が10分間 質疑応答が10分間でした。

 

ギフチョウの本 

ギフチョウ関連の本を資料として提示しました。

 

和紙 

里山とのつながりで和紙でのクラフトを盛り込んでいます。

質疑応答が難しかったですが、無事終えられました。採用されるかどうかは後日の発表となります。持して連絡を待ちたいと思います。

 

和紙の店 

採用された場合、和紙が必要になるので和紙のお店を見てきました。美濃和紙の説明をしてもらえました。

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2024年7月4日(木)春~夏の面白ネイチャーウォーク④ 各務野自然遺産の森  

2024-07-05 09:06:37 | 面白ネイチャーウォーキング

「芽(目)と花(鼻)で楽しむ初夏」

梅雨の晴れ間なんでしょうけれど、これでもか~!!と言わんばかりの猛暑です。最高気温は34.8度でした。湿度も高くて散策会向きの天候ではなかったのですが、ほとんどの方が出席してもらえました。

 

ヤブガラシ 

ヤブガラシの花は「昆虫レストラン」と言われるくらい、たくさんの昆虫が蜜に集まります。アリやハチ、コガネムシなどを見つけられました。緑色のはまだツボミ、開花するとオレンジ色の所に蜜がたっぷり、花びらや雄しべ、雌しべも見えます。けれど、花びらと雄しべはすぐに落ちてしまいます。ピンクに見えてきたら、もう蜜はなくなっているみたいです。

 

イ 

「イ」1文字ですが、一般的にはイグサと言われます。不思議な形をした植物です。「これ、なんか変じゃないですか?」と皆さんにお尋ねしたら、「普通、花はてっぺんにあるのに途中にあるー!」と答えていただきました。確かに!その不思議を紹介しました。

 

チゴザサ 

紫色に群生して雲のように見えているチゴザサです。遠くから見たらそれだけですが、よく見るとブラシのような雌しべと飛び出ている雄しべが見えます。半信半疑で見た方が「オーっ!!」虫メガネを借りて見た方が「アッア~~!!」私も私もと手を出してきた方が「ホオ~~っ!」いろんな声が聞こえてきました。

 

ヤマボウシ 

朝の集合時から「あれは何?」と皆さん気になっていました。見事に真っ白になっているので目立ちまくりです。ヤマボウシの花と苞の紹介をしました。

 

シロオビトリノフンダマシ 

先月この遺産の森でツシマトリノフンダマシが発見されたとのニュースが流れました。ツシマトリノフンダマシは見つけられませんでしたが、仲間のシロオビトリノフンダマシ、オオトリノフンダマシ・トリノフンダマシを見ていただきました。

 

シリブカガシ 

この地域では珍しいシリブカガシです。日本のドングリは22種類あるのですが、唯一秋に花が咲く樹木です。暖かい地域に自生するのですが、なぜか遺産の森にあります。近年の温暖化をきっと喜んでいるのではないかしら?

 

日陰に隠れて 

雲の丘でヒトツバタゴの鈴なりの果実を紹介しました。あまりに暑いので日陰にしか立っていられません。

 

ネジバナ 

雲の丘の広場で「ピンクの花を見つけましょうゲーム」をやりました。日なたなので短時間しかできませんでしたが、皆さん一生懸命に探してもらえました。ニワゼキショウ、アレチハナガサは「これはピンク?」と自信なさげ!「あったー!ピンク!!」と声が出たのはネジバナです。広い広場で当たりくじの確率ぐらいで咲いています。草がいっぱい生えているので遠くからは見つけられないんです。あちこちで「ここにもあるー!」と楽しめました。春に食べたノカンゾウの花が咲いていて、「これ食べたねー!」と覚えていてもらえました。

 

暑さの中、水分補給の時間を多めに取りました。皆さん元気に帰ってこられてホントによかったです。次回は9月26日です。酷暑を乗り切って、またお会いしましょう!

 

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