ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
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2025年2月9日(日)学びの森案内人養成講座その4

2025-02-09 17:04:05 | 案内人養成講座

タイトル「薬草探し」

 

数日前から大雪です。でも各務原市は積雪が少なかったようです!

残雪の中、足元に注意しながら森の中を歩きました。

薬草探しですが、まずは毒となるものから始めました。

 

スイセンの株の所にスーパーで買ってきたニラを並べて置いてみました!

毎年スイセンとニラの誤食中毒が起こります。

本当に似ているのか、目の当たりに見てみることにしました。

「えっ?本当にそっくり!」「こりゃ、間違えるわー!」

これから案内人になる皆さんにはちゃんと区別できるようになっておいてほしいですよね!

「やっぱ、匂いですよね~!!」

匂ってみるのがが一番確実!ニラの匂いは強いですから。

でも、混ざっちゃっていたら分からない。ニラとスイセンは一緒に植えないことが最大防御策!

 

そして、スイセンは地面を掘ると丸い球根(鱗茎)があります。

 

ツルドクダミの冬越しの姿です。「何首烏(かしゅう)」という生薬になります。

葉っぱがドクダミに似ていて、ツル状になります。秋にイタドリと間違えるような花が咲きます。

 

ノビルです!これも「薤白(がいはく)」という生薬です!ネギのような強い匂いがあります。

「麦門冬(ばくもんどう)」というジャノヒゲと一緒に紹介しました。

 

雪の中にカキドオシです。「連銭草(れんせんそう)」という生薬です。

葉っぱの爽やかなにおいを楽しんでもらいました。

 

春を待つシデコブシのツボミです。モフモフでつい触ってしまいます。

「辛夷(しんい)」という生薬です。

 

寒い中、皆さん興味津々で話を聞いていただけました。

ニラとノビルの匂いに包まれて歩いたのは初めてでした(笑)

自己判断での服用は危険ですので決してなさらないようお願いします。

来月は受講生の皆さんそれぞれのインプリとなります。がんばってくださいね!!

 

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2025年 1月19日(日)学びの森案内人養成講座 その3

2025-01-20 15:46:25 | 案内人養成講座

タイトル「冬芽観察」

自然観察、冬は「お休み」ではありませんよ!冬ならではの植物の楽しみ方があります。

 

「アカメガシワ」

宇宙人がバンザーイ?皆さんは、何に見えますか?

裸芽には星状毛が密生して葉脈が見えます。

 

「アジサイ」

こちらは宇宙人のすまし顔?葉痕が目に見えませんか?

青い色が美しい裸芽です。

 

「中身です」

ウメの花芽を縦切りにして、中身を見てみました。

雄シベかな?花弁かな?春の準備完了です。

 

「ザイフリボク」

スマートで赤くツヤがあり美しい冬芽です。日本三大美芽の一つなのです。

芽鱗の間から、白い毛が出る特徴があります。

 

「タブノキの冬芽」

常緑広葉樹のタブノキです。中心に赤く美しい芽鱗、鱗片が良く分かります。

こちらは、混芽で蕾と葉がキッチリ折りたたまれていました。

 

「ドウダンツツジ」

冬芽の美しい、頂芽の芽鱗です。鱗片もはっきり見えますね!

三角形の葉痕もかわいいと思います。

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2025年1月16日(木)自然観察さんぽ 各務原市西ライフデザインセンター in 学びの森

2025-01-17 10:51:34 | 各務原講座

「どんぐりを何種類拾えるかな?」

「日本のどんぐりのほとんどがそろっています。」

 

少し前には積雪があり、気温が低くて風の強い日が続いていました。相当寒い日を覚悟したのですが、当日は風もなく陽がさして、参加の方々も安堵しました。

今月はドングリの木を探してもらいます。日本には22種類のドングリの木があるのですが、そのうちの21種類の木を見られます。

 

ネームプレートが付いているので、難なく見つけられるはず!と思いきや、道中は混迷しました(笑)

 

ネームプレートはドングリではない木にもついているので、あーでもない、こーでもないと思案中です。

 

アラカシとシラカシの葉です。並べてみると違いがよく分かります。

 

男性3人が手で枯葉をかき分けて、なんとかしてどんぐりを探し出そうと、頑張ってみえました。皆さん、袋にいっぱいのドングリをお土産に持って帰られましたよ!

