思惟石

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【読書メモ】2014年5月 ①

2020-11-16 11:29:52 | 【読書メモ】2014年
<読書メモ 2014年5月 ①>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。


『バーにかかってきた電話』東直己
シリーズ2作目なので俺が30歳。若い!
岡田がかっこいいなあ。
相変わらず俺は特になにかを解決したわけではないけど、
おもしろかった。
最後までいい感じ。

(<ススキノ探偵シリーズ>2作目です。
 第1作が28歳
 刊行ごとにちゃくちゃくと歳を重ねていますが、
 「俺」氏、人間的にはあまり変わらない笑)


『てのひらの闇』藤原伊織
途中まで、「また同じような性格の主人公だよ!」
「おっさんに恋する歳下美人付きだよ!」
と思ったけど、後半の加速感がとても良かった。
最後の数十ページの密度も良かった。

(どの作品もハードボイルドでストイックなおじさんが主人公なので
 「あれ?前作と主人公一緒かな?」と二度見します。
 『テロリストのパラソル』とか『ひまわりの祝祭』とか。
 毎度のことですが、自分の記憶力に不安になりました笑
 大丈夫!別人だけど、キャラはほぼ一緒!記憶は合っている!!
 とはいえ『てのひらの闇』の主人公・堀江おじさんは
 同名同設定で短編でも描かれているし
 『名残り火』という続編も執筆されているので、
 作者としてはお気に入りだったのかもしれません。
 というか、藤原伊織はおもしろいですよ!
 どの作品も文句無しに面白いハードボイルド!
 主人公は二度見レベルで似てるけど…笑)


『東京日記2 ほかに踊りを知らない』川上弘美
こういうウソ日記を書けるようになりたいものです。
本当にステキ。

『東京日記1 卵一個ぶんのお祝い。』の続編。
 不思議日記シリーズというか。
 日常なのにヘンテコでふんわりと甘いような怖いような。
 本当にステキ)

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