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『孤狼の血』柚月裕子

2022-01-26 18:05:51 | 日記
『孤狼の血』柚月裕子

あれ?読んでなかったっけ?
と思って手に取ったら、読んでなかった。
ううむ、ザ・積読。

暴力団係の警察小説。
『仁義なき戦い』の影響を受けているらしく、
骨太で男臭い物語です。

でもおもしろかった!
昭和63年の広島が舞台なのも、わかりやすくて良い。
当時の暴力団同士の抗争とか時代の空気感もそうですが、
そもそも暴力団まがいの警察官という存在が、
令和では描きようがないですし。

なんとなくラストは見えていたので
「ミステリ」とは思わないけれど、
警察小説として、とてもとてもおもしろかったです。

続編はどんな話になるんだろ。
読んでみよう〜。

第69回日本推理作家協会賞受賞作
(他にぴったり来る賞はなかったんだろうか)

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