10年前、
阪南市市制20周年記念イベントとして、
当時休止していた(以前は「クリスマスコンサート」のプログラムの最後に、「第九」を歌っていました)「第九」の合唱を復活させたコンサートを実施しました。
以来、昨年コロナ感染症拡大で直前に中止するまで、
毎年、実行委員会を立ち上げ、
「市民公募」で合唱団を結成、
「みんなで歌おう♪第九コンサート」を継続してきました。
今年も、7月から実行委員会を開催していました。
コロナ感染症が落ち着かない中、
どんな形なら「継続」できるのかを話し合いながら、
●舞台に上がる人数を限定
●舞台では最低1.5メートルの間隔をあける
ことが検討され、
●それでは、十分「聴かせられる合唱」にはならないのではないか
でも、
●2年続けて歌わないと、「第九コンサート」の継続が難しくなるのではないか
とさまざまに話し合い、
今年は目的を
●「第九」の灯を消さない
と決め、
●「第九練習会」
とすることにしました。
募集人数40名と決めたものの、
ソプラノ、アルト、テノール、バスの割合が偏ってしまったら、
「合唱」にならないかも、
という不安がありましたが、
指導される釜田先生の、
「どんな構成でも大丈夫」
ということばに勇気づけられてフタを開けてみると、
仕組んだようなバランスの参加になっていました。
「思いは通じる」
ということを実感した気持ちです。
当日、
大ホールホワイエは、
「元気?」「久しぶり〜」という会話があちこちで聞かれ、
「同窓会」のような雰囲気でした。
舞台での練習会では、
第九のポイントになる部分を、
何回かに分けて部分練習したあと、
全体を通しての仕上げをしました。
新鋭ピアニストの宮原雄大さんの伴奏で、
合唱がさらにパワフルになりました。
本当に迫力あるピアノで、
歌う気持ちを盛り上げていただき、
2時間弱の練習会でしたが、
気持ちよく歌うことができました。
聴いていた方も、
「どんな感じになるのかと思ったけど、感動したよ」
「やっぱり、第九はいいわ」
など、言ってくださいました。
私自身、
10年前は「年末恒例の第九」くらいの気持ちしかありませんでしたが、
この10年関わり続けて、
たくさんの人が第九に魅了されていく気持ちが理解でき、
「ともに」という思いのこもった曲への愛着が強くなりました。
「協働・共創」を謳う阪南市。
「第九のまち」も、大いにアピールしていけるといいなあと思っています。