~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

18/6/19(火)学校に行くこと

2018年06月19日 | 教育
もう25年くらい前の話になりますが、
次女が学校から帰るなり、
「今日、学校やめてきた」と言って、
(宣言してきたわけではなく、自分で決めた、ということでしたが)
不登校生活が始まりました。

幼稚園の時にすでに不登園児で、
小学校になってからも、
週のうち、
月曜日は行き渋り、
月曜日渋々行ったら水曜日は休み、
月曜日休んだら木曜日は中休み、
という感じだったので、
いずれ不登校になるかも、という覚悟はできていました。

当時はまだ「登校拒否」ということばが一般的でしたが、
埼玉県に住んでいたので、
子どもに関わる講座や研究会に参加しているなかで、
今はメジャーになった「スクールソーシャルワーカー」のルーツのような存在の、
山下英三郎さんのお話を聞く機会があり、
子どもが自分の命と気持ちを大切にするために「不登校」を選ぶことは、
子ども自身の権利だということを学んでいました。

学校は行かなければならないところ、という価値観は大きく、
私も、
子どもが学校でしか学べないこともたくさんあることは否定しません。
ただ、
「学校に行くこと」が苦しいとき、
「行かないこと」を選ぶことは「あり」だと思っています。

あとは、
「行きたい」「行ってみようかな」と子どもが思ったときに、
学校の中にどう居場所を作れるか、
だと思うのです。

私は、
いつも学校(主に教室)に行きにくいお子さんをお持ちで、
でも学校に行ってほしいと思っている保護者の方には、
●学校(担任ではない)と、状況をきちんと共有すること
●学校の中で、教室以外の居場所があれば、それも共有し、確保してもらうこと
●担任の先生への反発がなければ、担任の先生でもいいが、主に担任の先生との相性の悪さ(担任が悪いとは限らない。相性の悪さはある)があれば、担任の先生以外の先生で、対応できる先生に対応していただくこと

を、伝えています。

保護者はどうしても
「行かせること」
にこだわりすぎますが、
子ども自身が、
学校の中に、
「行きたい」「行ってみようかな」と思える場所、興味ある授業、好きな先生、食べたい献立メニュー、クラブや係の役割などを作っていけるよう、
学校と話し合っていくことが
大切だと思います。

ちなみに、次女は、
小学校5年生のときの担任の先生が、
次女が何に興味があるかを考えてくださり、
理科の実験などのときに
「明日の5時間目おもしろい実験をするから、来てほしい」など、
まめに電話をくださり、
ちょくちょく学校に足を運ぶうちに、
休み休みながらも行けるようになり、
中学2年で阪南市に引っ越してきてからは、
なんと、高校卒業まで、無遅刻無欠席でした。

本人は、自分でちゃんと行こうと決めたから、だいぶがんばったと言っていましたが、
自分を理解し、「ダメな子」と思われていないと信じられる先生との出会いは、大きかったなあと思っています。

さまざまな家庭環境があり、
親の価値観も多種多様な時代ですが、
学校は、
その、さまざまな子たちの居場所であってほしいと願っています。

今、ネットで注文中の本です。
早く読みたいと思っています✨