~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

20/1/21(火)阪南市の市民活動を思う

2020年01月21日 | まちづくり・市民活動
阪南市に引っ越してきて、この3月末で23年になります。
議員になる以前からも、
「市民協働」ということを何度も聞いてきましたが、
一向に進まないことの要因を考えてきました。

まず、
初めて引っ越してきたときから感じていることは、
①町の市民目線の情報を伝えるミニコミ紙がない
②施設発行の情報紙(イベント情報ではなく、関わっている人が見えるもの)がない
③各市民団体の代表が集まるような会議がない
ことでした。
そして、23年経った今も、
ほぼ変わらない状況で、このことが、
「市民の協働の意識」や「積極的に交流して前に進む気持ち」が育ちにくかった土壌になっていたのではないかと思います。

①②③があると、何が変わるかというと、
●誰がどこで何をしているかが見える(人材)
●市民が困ったり行き詰まったりしたときに、行政だけではない解決場所が探せる
●市民同士が自主的に繋がる
といった「市民力」が高まり、
行政との「協働」への意欲も生まれてくる構図があります。

そういった「市民」への啓発がない中で、
いざ「協働」と言われてもなかなか進まないのは当然です。

私は、18年前にNPOを設立するに当たって、
●自分たちの活動を知らせる情報紙を発行すること(何月何日に何がある、だけではなく、その活動の意義や成果も発信)
●できるだけ他団体も巻き込んだ「実行委員会」にして、広くさまざまな団体と繋がること
に取り組んできました。
それなりの成果はあるものの、
1団体が自分レベルで頑張ったところで、
市民活動全体の底上げには至っていないのが現状です。

個人的にはネットワークにも力を入れてきたつもりですが、
これも町が変わるほどの成果は見られません。

それだけに、6年前にできた「市民活動センター」には、
大きな期待がありました。
オープン前の2年間は、
実際に関わり、夢見ていた事業です。
でも、いざオープンしたら、
夢見ていた市民目線の情報提供や交流とは路線が違い、
違和感を感じ続けてきました。

個人としての「市民」への啓発活動も大切だけれど、
とりあえず、
団体が力をつけ、繋がることに、
もっと力を入れるべきだったと、
言い続け、今も思っています。

4月からの委託事業者についての情報はまだありませんが、
③の、代表者会議、代表者学習会だけでも、
ぜひ事業として継続してほしいと願います。

市民活動が目に見える町の活力になれるかどうかは、
阪南市の市民協働の進展に関わり、
今後の市の賑わいにも関わってくると思っています。