<読書メモ 2014年9月>
カッコ内は、2021年現在の補足コメントです。
いきなり星をつけ始めた笑
なんとなーく、5段階評価っぽいです。
『放課後はミステリーとともに』東川篤哉
☆☆
ラノベですね。
(もともと10代向けの雑誌に連載されていたようです。
ラノベというのかジュブナイルというのかわからないけど。
私立高校の探偵部が主役の、ライトに読める短編集)
『最終退行』池井戸潤
☆☆☆
銀行員って本当に性根の腐ったのしかいないのかな、
という気持ちになる。
いや、面白いけど。
(ザ☆池井戸潤といった感じの、銀行×大田区が舞台の
土下座が横行しそうな物語です笑
安心して読めるクオリティ!褒めてます!
いろんな事件が勃発しながら
ぐあーっとクライマックスに向かうタイプの長編なので、
一気読み必須です)
『ぬいぐるみ警部の帰還』西澤保彦
☆☆
ラノベ感。
うーん、あまり重いもの書かれてもついていけないけど、
あまり軽すぎるのもなあ。
難しいもんだな〜。
(ここ数ヶ月、西澤保彦を読みすぎて、文句が多くなってきました笑
こちらは、ぬいぐるみマニアのイケメン警部が謎を解く
短編シリーズ。
設定からして、ちょっとライトですよね。
かる〜く読むのにちょうど良いです。半身浴しながらとか)
『光媒の花』道尾秀介
☆☆☆
さらっと読めて楽しめるのだけど、どうにも魅力を感じないんだよなあ。
なんでこんなに賞を獲れるのだろうか。謎。
(仄暗いような、ミステリーというよりはホラーに近いような、
人間の深いところを疼かせるような、連作短編集。
当時は「さらっと読める」と書きましたが、
いま振り返ると、どちらかと言えば重めなテーマだと思う。
それを単純に重いだけにしない技量がある作家さんなのでしょう。
読後感は悪くないです。救いもある感じ。
個人的には、ちょっと、合わないのだけど笑
第23回山本周五郎賞受賞)
『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』西澤保彦
ノンシリーズ短編集。
『蓮華の花』の成功した作家の母親との葛藤
(とも言えないほど静かなものだけど)の心理描写が
リアルだなあと思った。
(あちこちで発表したノンシリーズを集めた短編集。
なので、舞台が日本だったり、アメリカだったり、
雰囲気も幅がありますが、ハズレは入っていない一冊とも言える)
『スナッチ』
☆☆☆
北村薫の『スキップ』を思い出すSFもの。
文章が軽くておもしろかった。
(22歳の主人公が、ハッと気づくと53歳になっていた。
というSF的設定なのですが、その理由が謎の微生物に
体が乗っ取られたからで、
そいつとちょっと仲良くコミュニケーションしちゃうあたり
『スキップ』よりも『寄生獣』を思い出すかも。
何はともあれ、なんとも西澤保彦的トンデモミステリで、
私は好きです)
カッコ内は、2021年現在の補足コメントです。
いきなり星をつけ始めた笑
なんとなーく、5段階評価っぽいです。
『放課後はミステリーとともに』東川篤哉
☆☆
ラノベですね。
(もともと10代向けの雑誌に連載されていたようです。
ラノベというのかジュブナイルというのかわからないけど。
私立高校の探偵部が主役の、ライトに読める短編集)
『最終退行』池井戸潤
☆☆☆
銀行員って本当に性根の腐ったのしかいないのかな、
という気持ちになる。
いや、面白いけど。
(ザ☆池井戸潤といった感じの、銀行×大田区が舞台の
土下座が横行しそうな物語です笑
安心して読めるクオリティ!褒めてます!
いろんな事件が勃発しながら
ぐあーっとクライマックスに向かうタイプの長編なので、
一気読み必須です)
『ぬいぐるみ警部の帰還』西澤保彦
☆☆
ラノベ感。
うーん、あまり重いもの書かれてもついていけないけど、
あまり軽すぎるのもなあ。
難しいもんだな〜。
(ここ数ヶ月、西澤保彦を読みすぎて、文句が多くなってきました笑
こちらは、ぬいぐるみマニアのイケメン警部が謎を解く
短編シリーズ。
設定からして、ちょっとライトですよね。
かる〜く読むのにちょうど良いです。半身浴しながらとか)
『光媒の花』道尾秀介
☆☆☆
さらっと読めて楽しめるのだけど、どうにも魅力を感じないんだよなあ。
なんでこんなに賞を獲れるのだろうか。謎。
(仄暗いような、ミステリーというよりはホラーに近いような、
人間の深いところを疼かせるような、連作短編集。
当時は「さらっと読める」と書きましたが、
いま振り返ると、どちらかと言えば重めなテーマだと思う。
それを単純に重いだけにしない技量がある作家さんなのでしょう。
読後感は悪くないです。救いもある感じ。
個人的には、ちょっと、合わないのだけど笑
第23回山本周五郎賞受賞)
『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』西澤保彦
ノンシリーズ短編集。
『蓮華の花』の成功した作家の母親との葛藤
(とも言えないほど静かなものだけど)の心理描写が
リアルだなあと思った。
(あちこちで発表したノンシリーズを集めた短編集。
なので、舞台が日本だったり、アメリカだったり、
雰囲気も幅がありますが、ハズレは入っていない一冊とも言える)
『スナッチ』
☆☆☆
北村薫の『スキップ』を思い出すSFもの。
文章が軽くておもしろかった。
(22歳の主人公が、ハッと気づくと53歳になっていた。
というSF的設定なのですが、その理由が謎の微生物に
体が乗っ取られたからで、
そいつとちょっと仲良くコミュニケーションしちゃうあたり
『スキップ』よりも『寄生獣』を思い出すかも。
何はともあれ、なんとも西澤保彦的トンデモミステリで、
私は好きです)