思惟石

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ハンス・ロスリング『ファクトフルネス』

2019-04-23 16:33:55 | 日記
ビル・ゲイツやオバマ元大統領が大絶賛!
とかでも話題の本です。

『FACTFULNESS(ファクトフルネス)
10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

冒頭は世界の事実(ファクト)に関するクイズ。
Q:低所得国に暮らす女子の何割が初等教育を修了する?
A:20% B:40% C:60%
ちなみに私は「B、くらいかな…」と思った。
正解はCでした。おお、そんなにだったか…。
と言った感じで、ちょっと、引きこまれてしまう。

さらに、チンパンジーが無作為に三択から正解を選べば
正答率は33%、というチンパンジーラインがあり、
「チンパンジーに負けた…」と、さらに引きこまれる。

うーん、プレゼンスキルがすごい…。

もちろん、内容もおもしろかったです。

分断本能の話しとかは、わが身を振り返らされた。
「富める者」と「貧しい者」の二極化しがちだけれど、
大抵の人は中間にいる、という認識の改めは
「言われてみりゃそうだ…」というものですが、
それがなかなか認識できないんですよね。

資料や構成などを手伝った息子夫婦との
チーム体制でできた本ということで著者名は三人ですが、
基本はハンス・ロスリングの語りです。

「事実に基づいて世界の見方を広げること」の手法ごとに
ハンス氏の人生経験や失敗エピソードが挿入されていて
読みやすい内容になってます。

ハンス氏はTEDのプレゼン動画も有名らしく、
本の語り口からして、さもありなん。
そちらも観てみようかな。

そこそこの厚みがありますが、
ちょっとずつ読んでも良いし、
気になる章を読んでも良いので
気軽に手に取れる本だと思います。

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