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【読書メモ】2015年11月 ② 二敗一勝

2021-12-08 16:45:24 | 【読書メモ】2015年
<読書メモ 2015年11月 ②>
カッコ内は、2021年現在の補足コメントです。


『ザ・プレイ』アリスン・ブレナン
しょっぱなから、主人公の美人訴求がうざい。
わたし外見には手をかけないの中身で勝負だから、
みたいなことをしつこくアピールするのだけど
そういうタイプで30代後半にもなると
どうしても外見に年齢の影響が出るものではなかろうか。
いいえ私はナチュラルボーン美人です努力しないけど衰えないの!と。
なにそのファンタジー。
それをとりまくハンサム大バーゲン!あっという間に胸キュン展開!
って大丈夫か、ロマンス小説なのか?
読んだことないけどこれがハーレクインってやつなのか。
それともアメリカ文学ってみんなこうなのか。
ミステリーはどこに行った。つらい。楡家の下巻はどこだ。

(すごい言い様だけど、まあ、そういうやつです。
 アメリカっぽいロマンスとサスペンス、美人とシリアルキラー。
 元FBI捜査官で今では売れっ子作家になった女主人公。
 それなりに売れそうなキーワードがてんこもりだ!
 (アメリカではそれなりに売れている作家のようです))


『パズル自由自在 千葉千波の事件日記』高田崇史
あんまりな文章と内容で、つらくてつらくて途中でやめてしまった…。

(日常の謎系で、ロジカルミステリの短編集。
 って、私の好物なはずなんだけど。
 疲れてたのかな…。機会があったら読み直そうかと)


『仇討ち』池波正太郎
二連敗からの、池波正太郎。
落ち着く〜!!
安定感!安心感!これこれ!!(初読だけど)
しかし仇討ちって大変なのですね。
父親が賭け碁で揉めて殺されたせいで、
跡目を継げず旅に出なければいけないって、とんだ迷惑。

(江戸時代の仇討ち制度って、ほんとに理不尽で
 遺族を振り回す迷惑な慣習だったようです。
 「武士だから」の理由だけで仇討ちなどという謎制度に
 人生を翻弄されてしまう人々を描いた短編集。
 もうね、どれを読んでも「理不尽〜!!」ってなるのだけど、
 さすがの池波節で、人生の深みを感じちゃうし、なぜかおもしろいんだな。
 自分だったら絶対イヤだけど笑)

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