 

「ウラジロガシは葉の裏が白いから名前が付きました。」

「あれ?さっきも葉の裏が白い木がありましたよね?」

「シラカシよ!」と即答が返ってきました。覚えてもらえたんですね!

シラカシとウラジロガシの葉の裏の違いをお見せしました。上3枚がシラカシ、一番下がウラジロガシです。ロウ物質があると違いますね!

「じゃあ、燃えるんですか?」と質問がありました。

先日チャッカマンで試してみましたが、火はつきませんでした。

 

アラカシのどんぐりはまだ木にいっぱいいっぱいあきれるほどついています。これが一気に落ちてきたら、どんぐりの雨になりそうです。

 

木の下には大量のどんぐりが落ちていました。「どんぐりで滑って転びそう!」童心にもどって楽しめました。

 

参加の皆さんには「ドングリ博士」になって帰ってくださいね!と最初にお話ししたのですが、どうだったでしょうか?

また、来月笠田広場でお会いしましょう!!

 

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2024年12月12日(木)自然観察さんぽ 各務原市西ライフデザインセンター

2024-12-12 20:42:38 | 各務原講座

タイトル:「誰でも画家になれます」「誰でも簡単に見事な絵になるのです。」

 

落ち葉をはがきに写しとるのです

                  

こんな風に写し取るのですが、先ずは写し取る落ち葉を拾ってこないといけないのです。

 

学びの森

秋真っ盛りの学びの森です。

 

好きな葉を拾いたい放題です

 

これに決~~めた!!

写し取る葉が決まりました!

 

写し取り

上手くいきました!

 

色付け

なかなか思うようにはいきません。それでも画家になった気分??

 

出来上がりをもって・・

良い色合いに写し取ることが出来たようでした。

非常に面白いと言っていただけましたので良かったです。

 

 

 

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2024年11月27日(水)ふれあいの森ワンコイン散策会

2024-11-27 20:08:30 | ふれあいの森散策会

本日のテーマは「冬でも落ちない葉っぱの秘密」

紅葉して落ち葉がきれいな木に目が行きがちですが、いつも葉っぱをつけている木に着目した散策会を企画しました。

 

常緑樹と落葉樹

はじめに、1枚ずつ葉を入れた2つの袋に手を入れて、葉を触ってもらいました。

どちらか一つが常緑樹の葉、もう一つは落葉樹の葉っぱ。感触で区別ができるでしょうか?

常緑樹は寒い冬を乗り越えられるよう、厚みや光沢があるものが多いんです。

 

ヤツデ

寒くなると花を咲かせる植物は減ってしまいますが、このヤツデは11~12月頃に花が咲きます。

葉の形が特徴的ですが、花をじっくり観察したことはありますか?

そんな花のつくりをクイズ形式で紹介させてもらいました。

 

松、いろいろ

松といってもいろいろな種類があります。山の中で紹介する松はアカマツがほとんどだと思いますが、今回はお寺の庭だったので、クロマツ、ゴヨウマツも観察していただけました。

 

ナンテン

「難を転じて福となす」という縁起の良い木です。赤い実が印象的ですね。

 

ナンテン 白い実

一般的にはナンテンの実は赤色ですが、白い実のナンテンもあります。観察したお寺のお庭では、道を隔てて赤色、白色が植栽されていました。赤色と白色がそろって、ますます縁起がよさそうですね。

 

散策

散策の後半では、山道をゆっくり歩いていただきました。道には色とりどりの落ち葉がたくさん落ちていて、目にも楽しい散策会になったかと思います。

ふれあいの森での散策会、次回は2月16日の日曜日に行います。少し先のことになりますが、どうぞお楽しみに!

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