~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

18/6/25(月)学校に行くこと②

2018年06月25日 | 教育
子どもが6人います。
六女は、今年大学3回生、
長女が小学校に入学してから数えると、
もう30年も、
子どもの通う「学校」の保護者をしています。
そして、同じ年数、
我が子だけではない、
子どもたちの「地域の居場所」に関わってきました。

その間、
社会の状況や制度は変わったけれど、
「学校」、特に小中学校は、
子どもたちにとって、
居心地のいい、
行きたい場所になっているのか、
あらためて考えていきたいと思います。

以前、
六女の通う高校の教育講演会で、
貝塚市内の小学校の校長先生が、
「昔、学校には、子どもたちが目を輝かせるモノがたくさんあった。」
「でも、今は、家庭の方がより新しく、子どもたちの興味を引くモノがいっぱいで、学校は子どもたちの興味関心を満たすところではなくなっている」
「だから、教育に、もっとお金をかけてほしい」という話がありました。

たしかに、
私が子どものころは、
図書室には読みたい本があり、
黒板もチョークにも心ときめき、
理科室の実験用具は、見るだけでわくわくしました。

今は、
図書室には魅力ある本や雑誌は少なく、
家にはカラフルなペンで書けるホワイトボードがあり、
理科の実験は時間数が少なくなっているし、道具はインターネットで簡単に手に入れられたりもするのが現実。

最近は、
トイレを洋式に改装したり、
エアコンを設置したりしているけれど、
十分な光熱費が保証されていない中、
どれだけ活用できるのか、
あまり期待できそうにありません。

ただ、
「学校」は、
モノの魅力だけではなく、
同級生やさまざまな活動を通しての縦の関係、
集団の楽しさ、苦しさの体験、
自分とは違う価値観への気づき、
信頼できる先生との出会いなど、
たくさんの魅力がある場所でもあります。

どうすれば、
「学校」が子どもたちにとって、魅力ある場所になりうるのか、
「学校」に行きにくい子にとって、
何ができるのか、
「学校」の立場からと
「支援者」として「居場所」に関わる立場からの
違う目線、でも同じ思いを感じる2冊の本が、
涙が出るほど共感できて、
今、ひとつひとつの文を噛みしめています。